バイナリーオプションでのお金の増やし方で重要になってくるのが、資金管理です。
バイナリーで利益を出し続けている人は、必ずと言っていいほど、「取引金額はどれくらいにするか」予め決めています。
今回は、取引資金の計算方法の一種である「単利と複利」、バイナリーでの活用方法について解説していきます。
「どうやって取引してお金を増やしていけばいいの?」などの疑問が解消できるような記事となっているので、初心者の方はぜひご覧ください。
・ バイナリーでどうやってお金を増やしていけばいいか、悩んでいる
・ 資金管理方法が分からない
バイナリーオプションでのお金の増やし方のポイントは?
バイナリーでお金を増やすポイントは単利と複利を理解することでしょう!
単利と複利は、稼いだ利益をどう扱うかで区別されています。
銀行の定期預金にも、単利型と複利型が存在しています。
・ 単利型:「預けた元本」から一定額で利息が計算
・ 複利型:「預けた元本 + 利益」から利息が計算
つまり、銀行に年5%増える定期預金に、100万円預け入れた場合の利益の推移は、
単利型 | 複利型 | |
1年目 | 5万(100万 × 5%) | 5万(100万 × 5%) |
2年目 | 5万(100万 × 5%) | 5.25万(105万 × 5%) |
3年目 | 5万(100万 × 5%) | 5.51万(110.25万 × 5%) |
複利型の方が、利益が積み上がっていますね!
40年間それぞれ運用した場合、以下のグラフのように利益額に大きな差が出ています。
複利はどんどん元本が膨れ上がっていくような仕組みを指しています。
単利は40年で300万なのに対し、複利なら700万もの利益が得られており、これをバイナリー取引に活かすことで、資金の増減をコントロールすることができるという訳です!
ちなみに貯金は、複利となります。
バイナリーの単利とは
バイナリーにおける単利とは、稼いだ利益を毎度回収し、取引金額は一定でエントリーしていくことを指します。
どれだけ利益が出たとしても、「取引金額は1,000円」と決めてしまうため、計算が単純です。
オンラインカジノでは、フラットベットと言われます。
例:元本3万円、一回の取引金額は1,500円(元本の5%)と決める
→ 元本が10万円になっても、取引金額は1,000円のまま
バイナリーでの単利のメリット
単利のメリットは、資金の増減が分かりやすい点でしょう。
勝っても負けても、取引金額は一定なので、資金の増減スピードが変わらず「安定型」であると言えます。
大きく減るようなこともないので、初心者の方にもメンタル的に負担が少ないような方法となっています。
また、取引金額が一定なので、煩雑な計算を行う必要がありません。
取引回数が増えれば増えるほど、自己資金が今いくらなのか、忘れがちになってしまい、口座に戻って一度確認する手間が生まれます。
単利であれば、口座資金を確認している間に、せっかくのチャンスを逃してしまうことはないので安心して取引に集中できますよ!
勝っていて、欲を出して2倍で取引したら負けた、というようなコツコツ資金を増やし、ドカンと負けるような失敗を防ぐのに効果的な方法です。
バイナリーで単利を使ったお金の増やし方
単利は資産の増える額は一定という特徴があります。
裏を返せば、「損をしても一定額しか資産が減らない」ということになります。
初心者の方や「いくら元手にいくら取引するか」がわからない方にはおすすめの方法となります。
また神経質や心配症、資金の増減がシミュレーションしやすい方が安心する、という性格の持ち主には心理的負担が少なくなるので、取り入れやすいのではないでしょうか?
バイナリー取引では、元手の5~10%程度が1回の取引金額として適切であるとされているので、元手3万円の場合なら、1,500円~3,000円程度に留めておきましょう。
テクニックなどの検証にも
また、単利の活用方法として「テクニックや戦略の有効性を確認する」という方法があります。
取引金額が一定で、勝率に左右されるため、バイナリーでの自分ルール設定時の検証にも使いやすいです。
・ 単利向きの性格:心配性、神経質
・ 単利の活用方法:初心者の取引時、資金管理を考えたくない時、分析に集中したい時、戦略やテクニカルの勝率を知りたい時
バイナリーの複利とは
バイナリーにおける複利とは、稼いだ利益を確保せずに、そのまま元手資金にして、再投資していく手法です。
稼いだ利益を元手にプラスしていくことから、「雪だるま式」の運用方法としても知られています。
単利の場合は、一定額をかけていたものが、(元本+利益)で計算するように変化していきます。
例:元本3万円、一回の取引金額は元本の5%(1,500円)と決める
→ 元本が10万円になると、取引金額は元本の5%なので、5,000円
最初は複雑に感じてしまいますが、慣れるとすぐに計算できるようになるので安心してください!
