今回は有料ツールの危険性、そして無料ツールと有料ツールの違いについて解説していきます。
バイナリーオプションは為替相場の未来を予想し、上昇か下降にエントリーをしていくシンプルなルールです。
シンプルなルールなので初心者が多く参加しているのですが、バイナリーオプション初心者が勝つ為の補助ツールが多く販売されています。
グーグルの検索にも「バイナリーオプション ツール」というワードが上位にあがっています。
それほどまでに関心を集めているバイナリーオプションのツールですが、残念ながら“勝てない粗悪品”や利用者が勝つことを目的としている訳ではない“販売できればそれでいい”という詐欺まがいの商品も存在しています。
そこで今回は、バイナリーオプションの有料ツールを利用する危険性と、無料ツールは何が違うのかという点についてを解説します。
有料ツールと無料ツールの違いとは
有料ツールと無料ツールは、決定的に違う点が2つあります。
1つは有料と無料という点です。ツールに対してお金を払うのが有料ツール、ツールに対してお金を払わないのが無料ツールです。
もう1つが、“ツールが取引を行う(自動で売買ポイントが分かる)”か“裁量トレード(自分で予想して取引を行う)”の違いになります。
バイナリーオプション初心者は、自分で予想をして取引をしていくのに抵抗があるかも知れません。なので、ツールに取引をしてもらおうという考えに至るかも知れませんが、有料ツールでは利益を出せないので注意が必要です。
有料ツールと無料ツールの違いについて掘り下げていきます。
バイナリーオプションの無料ツールとは
無料ツールは、利用するのに一切お金のかからないユーザー補助を目的としたソフトウェアになります。当然ながらお金は一切かかりません。パソコンにツールをインストールするだけです。
為替相場取引を行っていると目にしたり耳にした事があると思いますが、“MT4/MT5”が無料ツールに該当します。(MT4/MT5の中には有料のものもあります)
MT4は過去の値動きの平均や、相場の買われ過ぎ売られ過ぎといった“インジケーター”を表示してくれる、ユーザー補助ツールになります。
テクニカル分析では必須のツールです。
テクニカル分析は裁量トレードになるので、有料ツールを使わずに自分で予想する事が可能です。
当サイトには、バイナリーオプション初心者でも簡単にわかるテクニカル分析の手法も掲載しています。
無料ツールでも十分に取引していくことが可能なので、是非ご覧いただけると幸いです。
バイナリーオプションの有料ツールとは
バイナリーオプションの有料ツールは主に「サインツール」「自動売買ソフト」「シグナル配信」3種類に分ける事ができます。
ツール販売者にお金を払って、MT4にインストールする形で利用する事が可能になるものや、既に設定されたツールを渡されるケースだったりと様々です。
金額もツール販売者によって様々で、数万円のツールから数十万円するツールまであります。
「サインツール」「自動売買ソフト」「シグナル配信」それぞれユーザー補助を目的として開発されているのですが、有料ツールの多くが粗悪品、もしくは購入者からお金をもらう事だけを目的とした詐欺ツールです。
では、実際どのような理由で詐欺ツールが多いのか解説をします。
有料ツール①サインツール
サインツールは、MT4(MT5)のチャート上に↑↓の矢印が表示されて、エントリーポジションを教えてくれる補助ツールになります。
チャート上に↑↓の売買ポイント(エントリーポイント)を表示してくれるので、初心者でもわかりやすく取引に参加しやすいです。
また、サインの数が多いので「いっぱい稼げる」とエントリーポイントが多いのが魅力的に映るかも知れません。ですが、そこが落とし穴です。
サインツールの注意点
実際にFXやバイナリーオプションで取引をしている人なら分かるかと思うのですが、実際はそんなにエントリーポイントはありません。
一日チャートに張り付いて、慎重にエントリーポイントを探りやっと見つけたポイントで取引を行います。サインツールのようにポンポンあれもこれも取引をするトレーダーはいません。
また、バイナリーオプションは短期トレードになるので、1分足を表示している場合が多いです。なのでツールの設定も1分足や5分足と短い分速足を利用しているのですが、短い分速足は「騙しサイン」が多いです。ですが、サインツールでは数多くのサインが表示されます。ツールの設定がかなり疑わしく詐欺ツールの可能性が高いです。
有料ツール②シグナル配信
