バイナリーオプションは、エントリー時より一定時間後に為替相場が上昇しているか下降しているかを予想する為替相場取引になります。
予想が的中した場合、エントリーに使用した投資金が約2倍になり、予想が外れた場合は、エントリーに使用した投資金が損失となります。
国内業者はかなり規制が厳しく資金を増やしにくいのですが、1/2の確率で資金が約2倍になる海外業者の方が人気が高いです。
上か下かを予想するというシンプルな取引ルールなので、為替相場取引を知らない初心者も多く参加しています。
ですが、初心者が何の知識もなく、取引手法もやり方もわからない状態で利益が出せるほど為替相場取引は甘くありません。
為替相場取引には“テクニカル分析”と“ファンダメンタルズ分析”のどちらかを利用する事が必要不可欠です。
そこで今回は初心者でも簡単に出来るやり方や、テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析の解説します。
ファンダメンタルズ分析とは
ファンダメンタルズ分析とは、経済指標発表・株価・景気動向・金融政策・世界情勢などの結果から長期にわたり未来の相場を読む手法になります。
ファンダメンタルズ分析は基本的に長期間ポジションを保持する手法と考えられて、経済に詳しくないと難しい手法になります。
また、長期間の結果となるので、バイナリーオプションには向いていません。
テクニカル分析とは
テクニカル分析とは、”現在の為替相場値動きは、過去の為替相場値動きに酷似する”という理由のもと過去の値動きをチャートに表示して取引を行う手法になります。
テクニカル分析の手法は、1つ2つではなく多く存在します。
テクニカル分析を利用するには、“MT4/MT5”といったインジケーターを表示させる”ツール”が必要不可欠になります。
ツール自体は無料提供している証券会社があるので、無料のものをパソコンにインストールして利用していきましょう。
簡単に説明すると、MT4やMT5をインストールして、過去の値動きや相場の買われすぎ売られすぎをチャートに表示し、未来を予想して取引をするという形になります。
テクニカル分析は世界中の多くの人が利用している信用の置ける取引手法なので、是非利用していきましょう。
今回紹介する、初心者でも簡単に出来るやり方はテクニカル分析を利用した取引手法になります。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、アメリカの投資家“ジョン・ボリンジャー氏”が開発した、“一定期間の相場の触れ幅を統計学の観点から変動範囲を予測しチャートに表示するテクニカル分析の1つ”になります。
世界中の多くのトレーダーが利用している有名なテクニカルチャートです。
ボリンジャーバンドの特徴と見方
ボリンジャーバンドの見方は以下の通りです。
上部に単純移動平均線 + 標準偏差(σ)
下部に単純移動平均線 – 標準偏差(σ)
ボリンジャーバンドはσ(シグマ=標準僅差)の値に対して、相場の値動きがどのように動くのかというのを見て、上昇下降にエントリーしていきます。
ボリンジャーバンドの±2σの範囲内に収まる確率 ⇒ 約95.4%
ボリンジャーバンドの±3σの範囲内に収まる確率 ⇒ 約99.7%
上記確率でバンド内に収束するという統計があります。
±2σのバンド内にチャートが収束する確率が95.4%もあることから、±2σにチャートがタッチしたら、タッチした方向と逆にエントリーをする“逆張り”がよく利用されています。
逆張りは間違いではないのですが、開発者のジョン・ボリンジャーは“順張りで活用する事を推薦しています。”
インジケーターの設定
バイナリーオプションはFXと違い一定期間が業者によって定められていて、30秒~長くて30分と限定されているので、ボリンジャーバンドの設定を変える必要があります。
短く設定されている、限られた取引時間で、予測しエントリーする必要があります。
そこで、今回は下記設定のもと取引を行っていきたいと思います。
期間:10日
僅差:±1σ~±3σまで表示
