バイナリーオプションでエントリーする際に「どのタイミングでエントリーしようか」と悩んでしまうことはありませんか?
そんな時は最もスタンダードな方法である「00秒エントリー」を使って取引してみるのはいかがでしょうか。
00秒エントリーはテクニカル分析がしやすくなるため、チャートを見て取引したい人にはぴったりの手法です。
本記事では、00秒エントリーのメリットとデメリット、具体的手法を紹介していきます。
00秒エントリーを行うポイントコツや注意点も紹介していますので、バイナリーオプションをこれから勉強していきたい方はぜひご覧ください。
・ 00秒エントリーについて知りたい
・ テクニカル分析を活用して、チャートから値動きで分析したい
・ 効果的なエントリー方法を知りたい
上記のような方向けの記事となっています。
00秒エントリーとは
まず、00秒エントリーについて確認していきましょう。
00秒エントリーとはその名の通り「00秒ぴったりにエントリーする手法」を指します。
ここでの「00秒」とは、次のローソク足ができたタイミングでエントリーするポイントが該当します。
ローソク足ができたタイミングですぐにエントリーするため、「直前のローソク足の終値」または「新しくできたローソク足の始値」で取引することができるのです。
主に30秒から10分までの短期取引を行う際には、スタンダードな取引手法といえますので、
マスターしておいて損は無いエントリー手法といえるでしょう。
ちなみにローソク足については以下をご覧ください。
・ 一定期間の価格の推移を表したもので、陽線と陰線の2種類ある
・ 時間は自分で選択できる(バイナリーオプションでは1分、5分などが選択可能)
・ 陽線の作られ方は以下の通り
(岡三オンライン証券HPより引用)
・陰線の作られ方は以下の通り
(岡三オンライン証券HPより引用)
自分が取引したい時間軸を選べば、その選んだ時間単位を表すローソク足が表示されます。
つまり、
1分を選んだ場合は「ローソク足1本=1分間の値動きを表したもの」
5分を選んだ場合は「ローソク足1本=5分間の値動きを表したもの」
と変化します。
ちなみにローソク足の実体(始値~終値までの範囲)は相場の方向性、ローソク足のヒゲ(上ヒゲ、下ヒゲ)は投資家の心理状況を反映しています。
また全てのインジケーターは、ローソク足の情報を元に相場がどちらに動くのか分析していきます。
つまり0秒エントリーをマスターすることは、インジケーターなどを使う基礎力を培うことに繋がるのです。
00秒エントリーのやり方
00秒エントリーを行う方法は、
自力でタイミングを見てエントリーする方法
インジケーターを使ってエントリーする方法
の2つに分けられます。
自力でエントリーする際には、ハイローオーストラリアなど取引画面が分かりやすいです。
ハイローオーストラリアでは、下に記載されている時間に垂直ラインが重なるタイミングでエントリーすれば0秒で注文することができます。
「判定時刻」=「価格がローソク足が形成されるタイミング」で時刻が表示されているため、時刻が来たタイミングで注文しておけばOKです。
00秒エントリー裏ワザ:インジケーターに頼るのも手
自分で発注せずに、ツールに頼って発注したいという方はMT4のインジケーターを使ってみましょう。
MT4の「RemainingTime_ja」というインジケーターをダウンロードすれば、格段に0秒エントリーがしやすくなります。
このインジケーターは「次のローソク足が確定するまで、あとどれぐらい期間があるか」を表示してくれる便利なツールとなっています。
外部からダウンロードする必要がありますが、ぜひ活用してみてください。
1. RemainingTime_jaの配布サイト(外部サイト)からダウンロードする
2. MT4を起動
3. メニュー上部「ファイル」→「データフォルダを開く」→「MQL4」→「Indicators」の順でクリック
4. 先ほどダウンロードしたRemainingTime_jaのファイルを「Indicators」のフォルダへ移動(ドラッグ&ドロップ)
5. MT4を一度閉じ、再度開く(再起動)
ダウンロードが完了すれば、メニューバーの「挿入」→「インディケータ」→「カスタム」をクリックして、先ほどダウンロードしたインジケーターを導入しましょう。
もしくは、「Indicators」のフォルダからチャート画面へドラッグ&ドロップすればすぐ反映されます。
