「デモ口座で取引すると勝てるのにリアル口座だと勝てない」
「本番環境でトレードすると絶対負ける」
「業者側の不正行為じゃないのか」

デモでは勝てたけど、お金を使ったリアル口座で取引をすると負けてしまうという経験をした人は少なくないのではないでしょうか。

ネット上のSNSでもよく同様の内容が投稿されています。

中には、デモ口座はリアル口座を利用させる為にワザと勝たせるようにしていると思っている人もいるかもしれません。特にハイローオーストラリアを利用している人に多く感じます。

なぜデモでは勝ててリアル口座では勝てない人が多いのか、解説をしていきます。

 

バイナリーオプション　デモ口座とは

バイナリーオプションのデモ口座とは、“本番環境(リアル口座)と同じ環境で、資金を利用とせずに取引可能なプラットフォームの事”になります。

デモ口座を用意しているバイナリーオプション業者は限られているのですが、ハイローオーストラリアなどの人気の高い業者はデモ口座を用意しております。

例

・ハイローオーストラリア

・the option(ザ オプション)

・Bi-Winning(ビーウィニング)

・ゼン・トレーダー（zentrader）

 

デモ口座は練習用として利用できて、尚且つそのまま入金を行い本番環境に以降可能です。

各業者によって、取引ルールや通貨、インジケーターの有無が変わってくるので、デモ口座で確認してみると、自分に合った業者を見つけやすいです。
加えて、業者によっては覚えた手法が使えない場合もあります。
手法の確認をする為にも、まずはデモ口座を利用して確認してみると確実です。

 

デモだと勝てる理由

「デモだと勝てるけどリアル口座で取引をすると負ける」という声がネット上にあがっていたので本当かどうか調べてみます。

あくまで一部の投稿でしかないのですが、この他にもデモだと勝てるけど本番環境では負けるというタイトルのネット記事をみかけます。

デモだと勝てると言われている理由には、以下のポイントが関わっています。

結論として、“業者側がわざとデモトレードで勝たせて本番環境で負けさせている訳ではありません。”

ひとつずつ解説をしていきます。

 

デモと本番環境のメンタル面の違い

デモだと勝てて、本番環境だと負けてしまう一番の原因は“メンタル面”の違いになります。

デモ口座でのトレードではお金が減らないので、メンタルに余裕がある中でエントリーができます。
加えて、実際に自分のお金が減る訳ではないので、気軽に何度も取引できてしまい、勝っている印象が残りやすい場合もあります。

自分の資金じゃない場合は、負けても損失は0なので印象に残りづらいです。
デモトレードの結果を1から集計をとっていた場合、実は勝率があまりよくなかったケースも少なくないでしょう。

「自分のお金が減ってしまうかも知れない」というプレッシャーは、実際にリアル口座で取引をしないと感じる事ができないので、間違いなくトレードに影響してきます。

 

約定拒否が無い(ハイローオーストラリア)

そもそも「約定拒否」とは、“エントリー(購入)したタイミングでエントリーされず、注文が無効となってしまう状態”の事になります。

約定拒否は”急激なレートの変化”によって、エントリーが間に合っていないと判定されるケースに多く、ハイローオーストラリアのリアル口座を利用している際に起こる現象です。
デモ口座を利用している時に約定拒否は起きません。

折角エントリーポイントを見つけても約定拒否になった場合、憤りを感じてしまう気持ちも分かりますし、何よりハイローオーストラリア側で為替レート操作をしているのではないかと疑ってしまいます。

ですが、実際にハイローオーストラリアは為替レートの操作は行っていません。

使用レート

FXCM社(外為レート)

LAMX社(外為レート)

BitMEX社(仮想通貨レート)

 

ハイローオーストラリアは「FXCM社」と「LAMX社」の為替レートをリースしています。
他社の為替レートを操作する事はできないので、ハイローオーストラリアが故意に勝たせたり負けさせたりを行っているという事はないでしょう。

