自動売買ツールとは
バイナリーオプション取引は、一定時間経過後に上がるか下がるかを予測し、勝ったら賭け金が約2倍、負けたら没収されるというシンプルな取引です。
バイナリーオプションには様々な有料ツールが存在していて、
本当に勝てるのか日々プレイヤーの頭を悩ませています。その中に自動売買ツールというものがあるのはご存知でしょうか?
自動売買ツールはバイナリーオプション取引を自動で行ってくれるもので、価格が上がるか下がるか、の注文を予めプログラムされた通り機械的に判断し賭けていきます。
ツールを販売している個人や業者が口を揃えていう自動売買ツールのメリットは、
・自動売買ツールは自動的に取引してくれるので、効率的に稼げる
・自動売買ツールは感情を排除し機械的に取引してくれるため、結果が安定する
・自動売買ツールに使用されているノウハウが検証済み
などを挙げていますが、果たして本当なのでしょうか?
自動売買ツールで稼げないと言われる理由を実例を踏まえて解説していきます。
自動売買ツールが勝てない理由
自動売買ツールがダメな理由①成果を改ざんできる
自動売買ツールで勝つためには、ツールのロジックや手法が正しいことが前提ですが、この手法の正しさを裏付けするバックテストのデータが改ざんされていることが多々あります。
「バックテストの勝率は99.9%」などの謳い文句で販売する業者がほとんどですが、実際はテスト結果をやり直したり、画像の数値を改ざんして、正しいテスト結果のように見せていることが確認されています。
バックテストで過去何十年分のチャートを用いて勝ったとしても、今後の勝敗が保証されているわけではありません。
実際の相場で稼働させた結果を載せている「フォワードテスト」を実施しているか見極める必要があります。
自動売買ツールがダメな理由②手法が不透明
自動売買ツールの取引手法は公開されておらず、どのようなタイミングで取引が行われているか業者側しか知る余地がありません。
「手法が外に出ると自動売買ツールが勝てなくなるから未公開」と言われるかもしれませんが、もし仮に本当に勝てる手法があるのなら、世界中の投資家がこぞって検証し、今頃億万長者ばかりではないでしょうか。
また自動売買ツールにプログラムされている取引は、パターン化されたもので、全ての事象をプログラムに取り入れることは不可能です。
想定外の事態が起こったとしても、過去と同じ手法を取り続け、損失が拡大します。つまり損をしないために、何かあった時には自分で察知し、停止させないといけないため完全な自動化ではありません。
自動売買ツールがダメな理由③登録料目的であるため、返金対応していない
自動売買ツールはクーリングオフや返金の対象にならないことが多いです。
購入後、サポート体制が徐々に弱くなり、連絡が取れなくなって、最終的には返金対応をしてもらえず逃げられる場合がほとんどです。警察や消費者相談センターに相談しても、結局は泣き寝入りをする結果になります。
特にネット上からの繋がりで購入したとすると簡単に逃げられてしまいますので、最初から購入しない方が身のためです。
そもそも論ですが、ツールが取り扱っている手法で勝てるなら販売しません。
勝率も高い結果が出ているなら、その手法を使って100万円を賭けたら、次の瞬間には約200万円になるわけです。
全財産をかければすぐに2倍となって帰ってくるので、自分が億万長者になる前に販売する方がその手法が使えなくなり、かえって損をしてしまいます。
自動売買ツールがダメな理由④違法業者の場合が多い
自動売買ツールを販売している業者は、ホワイトな業者も存在するかもしれませんが、多くは詐欺的な業者が占めています。
というのも、ハイローオーストラリアを始めとした取引所では自動売買ツールの使用が禁止されていることが多く、それを知りながらも販売をしているという事実があるためです。
ハイローオーストラリアでは自動売買ツールを使用していると運営側が判断した場合、強制的に口座を凍結することを明記しています。
口座凍結する条件として、「自動売買ソフトの利用の疑いがあると弊社が判断する場合」と書いてありますが、運営が判断するにはどこで判断するのでしょうか?
