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バイナリーオプション業者

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■バイナリーオプション業者

バイナリーオプションを始めるには、そのサービスを扱っている業者を選ぶ必要があります。 業者のもとでバイナリーオプション専用の口座を開設し、資金を用意して取引を始めることになります。

ここでいう業者とは、具体的にはFX会社や証券会社のこと。
日本では、「GMOクリック証券株式会社」「株式会社FXプライムby GMO」などが代表格です。
海外でも、オーストラリアの「HighLow Markets」をはじめ数多くの業者がサービスを提供しています。

業者を選ぶ場合には、国にこだわる必要はありません。
たとえば、HighLow Marketsが提供する『ハイローオーストラリア』には日本語版が用意されています。
つまり、国内外の数多くの業者の中から、自分に合うと思われるところを選べるわけです。

ただし、国内の業者と海外の業者にはいくつかの違いがあるので、選ぶ際にはその点を押さえておく必要があります。
また、国内外の数ある業者の中には詐欺行為を働いたり、いざ口座に預けたお金を引き出そうとすると出金ができないようにしていたりする悪質業者もいます。

というわけで、ここでは国内業者、海外業者それぞれの特徴について、また安心・安全にバイナリーオプションを行うための「業者選びのポイント」についてまとめてみました。

○国内業者

「GMOクリック証券株式会社」「株式会社FXプライムby GMO」をはじめとする国内業者の特徴とは、どのようなものなのでしょうか。
また、国内業者ならではのメリット、デメリットとは?

【特徴】

国内業者の大きな特徴は、「バイナリーオプションの選択肢がない」ということです。

そもそもバイナリーオプションには、「ラダー」「レンジ」「タッチ」という3種類の取引方法があり、海外ではそれぞれの方法の中から自分に合ったものを選ぶことができます。

①ラダー:「あるタイミングで為替レートが上がるか、下がるか」を予測
②レンジ:「あるタイミングで為替レートが特定の範囲内に収まるかどうか」を予測
③タッチ:「あるタイミングが訪れるまでに為替レートが目標レートに届くか(タッチするか)どうか」を予測

いずれも、時々刻々と変化して上がったり下がったりする、という為替レートの特徴を活かした取引方法ですが、日本国内では多くの場合、自由に選ぶことができません。
国内の業者は、「株式会社FXトレード・フィナンシャル」を除いてほぼ①のみを提供しています。

また、金融庁が監督する「金融先物取引業協会」によって日本独自の規制が定められている、というのも大きな特徴のひとつです。
この通称「BO規制」は、2013年にまとめられた「個人向け店頭バイナリーオプション取引業務取扱規則に係るガイドライン」に基づいています。
以下に挙げる国内業者ならではのメリットとデメリットは、主にこの規制によって生じるものといえます。

【メリット】

BO規制によって、日本国内の業者が提供するバイナリーオプションは「予測のタイミングまでに2時間以上の間隔を空けなければならない」とされています。

海外では、たとえば60秒先の為替レートの動きを予測して投資していくことができます(60秒取引)。
つまり、稼げるチャンスが頻繁にあるわけですが、人によっては泥沼に落ちてしまう可能性もあります。
たとえば、予測がまったく的中しないためにカッとなって短時間でどんどんお金をつぎ込み、急激に資産を失っていく、ということが考えられます。

一方、BO規制のもとで行っている日本のバイナリーオプションなら、2時間に1回(1日に最高12回)しか「予測のタイミング」が訪れないので、その分、損失も低く抑えることができます。
より安全にバイナリーオプションを行うことができるわけです。

また、「安全性」ということでいえば、国内で認可を得ている業者は「信託保全」が義務づけられているという点もメリットといえます。
「信託保全」とは、簡単にいえば万が一業者が倒産してしまったときも、口座に入れていた資金・利益がきちんと戻ってくるということです。

【デメリット】

「大きな儲けのチャンスが得づらい」というのは、見逃せないデメリットのひとつです。
BO規制によって2時間ごとの取引しかできないということで、「60秒取引」が可能な海外のバイナリーオプションに比べるとチャンスが格段に少ないといえます。