バイナリーオプションでの00秒エントリーのメリット
00秒エントリーするメリットは「分析がしやすい」「サインツールと相性が良い」などが挙げられます。
00秒エントリーメリット①:分析などがしやすい
00秒エントリーはローソク足の形成タイミングでエントリーしていきます。
価格が今後どのように動いていくか、ローソク足を参考に分析していく「プライスアクション」という分析手法に活かすことができます。
チャート上の、価格の動きを分析していく手法です。
歴史ある手法で、ヨーロッパやアメリカのトレーダーに採用されています。
インジケーターを一切使わずに、ローソク足の価格推移だけで利益を出す「究極のシンプルなトレード手法」といえるでしょう。
もしもローソク足が形成しきっていないタイミングでエントリーしてしまうと、直後に流れが変わるリスクも考えられます。
このように、完全に動きがわかった上でエントリーした方が想定外の損失を減らすことにもつながるのです。
00秒エントリーメリット②:反省・改善がしやすい
また反省やトレードの改善を行う際にも活躍します。
中途半端なタイミングでエントリーしてしまうと、どのタイミングでエントリーしたのかが分かりにくくなってしまいます。
00秒エントリーならローソク足の始値か終値で取引しますので、エントリータイミングが分かりやすくなります。
どのタイミングで取引をしたか確認しやすいため、反省や分析を行って次回の取引に活かすこともできるのです。
検証を行って勝率を高めたい方にはぴったりの手法といえるでしょう。
00秒エントリーメリット③:サインツール等と相性が良い
サインツールとは、エントリーするタイミングを知らせてくれる便利なソフトなどを指します。
ちなみにサインツールは自動売買ではありません。
自動売買のリスクは以下の記事のようなものがあり、初心者が自動売買を使って取引するのはおすすめできません。
サインツールは発注せずにエントリーのタイミングを教えてくれるだけですのでエントリーを自分で行う必要があります。
売買チャンスを逃したくない方は「00秒エントリー × サインツール」で組み合わせてみても面白いかもしれません。
バイナリーオプションでの00秒エントリーのデメリット
反対にデメリットとしては、「エントリータイミングに慣れるまでは難しい」「約定しない可能性もある」などが挙げられます。
00秒エントリーデメリット①:エントリータイミングに慣れるまでは難しい
バイナリーオプションを始めたばかりの頃は、0秒ぴったりにエントリーすることが難しい場合もあります。
操作方法などに慣れてくればすぐにエントリーできるのですが、慣れないうちは業者ごとに異なるサイトの操作方法に気をとられて、タイミング良く発注できない可能性も考えられます。
デモツールを使って、実際に0秒エントリーができるかどうかを予め練習しておくのがおすすめです。
00秒エントリーデメリット②:約定しない可能性もある
「約定拒否」とは、注文を出してもエントリーできずに注文が弾かれてしまう現象を指します。
00秒エントリーでは、この約定拒否が起こってしまう可能性があるのです。
約定拒否が起こる理由としては、チャート分析している人の多くが0秒エントリーを採用しているからです。
途中のタイミングで注文を出すより、ローソク足が確定したタイミングで注文出す人が多くなれば、注文数が多くなり注文を受け付けられない事態が起こります。
もしも約定できないと、取引自体ができずにチャンスを逃してしまうことに繋がります。
約定拒否を避けるコツ
約定拒否を下げるコツとしては、以下の3つが挙げられます。
①ワンクリック注文を活用する
②インジケーターを活用して1秒前に発注を出す
③約定拒否が起こりにくい業者を選ぶ
ポイント①:ワンクリック注文を活用する
ハイローオーストラリアなどでは、ワンクリックで発注できる注文方法を利用できます。
特に00秒トレードを行う際には必須となりますので、なるべくパソコンなどでマウス使って取引するようにしましょう。
1. ハイローオーストラリアへログインする
2. 取引画面を表示させ、「ワンクリック注文」の隣をクリック
3. 「今すぐ購入」が表示されなくなれば設定完了
ちなみにスマートフォン版でも、取引画面の「ワンクリック注文」をクリックするだけで設定できます。
金額の入力とHighかLowの選択だけで発注できるため、1分1秒を争うバイナリーオプションでは重宝する機能ですよ。
ポイント②:インジケーターを活用して1秒前に発注を出す
