■優良業者と悪質業者
バイナリーオプションのサービスを提供する業者は、「国内業者」「海外業者」の2種類に分けることができますが、同時に「優良業者」「悪質業者」の2種類に分けることもできます。
優良業者を選んで安心・安全なバイナリーオプションを行うために、それぞれの特徴を押さえておきましょう。
○優良業者の特徴
優良業者の大きな特徴は、「サービスが充実していること」であるといえます。 たとえば、バイナリーオプションを始めようかどうか迷っている初心者向けに「登録不要のシミュレーション」などのサービスを提供しているところがあります。実際に口座を作ったり登録したりしなくても、バイナリーオプションの一連の流れを体験できるというコンテンツです。
初心者にも手厚いサービスを提供している優良業者ならではのコンテンツといえるでしょう。
○悪質業者の特徴
・サービスが充実していない
・初心者に不親切
このような業者は、悪質業者である可能性があります。
たとえば、オフィシャルサイトにお金をかけていないような業者は、詐欺を働いてある程度のお金を回収してすぐサイトを閉鎖して逃げる、ということを考えている可能性があるわけです。
■優良業者を選ぶためのポイント
以上のような特徴がある優良業者と悪質業者。 これを踏まえて、優良業者を選ぶために心得ておくべきポイントをまとめてみましょう。
【Point①】金融ライセンスの保有
国内の優良業者はすべて、「金融ライセンス」を保有しています。もし保有していない業者がいるとすれば、それはまず間違いなく悪質業者といえます。
金融ライセンスとは、具体的にいえば「金融庁の監督のもとで営業している」ということを意味します。
金融庁は、文字通り金融関係の一切を取り仕切っている役所です(バイナリーオプションの日本独自の規制を定めた「金融先物取引業協会」も、金融庁の監督下にあります)。
つまり、金融ライセンスを保有しているということは、国にも認められた優良業者であるということです。
逆にライセンスを保有していないということは、金融庁に申し開きができないような悪質な行為を行っていることを意味する、と考えられるわけです。
このような「金融ライセンス」は、海外にもあります。
たとえば、『ハイローオーストラリア』を提供するHighLow Marketsは、政府機関であるASIC(オーストラリア証券投資委員会)によって監督されています。
【Point②】サービスの運営歴
バイナリーオプションは、すでに紹介したように2000年代に入ってから誕生した比較的新しい金融商品であり、現在、世界的に続々と業者が生まれています。
日本では、規制が強化されたこともあって悪質業者は淘汰されていますが、海外の場合はなかなかそういうわけにはいかないようです。
そんな中、安心できる優良業者を見つけるには「運営歴」に注目してみることをおすすめします。
長い期間にわたって運営が続けられている業者は、「当局に睨まれるような行為をしていない=安全な優良業者」といえます。
業者の運営歴については、ネット上で簡単にチェックすることが可能です。
たとえば、日本の業者であるGMOクリック証券株式会社もオーストラリアのHighLow Marketsも、オフィシャルサイト上に「会社概要」のページを設け、それぞれの基本情報を掲載しています。
正式な社名(商号)や所在地などとともに、設立年月日も確認することが可能です。
【Point③】保険の加入
日本では、バイナリーオプションの業者に対して「信託保全の義務」が課せられています。きちんと保険をかけるなどして、業者が倒産した場合も利用者から集めた資金をきちんと返還できるようにしています。
海外でも、信用できる優良業者は保険に加入するなどして利用者の資金を守っています。
たとえば、『ハイローオーストラリア』では、事業用の資金とバイナリーオプションの利用者の口座を完璧に分け、利用者の資金はオーストラリア最大級の銀行「ナショナルオーストラリア銀行」に預けています。
また、『ハイローオーストラリア』を提供するHighLow Marketsはイギリスのロンドンに本拠を置く世界的な保険組合「ロイズ保険組合」に加盟しています。
万が一、HighLow Marketsが倒産の憂き目に遭った場合も、ロイズの賠償責任保険によって、利用者のお金はきちんと返還されることになります。
■まとめ
いかがでしょうか。
ここでは、バイナリーオプションの業者についてまとめてみました。
ポイントは以下の通りです。
・バイナリーオプションの業者は「海外の優良業者」を利用するのがおすすめ。
・ただし、海外業者の中には詐欺行為を働く悪質業者もいる。
・「金融ライセンス」「運営歴」「保険」などに着目して、きちんと優良業者を選ぶ必要がある。
バイナリーオプションを始めるにあたって、ぜひ参考にしてみてください。