バイナリーの複利のメリット
複利のメリットは、「元々の資金が減らない」のと「資金の増え方が早い」ことです。
利益を上乗せして取引していくので、損をしてしまった場合でも、損失分を稼いだ利益で補填できます。
例え連続で負けても、最初の元本になった時点で取引をやめれば、マイナスがなく終了でき、最初の運用資金に手をつけないため、心理的にも攻めた取引を行いやすくなりますよ!
また勝てば勝つだけ取引額を増やしていくため、資金の増加スピードが単利と比べて非常に早いです。
バイナリーで短期集中型で勝つようば戦略を取っている人にはぴったりの手法となっています。
バイナリーにおける単利と複利の比較
ペイアウト率が2倍、最初の取引金額を1万円として、単利と複利運用した場合を比較してみました。
・ 1勝後の残高は2万
・ 2勝後の残高は3万
・ 残高が10万になるのは、9連勝後
・ 1勝後の残高は2万
・ 2勝後の残高は4万
・ 残高が10万になるのは、5連勝後
このように、勝率が安定していれば、資産の増え方が早くなっていきます。
またバイナリーでは株とは異なり、資金の大小関係なく「上に行くか、下に行くか」を選ぶシステムなので、複利との相性が良いです。
少額でしていたことを、取引金額が増えても同じように行うだけなので、再現性が高い点がバイナリーで複利を使う魅力です。
バイナリーで複利を使ったお金の増やし方
複利は、資金の増え方にブーストをかけられるため、自分の勝率が安定してきてから使うことで、より効果的に資金を増やすことができますよ!
気を付けていただきたいのが、資金が減るのも早いため、勝率が悪い時に複利運用をしてしまうと、単利よりもパフォーマンスが落ちてしまうことがあります。
初心者の方で複利を使いたい方は、取引金額を最初は一番低く設定しておき、そこから上げていくようにすれば、負けた時の資金の減りを抑えることができます。
また元本と利益に対して、一回ずつ取引金額を計算していく必要があるので、マメな人や計算の手間が多少かかっても資金を効率よく増やしたい人に向いています。
資金が減ってしまった場合には、再度資金を増やせるまで、感情的にならずコツコツ続けることが大切になってきます。
なお複利は、自分が得意なチャートパターンの時に取引したり、勝率が高めの戦略を使うときに活用してみましょう。
・ 複利向きの性格:冷静、マメ、多少の資産増減が気にならない人
・ 複利の活用方法:勝率が高かったり、得意な取引で使って、一気に資金を増やす
バイナリーでの使い分け方
単利と複利はあくまでも、利益をどう使うか、にフォーカスした方法なので、自分の性格や戦略に合わせて使っていく必要があります。
基本的には、不安な時・取引に自信がない時は「単利」、勝率が高い場合や、期待値の高いエントリーポイントが出現した時には「複利」を使っていくのがいいでしょう。
他にも、性格に応じて使い分けることもできます。
・ 楽観的な性格 → 勝ち取引が続いた後は、「単利」で運用
・ 神経質な性格 → 基本的に「単利」検証済みの戦略を使う時だけ「複利」、など
楽観的な性格ならリスクを取りやすいため、複利運用メインで行い、連勝時に冷静になるため単利に戻すのも有効です。
反対に神経質な性格なら資金の増減がストレスになる可能性もあるので、単利運用で利益を確保しながら取引すると安心できるのではないでしょうか?
自分を理解することがバイナリーで勝つ第一歩と思って、自己分析をしてみるのもおすすめですよ!
バイナリーで単利と複利のどちらを選べばいい?