それは口座内の資金と勝率です。
勝ち続けている口座をツールを導入しているのではないか、と重点的に監視されます。
つまり自動売買ツールを導入して勝ち続けた場合、運営から目をつけられて口座凍結され、せっかく積み上げた利益も引き出せなくなる可能性が高いということです。
いくら勝てるツールといっても口座凍結前提で販売しているのは問題です。
自動売買ツールで勝っても口座凍結で利益没収され、負け続けるならただ業者に高いお金を払っただけで、どちらにしても損をする未来が待っています。
自動売買ツールの使用が禁止されているにも関わらず、自動売買ツールを販売しようとしている業者は口座凍結ありきで販売しているということになりますので、利用しない方が得策でしょう。
自動売買ツールの種類
では実際の自動取引ツールにはどのような種類があるのでしょうか?自動取引ツールの種類を一つ一つ解説していきます。
タイプ①買い切りの自動売買ツール
ツールとして一回購入して終わるタイプが一般的です。
特徴として、50万など高額であることが挙げられ、クーリングオフ対応をしておらず、売ったらすぐに連絡が取れなくなる業者もいるようです。
タイプ②月額制の自動売買ツール
買い切りのツールに加え、月額費用がかかるサブスクモデルのツールも最近増えてきています。
月額制のモデルを取るのは個人で販売している方が多い印象です。
例えば、ツール代15万円に加え、翌月からは月額3万円がかかるツールなどです。
初期費用がかからないツールであっても、高い月額費用がかかるものがあったり、価格帯は多種多様です。
狙いはわかりませんが、定期収入が目的のお小遣い稼ぎとしてツールを販売しているケースが考えられます。
どちらにせよ、結果の出るものが販売されているか見極める必要があります。
タイプ③AIを使った自動売買ツール
近年のAIブームに乗って、AIを使った自動ツールというスタイルが増えてきていますが、実際にはAIを使ってないツールも少なくありません。
そもそもAIとプログラムの違いが何であるか、などの明確に定義するのも難しいように思いますが、AIは「自分で判断している」、単なるプログラムは「人が作った通りに動く」という違いがあるのではないでしょうか。
もし本当にAI搭載である場合は、「相場に合わせてAIが思案して適切なポイントで勝手に判断して取引できる」ツールであるということになります。
しかし市販されているAIを使ったツールは、通常の自動売買ツール同様「この条件が来たら、この金額分だけ取引する」といったプログラムが組み込まれているだけで、AI搭載とは言わず、単なる自動売買ツールに過ぎない可能性が大いにあります。
タイプ④LINE登録で配布される自動売買ツール
よくある自動売買ツールの営業方法で出てくるのが、LINE登録で配布されるタイプのツールです。
InstagramやTwitterなどのSNSで自動売買の結果を載せて稼いでいる風の投稿を繰り返すアカウントから「ここに登録したら詳細話します!」と案内され、言われるがまま登録した先が公式LINEで自動売買ツールの営業にあったというケースもよく見かけます。
この場合の目的は
・自動売買ツールを買わせる
・無料で自動売買ツールを配布した後、別の商品を売りつける
などが考えられます。
基本情報までLINE登録しないと教えないような業者は、裏を返すと外部へ情報が漏れることを危惧しているということです。
ツールに自信があるなら少しくらい内容を宣伝するはずですし、全く情報がない状態で公式LINEへ登録したら教えます、と営業元が言ってしまうような商品は怪しさが拭えないのではないでしょうか。
自動売買ツールの実例
では実際の自動売買ツールで悪質性が高いものを紹介していきます。
本当にいいものである可能性もなくはないですが、総合的に判断すると危険性が高いため実例として紹介させていただきます。
実例①Zeruch(ゼルク)
谷あきらという方が作ったZeruch(ゼルク)という自動売買ツールが存在しますが、こちらは危険度の高いツール販売業者となっています。
公式販売元であるページに、ハイローオーストラリアのみに対応していると明記されています
が、ハイローオーストラリアは自動売買ツールの使用を禁止しているため、「明らかに口座凍結前提のツールを販売」していることになります。
