「バイナリーオプションはギャンブルではないか」と心配に思ってしまう人も、少なくはないのではないでしょうか。
結論としてバイナリーオプションはギャンブルではありません。
実は、日本において法律面でもギャンブルとバイナリーオプションは区別されています。
それなのに、なぜギャンブルと言われてしまうのでしょうか。
本記事ではバイナリーオプションがギャンブルと言われる理由などについて、わかりやすく紹介していきます。
またバイナリーオプションを含めた投資全般では、ギャンブル取引行ってしまうとギャンブルでない投資もギャンブルになってしまいます。
ギャンブル取引をしたくない方もぜひ最後までご覧ください。
・ バイナリーオプションがギャンブルと言われるのは「投資 = ギャンブル」の考え方が広まっているから
・ 日本では法律面で区別され、バイナリーオプションはデリバティブ取引の一種
・ 取引時に運任せ・根拠なしの取引をしていると、ギャンブル取引になるので注意
バイナリーオプションはギャンブル?
バイナリーオプションはギャンブルではありません。
理由としては、競馬、競艇など一般的な公営ギャンブルと比べて、圧倒的に還元率が違うからです。
還元率は資金をかけて、取引をした際にどのくらいの金額が戻ってくるのかを表す数値です。
宝くじは45%、競馬や競艇は75%ですが、バイナリーオプションは96%~97%とかなり大きく還元率に差がついていることがわかりますよね。
たとえば、100万円を取引した時には競艇は75万円になって返ってきますが、バイナリーオプションなら97万円が戻ってくる計算です。
「ギャンブル = お金が返ってこない」というイメージが強いですが、還元率から考えると「バイナリーオプション = お金が返ってこないギャンブルではない」という式が成り立つのです。
ギャンブルの定義
そもそもギャンブルの定義についてご存じでしょうか。
ギャンブルの定義はWikipediaを引用すると「賭博とも言われ、金銭や品物などをかけて勝負を争う遊戯のことを指す」と表記がなされています。
一見バイナリーオプションも資金をかけて取引するためギャンブルの一種に思われがちですが、お金を投じて利益を狙う投資に分類されます。
ギャンブルと投資の違いは以下の通りです。
・ ギャンブル:運任せで資金をかけて遊ぶ
・ 投資(株式、FX、BO):運任せではなく根拠を持って取引し、利益を伸ばす
法律で区別されている
日本では法律面でバイナリーオプションとギャンブルを区別しており、それぞれに適用される法律が異なります。
ギャンブルの場合は賭博罪にて管理されていますが、バイナリーオプションはデリバティブ取引一種として法律で位置づけられているのです。
デリバティブ取引とは、ある対象通貨の価格を元に取引を行う金融派生商品のことを指し、バイナリーオプション以外にも先物取引などが挙げられます。
このように日本の法律面においても、ギャンブルとバイナリーオプションが根本的に異なっていることがお分かりになるのではないでしょうか。
バイナリーオプションの歴史
バイナリーオプションがギャンブルではないというのは、その成り立ちからも伺い知ることができます。
バイナリーオプションはイギリスで生まれました。
イギリスのIGホールディング株式会社が金融商品として公開し、アメリカでは2003年に金融商品として導入されました。
その後2009年にIGホールディング株式会社が日本の会社であるFX ONLINE JAPANへ参入して広まったのがバイナリーオプションというわけです。
金融商品として扱われている歴史からも、バイナリーオプションはギャンブルとは異なることがわかりますね。
ただ歴史はまだ浅く数十年程度であるので、馴染みがなくギャンブルとの区別がしにくかったのもギャンブルと誤解されやすかったといえるでしょう。
バイナリーオプションがギャンブルと言われる理由
バイナリーオプションがギャンブルだと言われる理由は、主に以下の3つが挙げられます。
・ 投資をギャンブルと考える人がいるから
・ 2択で運任せに取引しているから
・ 詐欺業者で取引しているから
それぞれ紹介していきます。
投資をギャンブルと考える人がいるから
バイナリーオプションがギャンブルだと言われる最も大きな理由は、投資をギャンブルと考える人がいるからです。
投資とギャンブルは前述したように全く異なる行為を指しています。
投資は今は徐々につみたてNISAやiDeCoなどの投資が広まってきていて馴染み深いものとなっていますが、以前はそうではありませんでした。
実際「投資は損をするから、危険」と考える方が多かったのも、記憶に新しいのではないでしょうか。