また、すでに書いたようにGMOクリック証券をはじめ、多くの国内業者は「レンジ」「タッチ」といった手法でバイナリーオプションを行うことができません。
たとえば、「ラダーよりもレンジのほうが自分にとってやりやすそうなのに……」という方にとっては、デメリットといえるでしょう。

○海外業者

バイナリーオプションは、21世紀に入ってからイギリスで誕生し、2003年にアメリカで金融商品化された(個人がサービスを利用できるようになった)ものです。
その後、欧米を中心に世界各国に広まり、インターネットの普及もあって人気が高まり、日本には2009年に上陸しました。 つまり、海外のほうが長い歴史を持ち、その分だけ業者の数も多いということがいえるわけです。
ここでは、そんな海外業者の特徴、メリット、デメリットについてまとめてみましょう。

【特徴】

日本の「BO規制」のようなものがなく、より自由度の高いバイナリーオプションができる、というのが大きな特徴です。
「次のチャンスまで2時間は待たなければならない」などということはなく、いわゆる「60秒取引」をはじめ、「3分取引」「5分取引」などを行うことができます。
また、「レンジ」「タッチ」といった日本のほとんどの業者が提供していない手法でのバイナリーオプションも行うことができます。

【メリット】

「自由度が高く、選択肢の幅が広い」という特徴は、そのまま海外業者のメリットといえます。
「60秒取引」「3分取引」や、「レンジ」「タッチ」といったさまざまなバイナリーオプションを行うことができます。

また、「扱われている通貨の銘柄が多い」というのもメリットのひとつです。
バイナリーオプションでは、たとえば「円と米ドル」といった通貨ペアの為替レートの動きを予測しますが、国内の業者は「円」「米ドル」「ユーロ」といった限られた通貨のみでしか行うことができません。
一方、たとえばオーストラリアのHighLow Marketsが提供する『ハイローオーストラリア』なら、上記の3種はもちろんのこと、「オーストラリアドル(豪ドル)」「カナダドル」「英ポンド」「スイスフラン」なども扱っています。
さまざまなペアでバイナリーオプションを行うことができ、その分だけ選択肢の幅を広げることができるわけです。

【デメリット】

日本国内では、金融庁が先頭に立って業者を取りまとめ、上記のような「BO規制」のもとで営業するよう定めています。一時期は悪質業者も見られたようですが、現在では自然に淘汰されて安心・安全なバイナリーオプションを行うことができるようになっています。

一方、海外では少なくない数の悪質業者が存在し、トラブルの種をまいているようです。実際、「利益が出たので出金しよう(口座から引き出そう)としたらできなかった」などの被害も報告されています。

○結局どっちがいいの?

いかがでしょうか。
国内業者、海外業者のそれぞれの特徴やメリット・デメリットをまとめると、以下のようになります。

【国内業者】
・BO規制によって安全度が高い点がメリット。
・冒険できない、短期間で大きな利益を得づらいというデメリットがある。

【海外業者】
・自由度が高く、大きな利益を得るチャンスが多いというメリットがある。
・悪質業者が少なくないので、トラブルに巻き込まれるリスクがある。

こうして見ると、いずれもそれなりにメリットがあり、また無視できないデメリットがあるようです。
語弊をおそれず言うなら、「どっちもどっち」といったところ……しかし、「より多くの利益を得る」という点を重視する場合は、どちらかといえば海外業者に軍配が上がる、といえるでしょう。
何といっても、「より多くのチャンスを得られる」という点は見逃せないメリットです。

「でも、悪質業者に捕まるのはこわい」 という方もいらっしゃるかと思いますが、その点は幸いにもカバーすることができます。
優良業者と悪質業者の特徴をそれぞれ押さえ、悪質業者を見抜く「目」を養っておけば、安心・安全に稼ぐチャンスを得ることができるでしょう。

次回は、その悪質業者を見抜く「目」を養うための両者の特徴についてお話しします。

カテゴリー : 未分類 投稿日 : 2019年4月29日

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