前述したMT4へ導入するサインツールを活用し、ローソク足確定の1秒前に発注してしまうのも有効です。
00秒になったタイミングでは注文が殺到し、約定しない可能性があります。
つまり、「1秒前にずらすだけで発注を通りやすくする」という回避方法があるのです。
1秒後の場合は00秒で約定しなかったエントリーの処理などでサーバー負荷がかかり、エントリーできない可能性もあるため、1秒前にしておきましょう。
ポイント③:約定拒否が起こりにくい業者を選ぶ
約定拒否が起こりにくい業者を選ぶことも大切です。
バイナリーオプション業者の中でも「ハイローオーストラリア」は約定が早いといわれています。
またこちらの記事では、バイナリーオプションのおすすめ業者のランキング形式で紹介しています。
今使っている業者の約定力に不安がある場合は、他社と比べてみるのはいかがでしょうか。
約定拒否の起こりやすさは数値化できませんが、口コミから判断するのも1つの手です。
口コミに左右されすぎるのも良くありませんが、実際に使っている人の多くが「約定拒否が発生しやすい」という感想を持つ業者は00秒エントリーには向いていません。
バイナリーオプションでの00秒エントリー攻略法
ここでは00秒エントリーのメリットを最大限に生かすため、分析のしやすさを加味して5分取引を採用した攻略法を紹介していきます。
30秒や1分でも使えなくはありませんが、価格が思うように動かなかったり、急激に動きすぎたりする可能性も考えられます。
具体的方法として
STEP1:ローソク足の方向性を確認(プライスアクション)
STEP2:方向性が出ていた場合、同じ方向へ00秒エントリー(順張り)
のような方法です。
・ ローソク足に陽線が多く、上昇している → 「High」エントリー
・ ローソク足に陰線が多く、下落している → 「Low」エントリー
こちらの記事ではプロも使うインジケーターを紹介しています。
エントリーの精度を高めたい方はぜひご覧ください。
00秒エントリーの注意点と避けるタイミング
00秒エントリーを行う際の注意点と避けるタイミングは2点あります。
00秒エントリー注意点その①:強い要素がある場合
他の指標や相場の動きに強く影響を与える要素がある場合は、それに従ったり、取引を控えたりした方が無難です。
・ 上昇していたのに、ロシアのウクライナ侵攻で世界的にリスク回避で下落傾向へ
最近は「ウクライナ侵攻」の発生により、相場はウクライナ情勢に大きく左右されていました。
普段とは異なる動きを見せており、予測が難しくなるため取引は控えておきましょう。
00秒エントリー注意点その②:経済指標発表前後
他にも経済指標発表前後は避けておきましょう。
慣れてくれば経済指標の発表後にうまく利益を載せることもできますが、内容次第では急激に動く相場になる可能性もあるためおすすめできません。
「指標発表前にリスク回避でポジション決済する人が多く、下落しやすい」という特徴を活用
→ 上昇中の逆張りや、結果をある程度予測してエントリーする方法
00秒エントリーよくある質問
では、00秒エントリーについてよくある質問を紹介していきます。
よくある質問①:判定時刻のおすすめはある?
初心者は5分~15分の判定時刻がおすすめです。
テクニカル分析をしっかり行いたいのであれば、1時間や4時間を使うのもおすすめですが、判定時刻が長いと時間がは必要になります。
バイナリーオプションの「短時間で何度も取引して利益を積み上げられる」という強みを活かすのであれば、短期取引に絞ることをおすすめします。
よくある質問②:00秒エントリーは必ず取り入れないといけないの?
そんなことはありません。
あくまでもスタンダードな手法であるだけで、必ず使用すれば良い結果が出る訳ではないのです。
どの手法にも当てはまることですが、「自分に合うか」「検証した結は良いか」などで取り入れるか否かを決定するようにしましょう。
バイナリーオプション00秒エントリーまとめ
今回はバイナリーオプションでの00秒エントリーについて紹介していきました。
00秒エントリーは全てのエントリー戦略の基礎になる手法であり、インジケーターを使って取引したい方にも取り入れやすいテクニックといえるでしょう。
ローソク足が新しくなる瞬間を狙ってエントリーするだけですので、使いやすい点も魅力的です。
これからバイナリーオプションで勝率を上げていきたい方は00秒エントリーを取り入れてみてはいかがでしょうか?