そのため「投資とギャンブルは両方損をする」という共通点から、投資とギャンブルは同じものであると考える人が増えてしまったのです。
さらにバイナリーオプションへの正しい理解が広まっていなかったことも拍車をかけた原因でしょう。
「シンプルな取引だから稼げる」などの謳い文句だけが台頭して「怪しさ」が先行し、「ギャンブルは損をするから怪しい = バイナリーオプションも同じ仲間」と思われていたのです。
2択で運任せに取引しているから
バイナリーオプションは上か下かを選ぶだけのシンプルな取引です。
そのシンプルさゆえに、運任せで取引できてしまうのはバイナリーオプションのメリットでもありデメリットと言えるでしょう。
運任せで取引をするのは、資金を任せてかけて遊ぶギャンブルと同義になってしまいます。
実際バイナリーオプションを始めてみるとボタンを押すだけなので、かなり簡単にエントリーできることがわかります。
どちらに動くか読めない状態で「わからないけれど、どっちかエントリーしてしまおう」という気分になってしまう危険性があるということですね。
運任せに取引せず、ギャンブルではなく投資という意識を持っておきましょう。
詐欺業者で取引しているから
バイナリーオプションがギャンブルと言われる理由は、使っている業者のせいかもしれません。
バイナリーオプションに対しての情報はまだまだ少なく、ハイローオーストラリアなどの優良業者以外の詐欺業者を選んで取引をしてしまう人も中にはいらっしゃいます。
詐欺業者を選んでしまうと、以下のようなデメリットがあり損をしてしまいます。
・ 出金ができない
・ 勝ってもペイアウト率が低く、利益が少ない
詐欺業者で取引をしていると勝てずに損をする一方なので「バイナリーオプションは損をするのでギャンブルだ」と考えられてしまうのです。
バイナリーオプションをギャンブルにしない方法
バイナリーオプションはギャンブルではありません。
しかし投資ではどれも当てはまることですが、運任せの取引をするとギャンブルと同様の行為をしていることになるのも事実です。
そのため、以下の3つを抑えてギャンブルはしないようにしましょう。
・ 運に頼らず、自分の力で取引する
・ 優良業者を使う
・ 資金管理を徹底する
それぞれ紹介していきます。
運に頼らず、自分の力で取引する
運に頼らず自分の力で取引することが大切です。
運に頼ってしまうとギャンブルをしていることと同じになってしまいますよね。
バイナリーオプションを娯楽として楽しむ場合は、運任せに取引しても問題ありません。
ただし、利益を求める投資として取り組むなら話は別です。
・ 何を根拠に取引をするのか
・ エントリーするケースとしないケースの違い
上記のように自分自身で戦略を立て、根拠を持って取引することが大切です。
ついつい「なんとなく」で取引してしまいそうなシンプル性を持つからこそ、根拠がある取引以外行わないようにしておきましょう。
優良業者を使う
バイナリーオプションで取引する際には、詐欺業者ではなく優良業者を使うようにしましょう。
詐欺業者を使ってしまうと「出金ができない」「損失の増大」以外にも、自身のクレジットカード情報などが知られてしまうなどかなり危険な業者もあるので絶対に避けておくことが重要です。
詐欺業者の見分け方については以下の記事で紹介しているので、必ず登録するバイナリーオプション業者が該当していないかを確認しておきましょう。
知名度や口コミを確認しながら、出金できる業者を選んでくださいね。
資金管理を徹底する
ギャンブル取引を防ぐ方法として、資金管理の徹底が挙げられます。
資金管理とは「どのくらいの金額をかけるのか」「次の取引ではいくらかけるのか」「いくら入出金するのか」などお金周りの戦略のことを指します。
バイナリーオプションは1回の取引で、最小100円〜1,000円、最大10万円〜20万円までかけることが可能です。
そのため自身で取引金額を決めておかないと、資金をすり減らす原因にもなりかねません。
以下のように、同じ勝率のはずなのに高額をかけた時に負けてしまうと損失が増えてしまいます。
勝敗 | 500円で一定 | 500円、1,000円の順で交互にかける |
勝ち | +500円 | +500円 |
負け | 0円 | -500円 |
勝ち | ;+500円 | 0円 |
負け | 0円 | -1,000円 |
負け | -500円 | -1,500円 |
資金管理を事前に決めておきましょう。
初心者におすすめな取引所
バイナリーオプションでそもそも勝てない仕組みを取っている詐欺業者を使って取引をしていると、いつまで経っても勝ち越すことはできません。
ではどのバイナリーオプション業者を使うべきなのでしょうか?
