バイナリーオプションで検索すると、「大損」や「勝てない」といったネガティブな検索結果が出てきます。
その多くの原因が“バイナリーオプション詐欺”になっているかと思います。
では、実際どんなバイナリーオプション詐欺があるのか、どういう手口なのか、どんな対策をすればいいのかというのを解説していきます。
そして、バイナリーオプションは稼げないのかという点も掘り下げていきます。
バイナリーオプション詐欺とは
バイナリーオプション詐欺は、大きく分けて3つになります。
・海外業者の出金拒否や急なサイト閉鎖
・バイナリー女子による有料レクチャーの勧誘
・SNS上の高い勝率で宣伝された有料ツール販売業者
どれもかなり悪質で、有料レクチャー勧誘や高い勝率のツール販売は、主にバイナリーオプションをやった事がない初心者をターゲットにしています。
では実際にどんな手口なのかもご紹介していきます。
海外のバイナリーオプション詐欺業者による出金拒否や急なサイト閉鎖
海外業者は、海外法人で運営されている会社になります。
各国の法律に則って運営されているので、日本国内の法律が適用されません。
国内業者だった場合、サイト閉鎖する際は顧客の口座残高を返金されますが、海外業者の場合はそのまま口座残高を持ち逃げされてしまうケースがあります。
例えば、「オプショントラスト」という海外業者が、急にサイト閉鎖となりました。
いきなりアクセスできなくなり、出金もできない状況になってしまいました。
つまり、口座残高に預けていたお金は“業者に持ち逃げされた状態”となります。
このような行為を行う、海外バイナリーオプション業者が増えていた時期があったので、「海外業者は危険」「詐欺業者」といった認識がネット上に蔓延しました。
現在では悪質な業者を見かける事はなくなりました。
次は海外バイナリーオプション業者に騙されない対策をお伝えします。
バイナリーオプション詐欺業者に騙されないコツ
海外バイナリーオプション業者の、詐欺業者に騙されないコツは、“会社情報をしっかり掲載しているのを金融庁のサイトで確認する事”になります。
(出典元：ヤフー知恵袋https://finance.yahoo.co.jp/brokers-hikaku/experts/questions/q13146952278)
こちらのベストアンサーにも記載されている通り、会社情報も不透明な業者に入金するのは絶対にやってはいけません。
加えて、海外バイナリーオプション業者の場合、所在地が同じ業者があります。
なぜ同じ所在地の業者が危ないのかというと、運営サイトが1つ潰れたとしても他の運営サイトが残っているのでダメージが少ないからになります。
勿論、複数のサイトを運営していても、優良な評者は存在します。
ですが、通常1社につき1サイトです。わざわざリスクを冒して複数サイトを運営している会社を選ぶよりも、ハイローオーストラリアなどの会社情報がしっかり記載してある業者を選びましょう。
美人バイナリー女子によるレクチャー勧誘詐欺
いわゆるバイナリー女子によるレクチャー勧誘による被害が多発しております。
・美人
・セレブ
・お金やブランド品をSNSに投稿
・複数のSNSアカウントを運用
多くのバイナリー女子は、中国人モデルや韓国人モデルの写真を無断転載しているなりすまし詐欺になります。
海外モデルや海外セレブの写真を無断転載する事で、「バイナリーオプションで稼いだから稼ぎ方をレクチャーしてあげる」とレクチャー勧誘を行います。
ですが、なりすましをしているという事は、騙す事を前提としているので、バイナリー女子のレクチャー勧誘には気を付けましょう。
美人バイナリー女子の目的
バイナリー女子は海外セレブになりすましをして、バイナリーオプション初心者を勧誘します。
その目的は、「アフィリエイト報酬」と「ツール販売」です。
まず、指定の業者へ登録するように誘導を行います。その後は、勝率の違うツールを高額販売するという流れになります。
中には30万円以上するかなり高額なツール販売も行われているのですが、ツール販売は詐欺案件になる可能性が非常に高いです。
レクチャー勧誘を受けて、ツール購入を勧められた場合、要注意です。
美人バイナリー女子に騙されないコツ
バイナリー女子に騙されないようにするためには、まずはネットで相手のバイナリー女子を調べる事です。
「バイナリー女子 正体」や「調べたいバイナリー女子の名前」で検索すると、本物かどうかが記事になっている場合があります。
加えて、バイナリー女子の特徴が、“複数のSNSアカウントを運用”と“似た写真を投稿”なので、類似するアカウントを警戒しましょう。
SNS上のツール販売の危険性
ネット上の特にSNS上では、「無料でツールを提供」や「ツールの無料モニター募集」を行っている業者がいます。
必ずといっていい程に、「勝率80%以上」「勝率90%」「絶対稼げる」「必ず勝てる」「テレビを観ながら10万円」といった、誇張した宣伝をしています。
そしてLINEやLINE@に誘導されて、ツール利用は最初だけ無料で、その後有料に変わるケース。
もう一つのケースとして、利用者の負け額が利益になるレベニューシェアの為の2パターン存在します。
どちらにしろ、販売されるツール自体は勝てない詐欺ツールになります。
ツール販売に騙されないコツ
ツール販売に騙されないコツとしては、大前提として“販売者の宣伝を信じない”という事です。
仮に、販売者の宣伝通り高い勝率のツールが実在した場合、ツール利用者全員が億万長者になるので為替相場取引が成立しません。
世界中で億万長者が量産されていないとおかしいのに、現在も為替相場取引は可能となっています。つまり、高い勝率のツールは存在していないという事です。
加えて、ツールの中身を把握していない販売業者は論外です。
ツール販売業者の中には、ツールがどういう設定で、どういうシステムになっているのかを説明できない人がいます。
自動売買システムやサインツールにしても、ロジックが存在しています。
ロジックを説明できない業者は、証券会社から依頼を受けて報酬をもらっている可能性が高いので、関わらないに越した事はありません。
バイナリーオプション詐欺まとめ
今回は、バイナリーオプション詐欺の手口について解説という内容でした。
残念ながらバイナリーオプション詐欺は蔓延しています。蔓延している理由は、“バイナリーオプションが稼げるから”です。
稼げるからこそ、バイナリーオプションを利用して、利益を得ようとする悪質な詐欺が流行ってしまいました。
バイナリーオプション詐欺に騙される事なく、稼ぐには“裁量トレード“を覚える他ありません。
無料ツール(MT4/MT5)でも、手法を覚える事で利益を出す事ができます。
初心者で右も左も分からないからといって、安易に有料ツールを購入すると、バイナリーオプション詐欺の被害に遭います。
さらに、高額なツール販売詐欺に引っかかってしまった場合、バイナリーオプションをスタートする前から何十万円も先行投資分を回収する算段を考えないといけません。
バイナリーオプションの詐欺被害に遭ってしまった場合、逮捕者が出ている実例はあるのですが、グレーな案件の為お金を取り返すのにかなりの時間を要してしまいます。
必ず稼げるといった宣伝文句に騙されず、まずは裁量トレードを覚えて、自分自身で予想が出来るようにしましょう。
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