フィボナッチ・リトレースメントは為替相場取引を行っているトレーダーの大多数が知っている、もしくは利用しているテクニカル分析の1つになります。
バイナリーオプションは一定時間後に為替チャートが上昇しているか下降しているかを予想する、シンプルな取引ルールなので、為替相場取引の初心者が多く参加しています。
初心者はバイナリーオプションでギャンブルトレードやサインツールに頼りがちで、勝率が安定しないと思うので、初心者でもわかりやすくフィボナッチ・リトレースメントについて説明します。
また、実際に取引を行っていくので参考にして取引をしてみてください。
テクニカル分析とは
そもそもテクニカル分析とは、MT4といったツールのチャート画面に、過去の値動きや買われ過ぎ売られ過ぎなどを表示して、未来を予想し取引を行うトレーダ補助の事を指します。
このようなチャートの画面を目にした事があるかと思います。
簡単に説明すると、表示されているラインやグラフには意味があり、それらをインジケーターと呼び、インジケーターから得られる情報をもとに取引を行っていきます。
テクニカル分析自体、かなり多くの手法をひとくくりにした呼称として精通しているのですが、今回紹介する紹介するフィボナッチ・リトレースメントもテクニカル分析の1つになります。
フィボナッチ・リトレースメントとは
フィボナッチ・リトレースメントはフィボナッチ数列をもとにした、レンジ相場に強いテクニカル分析になります。
フィボナッチ数列には聞き覚えがないかも知れませんが、「黄金比」といえば耳にした事があるのではないでしょうか。
フィボナッチ数列はイタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが提唱した数列になります。
簡単に説明すると、0+1からスタートし、隣りあわせの和が、次の数字になるというものです。
0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610, 987, 1597, 2584, 4181, 6765, 10946, …
フィボナッチ数列は自然界や芸術の中にも多くみられます。
今回利用するテクニカル分析のフィボナッチ・リトレースメントは、フィボナッチ数列のもう一つの特徴である、
数列の2つ後の数字で割ると、0.382になる
数列の3つ後の数字で割ると、0.236になる
というのを利用していきます。
フィボナッチ・リトレースメント一般的に、
強いトレンドの場合は0.382前後まで戻る
弱いトレンドの場合は0.5前後また0.618前後まで戻る
0.618の価格を越えるとそのまま元の高値である「0(100)」の価格まで戻ってくると考えられています。
上記画像に、6本の水平線が引かれているのがわかるかと思います。
0%
23.6%
38.2%
50.0%
61.8%
100%
上から上記順にラインが引かれています。
フィボナッチ・リトレースメントを表示させるのは、MT4の左上にあるボタンをクリックして、“任意の高値(安値)から安値(高値)にドラッグして引っ張るだけ”です。
フィボナッチ・リトレースメントが有効な理由
フィボナッチ・リトレースメントは多くのトレーダーが利用しています。なぜ、多くのトレーダーがフィボナッチ・リトレースメントに信頼を置いているのかというと、“多くのトレーダーが利用しているから”に他なりません。
何を言ってるんだ? と疑問に思われたかも知れませんが、為替チャートはトレーダーの“利食い・損切り”によって変動しています。
つまり、多くのトレーダーがフィボナッチ・リトレースメントを利用して取引をしているという事は、フィボナッチ・リトレースメントのラインで反発する可能性が十分に高いという事です。
それでは実際にフィボナッチ・リトレースメントで取引を行ってみましょう。
フィボナッチ・リトレースメント ハイローオーストラリアで実際に取引
まずは、MT4にフィボナッチ・リトレースメントのラインを引きます。
ハイローオーストラリアは1分足のチャートを表示しているので、合わせる為にMT4も1分足の設定にします。
直近の1分足チャートにフィボナッチ・リトレースメントを引きました。
引いたフィボナッチ・リトレースメントのラインで反発しているかどうかを確認して問題なかったら、引いたラインで取引をしていきます。
0.618、0.382、0.236の所で反発しているので、表示されているラインで取引を行っていきます。
前述した通り、強いトレンドの場合は0.382前後まで戻る。
弱いトレンドの場合は0.5前後また0.618前後まで戻る。
0.618の価格を越えるとそのまま元の高値である「0(100)」の価格まで戻ってくると考えられているので、0.618の所で反発して100のラインを目指す動きをすると予想します。
チャートが0.618のライン付近まで下がった所で、上昇にHighにエントリーします。
チャートは予想通り0.618のラインで反発をして利益になりました。
フィボナッチ・リトレースメントの注意点と対策
フィボナッチ・リトレースメントは多くのトレーダーが利用しているテクニカル分析の1つです。
ですが、必ずフィボナッチ・リトレースメントのセオリー通りにチャートが動く訳ではありません。
では、どんな事に注意をすればいいのかを説明します。
・必ずしもセオリー通りにチャートが変動する訳ではない。
例えば、大きな経済指標があった場合、フィボナッチ・リトレースメントで表示されたライン通りではなく、経済指標の結果がチャートに色濃く反映されます。
経済指標の発表がある場合はフィボナッチ・リトレースメントで取引をするのは控えましょう。
また、要人発言関係でもライン通りに動きません。例えば、トランプ大統領がアメリカ経済について影響のある発言をツイッターでツイートした場合も、フィボナッチ・リトレースメントのライン通りにはチャートが変動しないので注意しましょう。
別の対策として、強いトレンド発生を確認できるボリジャーバンドといったインジケーターも併用して表示しましょう。
・フィボナッチ・リトレースメントは任意のポイントに引くので、人によって変わる。
フィボナッチ・リトレースメントは自分で、任意の箇所(高値・安値)にラインを引きます。他のインジケーターのように、期間を設定したら自動でラインを引いてくれたりグラフを表示してくれたりするものではありません。
つまり、人によってラインを引く箇所が変わってきます。
引くラインが違うという事は、多くのトレーダーが引いているから信憑性があるというフィボナッチ・リトレースメントの強みが機能しません。
対策としては、慣れるまで引き続けるしかありません。
フィボナッチ・リトレースメント自体、正解が人によって変わってきます。何度もフィボナッチ・リトレースメントを引いて経験を積みましょう。
フィボナッチ・リトレースメントを利用してハイローオーストラリアで全勝 まとめ
ここまでご覧頂き誠にありがとうございます。今回はテクニカル分析フィボナッチ・リトレースメントを利用してハイローオーストラリアで取引をした結果を掲載させて頂きました。
バイナリーオプションは初心者でも簡単にわかるシンプルなルールです。
為替相場取引をしてこなかった人はどうしてもギャンブルトレードやサインツールに頼ってしまいますが、それでは資金を溶かしてしまいます。
バイナリーオプションで勝つ為に重要なのは“裁量トレード”になります。自分で予想をして取引をする事が大事です。
テクニカル分析の中には今回紹介したフィボナッチ・リトレースメントような、初心者でも簡単にわかる手法がいくつもあるので、覚えて取引していきましょう。
バイナリオプションおすすめランキングNO1
ハイローオーストラリア公式はこちら