単利は稼いでも損をしても「ミドルリスクミドルリターン」、複利は稼ぐと「ハイリスクハイリターン」、損をすると「ローリスクローリターン(取引する金額が減るため、損失額も減る)」という特徴を元に、それぞれ単利と複利がぴったりな人を挙げています。
・ 資金管理について考えたくない人
・ 取引分析やエントリーするタイミングに集中したい人
・ 資金の増減を視覚化したい人
資金管理に悩むことなく、取引したい場合は単利一択でしょう。
・ 勝率が高い人
・ 多少のリスクを許容できる人
・ 勝った場合の資金の増加スピードを速くしたい人
・ 負けた場合のリスクを減らしたい人
資金が減ってしまった場合は、取引金額も減少するため、大きく負けるようなリスクを減らすことが可能です。
バイナリーで単利と複利をうまく使い分けられなかったら
反対に勝率がイマイチなのに複利のメリットを活かせない場合や、勝てるようになってきているのに単利のままで固定する場合には、なかなか資金が増えないリスクがあります。
また使い分けられず、どうしても勝ちたいあまりに、本来運用資金に充てるはずでなかった生活費まで入金してしまい、手元にお金がなくなってしまうような危険性もあり得ます。
全資金を一気にかけてしまい、資金がなくなるようなことを避けるためにも、単利や複利を使いこなし、資金を守る行動を忘れずに!
単利と複利にこだわりすぎない
反対に、単利と複利自体が合わない人も一定数いらっしゃいます。
・自由に取引資金を決めたい人
・休みの間だけ残高を増やし、平日は残高を減らし、小まめに残高を増減させたい人
などは、単利や複利ではなく別の資金管理方法を行ってみましょう。
例えば、残高の2~5%を1回の取引金額と設定し、自分の調子やタイミングに応じて%を変化させるような方法などもおすすめです。
初心者の方は、まず「単利 → 複利 → 自分オリジナルの資金管理方法」のように、自分のレベルに応じて、段階的に変えていきましょう。
バイナリーで単利と複利を上手く使うコツ
ここでは、単利と複利を上手く使いこなす際の注意点をご紹介します。
長期的な視点
バイナリー取引では、短期的に大きく稼げると言われがちですが、稼ぎ続けるためには長期的な視点を持ちましょう。
1ヶ月単位ではなく、3ヶ月や半年などの比較的長めのスパンで考えておくと、無謀な取引を行うリスクが減り、資金がなくならずにコツコツ稼げる確率が高まります。
目標設定
バイナリー取引でどれくらいの金額をかせぎたいのか、などを最初に決めておきましょう。
目標は実現可能な金額から設定していき、こまめに目標を調整することで、自分の運用能力に合った取引ができるようになります。
目標設定を行わないと、ダラダラと取引を続け、勝っていたのに気づいたら負けていたという状態に陥りやすいです。
資金管理の徹底
単利と複利を行う際に、必ず取引ごとの取引金額の上限を決めておきましょう。
おすすめは元本の「5~10%」で設定し、絶対に上限を超えないという強い心を持つことが大切です。
資金が負けて減ってしまった場合には、一度取引を止めて、残高から再度計算をして取引をスタートしていきましょう。
取引回数など自分ルールの設定
海外バイナリーは一日に何度も取引できてしまうので、ついつい何度もエントリーしがちですが、1日あたりの取引回数には上限を決めておく方が集中して取引ができます。
回数に自分で制限をかけることで、勝ちやすいタイミングを厳選でき、結果として勝つポイントでの取引が増えるため勝率が上がることに繋がります。
基本的に1~2回程度に留め、多くとも5回以内で始めてみましょう。
他にも、自分なりの取引手法が決まっていると、単利と複利どちらを採用するか選ぶ際に、選びやすくなりますよ!
まとめ
今回は単利と複利について解説していきました。
初心者の方は、必ずハイローオーストラリアなどが提供している、無料のデモ口座で使い方を練習しておくことをおすすめします。
実践の前に、単利と複利どちらが自分に合うのか、検証してから取引することでスムーズにバイナリー取引が行えますよ。
大切な資金を守りながら、資金管理を意識してトレードしてきましょう!
こちらの記事では、デモ口座や少額取引できる業者の比較をしています。
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