今回は、初心者におすすめの「入出金がスムーズにできる」「ペイアウト率が高い」「口コミが多く良い」などを満たす取引所を2つほど紹介していきます。
ハイローオーストラリア
ハイローオーストラリアは、圧倒的な知名度を誇るバイナリオプション業者です。
バイナリーオプション業者を探した際に、ハイローオーストラリアの名前を目にした方も多いのではないでしょうか?
ハイローオーストラリアのおすすめ理由は以下の通りです。
・ 圧倒的な知名度と、実績のある安心感
・ 業界有数の高いペイアウト率を提供
・ 利用者が多く、口コミが豊富
・ 30秒〜1日など、幅広い取引タイプの中から選べる
ペイアウト率は、掛け金 × ペイアウト率が戻ってくる額ですので、ペイアウト率が低いと同じ勝率でも利益額に差がついてしまいます。
ペイアウト率はかなり意識して選んでおくのがおすすめです。
ザ・オプション
ザ・オプションは、ハイローオーストラリアの次に知名度の高いバイナリーオプション業者です。
「テクニカル分析をしたい」というバイナリーオプションへ本気で取り組みたい方にぴったりの業者となっています。
おすすめ理由は以下の通りです。
・ 第三者期間による監視で、顧客資金を守る
・ 取引制限・出金制限がない
・ 独自のテクニカル分析指標を利用可能
・ ペイアウト率が高水準
ザ・オプションではMT4やMT5などの外部ツールを導入せずとも、取引画面で指標を表示させてテクニカル分析をしながら取引できます。
独自のテクニカル指標なども提供しているので、根拠を持った取引をしたいと考える方におすすめですよ。
ボーナスも豊富なので、ぜひ有効活用して取引を進めてみてはいかがでしょうか。
よくある質問
バイナリーオプションでよくある質問をいくつか紹介していきます。
ギャンブルになることはある?
どの取引でも言えることですが、運任せの取引をするとどの投資もギャンブル化してしまいます。
バイナリーオプション同様、これは株式投資、FXなども同じです。
必ず根拠を持って取引し、判断に迷う場合は無理に取引しないようにしましょう。
資金はいくら必要?
最低500円から可能、ただ最初はデモトレードを使って練習する必要があるので、0円で始めてOK
実際に取引する場合、数万円程度資金を準備できていれば良い
バイナリーオプションで取引する際の資金は、最低500円〜1,000円必要です。
また最低入金額なども設定されているので、最低5,000円程度あれば始められるといえるでしょう。
ただし最初はリアルマネーで取引せず、デモトレードを使って練習する必要があるので準備資金は0円で問題ありません。
慣れてきて、実際に取引する際には数万円程度余裕がある状態で取引を始めるのが望ましいです。
まとめ
今回はバイナリーオプションがギャンブルと言われる理由について、わかりやすく紹介していきました。
バイナリーオプションはデリバティブ取引に分類され、ギャンブル(賭博)ではありません。
ただ「投資 = ギャンブル」と考える方や運任せに取引をしてしまう方がいるため、ギャンブルと言われてしまうのです。
また根拠なく取引をすると、運任せに楽しむギャンブルと何ら変わらないことになってしまうので注意しておきましょう。
バイナリーオプションで取引する際には、優良業者を使って運に頼らず自分の力で取引してくださいね。