約定拒否の原因としては、デモ口座の利用とリアル口座の利用では、サーバーにかかる負荷が違う為だと思われます。

とはいえ、ハイローオーストラリアのデモ口座では、約定拒否がない分勝ちやすいのは確かではないでしょうか。

 

約定ズレが無い(ハイローオーストラリア)

約定ズレとは、“エントリーしたタイミング(数値)から実際に取引スタートしたタイミング(購入)がズレてしまっている状態”の事になります。

約定ズレは“スリッページ”といって、バイナリーオプションだけではなくFXでも使われている用語になります。

約定ズレが起こる業者は多くなく、ハイローオーストラリアを利用しているときに起こる現象になります。

口コミのスクショは内容が少し過激ですが、ハイローオーストラリアは人気のバイナリーオプション業者になるので、取引が集中したりアクセスが多くなるとサーバーへの負荷が大きいと約定ズレが起こってしまいます。

なるべく利用者が集中していない時間帯で取引をすると、約定ズレがなくスムーズにエントリーができます。

 

PCとスマホの差

取引する環境もエントリーに影響を与えます。

特に有線のPCと、スマホではラグに差が出てきます。
デモ口座で取引している時と、本番環境のリアル口座で取引をしている環境が違った場合、トレードに細かいレベルのラグが生じてくるので、できる限り同じ環境で取引するようにしましょう。

とはいえ、ハイローオーストラリアで起こる約定拒否や約定ズレよりも取引に影響はないでしょう。

 

デモ口座を利用するメリット・デメリット

なぜデモでは勝てて本番環境のリアル口座では勝てないのか、その原因を解説しました。
では、デモ口座で取引をする意味があるのか、メリットとデメリットを解説していきます。

 

メリット

デモ口座で取引をする最大のメリットは、“自分の資金を使わずに手法の確認ができる”という点になります。

特にバイナリーオプションを始めたばかりの初心者は、いきなり自分の資金で取引をする事に抵抗があるかと思います。
ですが、デモ口座は自分のお金を使わずに取引ができるので、本番環境前の練習として最適です。

また、バイナリーオプションは為替相場取引になるので、“相場の流れ”を理解する必要があります。
初心者がいきなり本番環境のリアル口座で相場の流れを読みながら手法を試すのは、やる事が多くて負担が多いのではないでしょうか。

デモ口座で自分のお金を使わずに、手法の確認と相場の流れを理解することは、かなり大きなメリットと言えます。

 

デメリット

デモ口座を利用する事のデメリットはほぼありません。

あえてデメリットをあげるとしたら、本番環境に移行した際のメンタル面への影響になります。

デモ口座は自分のお金を使わずに取引を行うので、負けても資金を溶かす心配はありません。
本番環境のリアル口座では、自分のお金で取引をするので、負けた場合は自分のお金が減っていきます。

実際に負けて、自分の資金が溶けていく様を目の当たりにすると、メンタル面に大きな影響を与えてこれまで出来ていたトレードができなくなってしまいます。

デモ口座ではリアル口座同様の緊張感で取引をして練習するようにして、リアル口座ではデモ口座で取引をするようなフラットなメンタルを心がけましょう。

 

まとめ

デモだと勝てるけど、本番環境のリアル口座では負けてしまう原因について解説しました。

デモでは勝てるのに、本番環境では負けてしまう1番の原因は“メンタル面への影響”になります。

自分のお金が増えて興奮してルールを徹底しきれない取引や、自分のお金が減ってしまって焦って高額取引をしてしまったり普段しないような取引をしてしまう事が、リアル口座で負けてしまう大きな要因になります。

デモで勝てていたのに本番環境で負けてしまうと、業者側の不正を疑ってしまう気持ちも分からなくはないのですが、リースされているチャートを組み込んでいるので、実際に不正はされていないでしょう。

どんな状況でも普段通りの取引ができるように、デモ口座とリアル口座を使い分けていきましょう。

デモ口座を用意しているおすすめのバイナリーオプション業者