ツール販売業者が自動売買ツールの使用禁止を知らない訳がないので、非常に悪質と言えるでしょう。
定価は20万円で販売しており、口座凍結になった場合の補償を記載しておらず、責任は取ってくれないようです。
出金できなくなるリスクに常に晒されながらも勝ち続けて20万円分を回収できるか、冷静に考えてみると、かなり危険度は高いかと思います。
実例②AutoMultiTrader
バイナリーオプション専用ツールではなく、FXも対応しているツールです。
一見ホームページが充実しているように見えますが、Zeruch(ゼルク)同様ハイローオーストラリアに対応をしていると記載されています。
こちらも口座凍結についての補償はなく、明記もされていません。
利用者の声をホームページに載せているものの、どれも設定や自動化についての感触が良かったという声のみです。
口座凍結する前提のツールを30万円で販売しているAutoMultiTraderも少々危険すぎるのではないかと思います。
自動売買ツールに関するSNSの声
SNS上でも実際に購入をして騙されたというツイートが目立ちました。
あんまり言いたくないけど
自動売買システム購入して
一切、自動で売買されなくて
相手とも連絡つかなくなって
どうしようもなく
諦めたなう。
いわゆる、騙されたってやつですねwwwwwwwwwww 皆さん、気をつけてね
(@tuji_robatyann 2019,4,13 19:09)
まだ、バイナリーで。 サイン通りで勝てるツールに出会ったこと無いです(笑)
本物って、あるんでしょうか?w
(@RSi081 2019,3,22 17:02 一部抜粋)
騙されないと思っていても、自分が見つけたものは特別なんじゃないかと思ってついつい購入してしまい、最終的に大切な自分のお金を捨ててしまうという結果が多いようです。
もしかしたら本当に良いツールがあるのかもしれませんが、そのツールに出会うまで悪質ツールで損を積み重ねるくらいなら以下のような対策を行うことをオススメします。
自動売買ツールに騙されないために
①自動売買ツールは使わず自分で練習する
まず最初に禁止されている自動売買ツールを使って簡単に稼ぐ、など楽して稼ぐ方法を求めないことが大切です。
自動売買ツールを使う場合、口座凍結によって自分の資金が一切引き出せなくなるリスクを冒しながら、トレードを自動売買ツールに任せつつ、損が増大しそうと思ったら止めたり、設定を変えるなどの自己裁量が必要となります。
同じ自己裁量で取引を行うのなら、ツールの手法が通用しなくなったら負け続けてしまうというリスクを取りながらツールに頼って取引するより、自らの経験に基づいてどんな相場にも対応できる知識と経験を培うために自分で取引した方が長期的にはプラスになるでしょう。
②最初はお金を使わず、デモ取引から慣れていく
最初から稼ごうとすると焦って詐欺に遭ってしまうこともありますので、最初はお金を使わずにデモ取引を行って相場に慣れていく必要があります。
今はネットを調べると取引手法が無料で公開されている時代です。
莫大なお金を勉強やツールへ投資する前に、まず無料の情報を元に勉強してみるのがいいのではないでしょうか。
ハイローオーストラリアなら口座登録無しでデモ取引を無料で体験できます。
無料の情報を用いて無料で実際の相場と同じやり方のできるデモ取引を行い、相場感を掴む。
その後に必要な情報をお金をかけて手に入れるのも遅くはないのではないでしょうか。
③どうしても自動売買ツールを使いたい場合
どうしても自動売買を使って見たいという方は、以下の点に気をつけて選んでみるといいかと思います。
・無料のツールか?有料の場合は高額すぎないか?
・フォワードテストの結果が信頼できるか?
・導入対象のサイトは自動売買ツールを禁止していないか?
サイトの方針としては、口座凍結のリスクがあるツールは使わず、自己裁量の取引を推奨しますので、自己責任の元で判断をお任せします。
バイナリーオプション自動売買ツールまとめ
今回は自動売買ツールが勝てるのか?について実例を踏まえながら解説していきました。
バイナリーオプション自体は勝つことが可能である投資方法ですので、楽して稼ぐという考えは捨てて、一つずつ丁寧に情報を収集して勝利を目指していきましょう。
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