ボリンジャーバンドはレンジ相場での取引に強いインジケーターになるので、値動きがあまり激しくない日本タイムで取引を行っていきます。
取引条件・取引手法解説
取引通貨:USD/JPY
ペイアウト率:1.90倍
取引金額:1000円
取引回数:10回
取引手法:ボリンジャーバンド順張り
ボリンジャーバンドは、本来94.6%の確率で±2σのバンド内に収束するのですが、強いトレンドが発生した場合、±2σのバンドに沿って上昇または下降し続けます。
この現象を“バンドウォーク”といい、順張りが有効なのでバンドウォークのタイミングで取引を行っていきます。
実際の取引画面
実際の取引をご覧頂けたらと思います。
・1回目~4回目の取引
1回目:勝ち
2回目:負け
3回目:負け
4回目:勝ち
・5回目~10回目の取引
5回目:勝ち
6回目:負け
7回目:負け
8回目:勝ち
9回目:勝ち
10回目:勝ち
利益:+5,400円
損失:-4,000円
損益合計:+1,400円
勝率:60%
取引のやり方
今回紹介させていただき、実際に取引を行ったボリンジャーバンドを利用した取引のポイントを解説します。
・押し目/戻り目
為替相場取引では、押し目と戻り目のタイミングで取引をするのが重要です。
今回トレンド方向に順張りという事でしたが、画像をご覧いただくと直近のチャートが下降トレンドなのがお分かりになるかと思います。
ただし、トレンドと言ってもずっと上昇(下降)しているわけではなく、“上昇下降を繰り返してトレンド方向にチャートが進んでいます。”
上昇トレンドの際に一時的に下降する事を押し目という。
下降トレンドの際に一時的に上昇する事を戻り目という。
押し目/戻り目を意識しないトレーダーはいません。
テクニカル分析をする際に重要になってくるので、必ず押し目/戻り目を意識した取引を行いましょう。
・上位足の確認
海外バイナリーオプションは短い期間での取引になるので、基本的に1分足や5分足で取引を行うかと思います。
ですが、単一足だけを見て取引するのは危険です。
というのも、下位足の集積が上足なので、上位足の方が信頼性が高くなっています。
例えば、1分足をみて下降トレンドだから下降にエントリーしたけど負けてしまった。
その際上位足の15分足を確認してみたら上昇トレンドだった。
上位足を確認して順張りをしないと損失を出す可能性がでかくなるので、必ずエントリー前に上位足の確認を行いましょう。
・MACD・RSI
MACDとRSIはオシレーター系インジケーターの代表的ですね。
MACDとRSIを表示させる事で、相場の“買われすぎ・売られすぎ”や”売買サイン”の判断が可能になります。
またMACDを表示させる事で、ボリンジャーバンドが出している売買サインが騙しサインではなく、正しいサインなのかどうかを確認することが可能です。
上記画像は、先ほども掲載させて頂いた1回目~4回目の取引画面です。
黄色い範囲が取引を行っていた時間帯になり、チャートが下降しているのが分かるかと思います。
注目して頂きたいのはMACDです。
MACD(白色)がシグナル線(赤色)を上から下に突き抜けています。
これは“デッドクロス”といって、チャートが下降する売買サインになります。
ボリンジャーバンドだけではなく、MACDも表示して売買サインの信憑性を上げて取引をするのがいいでしょう。
最後に
ここまでご覧頂き誠にありがとう御座います。
今回は初心者でも簡単に出来るバイナリーオプションのやり方のご紹介となりました。
バイナリーオプションはテクニカル分析が有効です。
テクニカル分析と聞くと難しく考えてしまう初心者の人が多いかと思いますが、蓋を開けてみるとやる事は単純です。
今回ご紹介したボリンジャーバンドでの取引は、多くのトレーダーが利用していて信憑性の高いテクニカル分析のやり方になります。
現在利用しているやり方で勝てていない人は、ボリンジャーバンドで取引をしてみるのはいかがでしょうか。
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