シグナル配信は主に、グループLINEに勧誘をして、グループ内で「USD High 15-20」や「GBP/USD Low 50-55」といった配信がくるので、その通りにエントリーをする事を指します。
これといった根拠は開示されず、ただツールの情報をそのままLINEグループへ流し、配信をみたシグナル配信利用者が取引を行う流れになっています。
シグナル配信の注意点
シグナル配信は「USD High 15-20」といったかなり簡素な内容になっています。
一見初心者でも簡単に利益が出るスキームなのではないかと思ってしまうかも知れませんが、シグナル配信では勝つ事が出来ません。
まず理由の1つとして、“根拠が不透明”というのが挙げられます。
バイナリーオプションは為替相場取引なので、必ず予想に対してどういう理由があるのかという根拠がなければなりません。
適当に取引をしているトレーダーはいません。シグナル配信はエントリーに対する根拠がないので注意しましょう。
有料ツール③自動売買ソフト
自動売買ソフトは名前の通り、利用者がエントリーをしなくても自動で売買を行う、ユーザー補助ツールになります。
設定さえしてしまえば、自動で取引を行ってくれるので、エントリーポジションや予想が出来ないバイナリーオプション初心者にとっては、魅力的に映るかも知れません。
自動売買ソフトの注意点
当然ながら為替相場は、毎日値動きが違います。一日として同じチャートの動きの日はありません。
そんな為替相場に対して同じ設定で自動取引を行っても、最初こそ勝てるかも知れませんが、いずれ絶対に勝てなくなります。
有料ツールが危険な理由
有料ツールは、お金を払ってツールを購入するのですが、危険な理由は“お金を払う”という行為になります。
お金を先出するので、ツールが使い物にならなかった場合“詐欺”に遭ってしまいます。
また、有料ツールの中にはクーリングオフが可能と記載されているものもあるのですが、“実質クーリングオフはできません。”理由は、クーリングオフの条件が厳しいからです。
「ツールを利用して一度でも勝てていたらクーリングオフの対象にはなりません。」や、「3か月間ツールだけを利用して、その実績をデータとして送付しないといけない」といった、クーリングオフさせる気が一切ない条件になっています。
バイナリーオプションは一定時間後にチャートが上昇しているか下降しているかのルールで、1/2の確率で勝てます。つまりクーリングオフの対象になる事はまずありません。
加えて、バックテストを行い勝率90%以上や80%以上と宣伝しているものもあるが、バックテストの期間が明記されていない怪しいツールもあります。
仮にバックテストを一定期間行っていたとしても、為替相場の歴史はかなり長いです。直近の数か月バックテストを行ったから安心とはなりません。
そもそも、本当にバックテストを行っている保証はどこにもありません。
また、これは「サインツール」や「シグナル配信」にも言える事なのですが、そもそもバイナリーオプション業者は“ツールの利用を禁止”しています。利用規約にはっきりと記載されているので、ツール利用が発覚した場合“口座凍結”や“アカウント停止”といった処分となってしまいます。絶対にツールは利用しないようにしましょう。
有料ツールの危険性を徹底解説! まとめ
有料ツールによって種類が違うので、注意すべきポイントが変わってきます。
今回の記事では有料ツールの種類別で注意点を記載させて頂きました。
多くのツールは「勝率80%以上」「勝率90%以上」や「月収100万円稼げます」といった宣伝をされていますが、実際に計算すると月収100万円では収まらないくらい稼げてしまいます。
つまり、多くの有料ツールは嘘という事です。
実際に稼げるかどうかが怪しいツールばかりです。
バイナリーオプション初心者は裁量トレードが出来ない事を理由に有料ツールを購入してしまう傾向にあります。ですが、バイナリーオプションのツールには怪しいもの、はっきりと詐欺だとわかるようなものが多いです。有料ツールの中には数十万とかなり高額で販売されているものもあるので、詐欺案件に引っかからないように注意しましょう。
また、稼いでいる多くのトレーダーは無料ツール(MT4/MT5)を使って裁量トレードをしています。
楽だからと有料ツールに逃げるのではなく、無料ツールをインストールして裁量トレードを覚えていきましょう。
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