皆さんはハイローオーストラリアでゴールド取引をしたことはありますか?
一時期「ゴールド取引は勝ちやすい」とネット上でも攻略法など多く出て話題となりました。
そのため、取引したことがなくでも取引を検討する人は多いのではないでしょうか?
ただしハイローオーストラリア側も勝ちやすさ故に変更を行っており、ネット上では「勝てなくなった」という声もしばしば見られます。
そこで今回はハイローオーストラリアのゴールド取引についてを紹介していきます。
・ ハイローオーストラリアで取引したいが銘柄選びに迷っている
・ ゴールド取引の取引方法や注意点が知りたい
・ ゴールド取引って勝てないと言われるようになった理由が知りたい
上記のような方に向けて、わかりやすく解説していきます。
ハイローオーストラリアでのゴールド取引を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
・ ハイローオーストラリアのゴールド取引は1日取引がメイン
・ ドル円を取引している人は取引しやすい
・ 少し長めの時間軸となるので、テクニカル分析だけでは不十分
ゴールドとは
まずゴールド自体について確認をしていきましょう。
ゴールドはその名の通り「金」です。
金の延べ棒などがイメージすると分かりやすいのではないでしょうか?
中国やオーストラリアなどで採掘されており、中には金で資産を保管している人も少なくありません。
ハイローオーストラリアのゴールド取引とは
世界中で資産価値の高いものとして保有されておりされている金ですが、バイナリーオプションやFXで取引することができます。
ただし金を直接購入して売買するのではなく、金価格の推移(チャート)を元に取引していきます。
ゴールド取引の特徴
ゴールド取引の特徴として主に以下の6つが挙げられます。
1. ゴールド取引は安全資産で需要がある
2. ゴールド取引はテクニカル分析しやすい
3. ゴールド取引はドル円と逆相関関係
4. ゴールド取引は地政学リスクも影響
5. ゴールド取引はトレンド形成しやすい
6. ゴールド取引は値動きが激しい
それぞれ紹介していきますね。
ゴールド取引は安全資産で需要がある
ゴールドはその価値が世界中で担保されているため、安全資産といわれています。
そのため世界的な不景気が広まっている際には、資産価値がなくなりにくいとされているゴールドへ資金が集まるのです。
そのためゴールド自体の需要はなくなりにくいといえるのです。
さらに採掘量も今後数年の内に限界に達すると言われており、ゴールド自体の価値もより一層強まってくると考えられます。
そのため、一気に需要がなくなって取引できなくなる心配や、通常通りの分析がしにくくなる懸念などは少ないといえます。
ゴールド取引はテクニカル分析しやすい
ゴールド取引はテクニカル分析が通用しやすいといわれています。
前述したように安全資産として知られているゴールドは、世界中のトレーダーが取引することになります。
つまり、市場参加者が増えてチャートが読みやすくなり、テクニカル分析がしやすくなるのです。
例えば取引量の少ない通貨では、高額取引した人がいればその方向に価格が動いてしまい、純粋にテクニカル分析を適用しづらくなってしまいます。
ですが、ゴールドであれば世界中のトレーダーが参加するため偏って動いてしまう心配はありません。
バイナリーオプション取引をテクニカル分析で行っている方は取り扱いやすい銘柄といえるでしょう。
ゴールド取引はドル円と逆相関関係
最もスタンダードな通貨ペアであるドル円と逆の動きをしやすいという特徴があります。
世界全体経済に影響与えるアメリカの景気が良くなれば、ゴールドなどの低リスク資産を買わずに景気の良い方へ投資したほうが利益を伸ばしやすいと判断されます。
反対にアメリカが悪影響であると世界経済全体の景気も悪化してしまう可能性もあるので、ゴールドを買って安定的な運用を目指す人が多くなります。
つまり、以下のような逆相関の関係が成り立つのです。
ドル円が上昇すればゴールドは下落
ドル円が下落すればゴールとは上昇
そのため、ドル円をよくトレードする人はゴールド取引をしやすいというメリットもあるのです。
ゴールド取引は地政学リスクも影響
ゴールドが安全資産で、何かあったときにはゴールドへ資金が流れると説明してきました。
この「何かあった時」と判断するのは、世界経済が今どのような状況であるかという情報になります。
つまりゴールド価格は各国の景気はもちろん、ロシアによるウクライナ侵攻などの国自体の政治・軍事的リスク(地政学リスク)に影響を受けます。
もし地政学リスクが高まると、先行き不透明感を感じゴールド価格が上がりやすくなります。
上記のように新型コロナウィルスが蔓延し始めた頃は上昇していることがお分かりいただけるのではないでしょうか?
他にもロシアによるウクライナ侵攻が激化したタイミングでも金価格が上昇していますよ。
ゴールド取引はトレンドを形成しやすい
ゴールドは上昇や下落のどちらかに動き出すとその方向へ大きく動く「トレンド」が発生しやすい傾向があります。
つまり、前述したテクニカル分析しやすいという特徴を活かして、上下どちらのトレンドが発生しているか判断して取引することで、利益を出しやすいといえるのです。
ゴールド取引は値動きが激しい
ゴールド取引は値動きが激しいという特徴を持っています。
一見「値動きが激しい」と聞くとマイナスに感じてしまうかもしれませんが、バイナリーオプションでは逆です。
後述しますが引き分け負けのリスクを減らせるなど、有利になる特徴を持っているのです。
ゴールド取引のメリット
ハイローオーストラリアでゴールド取引するメリットは、以下の2つが挙げられます。
ゴールド取引は比較的勝ちやすい
前述したように「テクニカル分析しやすい」「トレンドが発生しやすい」というのは予測が立てやすいということになります。
実際に、勝ちやすさ故にハイローオーストラリアでは時間軸を長くするなどの対処がなされています。
短時間で勝率が良い取引であると、1日に何度も取引できるバイナリーオプションでは数十万、数百万単位で一気に利益を積み上げる人も多くなります。
しかしそうなるとハイローオーストラリア側も商売なので倒産してしまいますよね。
そこで勝ちやすい分、時間軸を長めにして取引回数を減らして対応していると考えられます。
以前は15分取引などの短時間取引を取り扱っていましたが、現在は1日取引のみとなっています。
つまり公式側からも実質「比較的稼ぎやすい」と認められた、といっても過言ではありません。
変更してからは、今までのように短時間で利益を積み上げるのは難しくなりました。
そのため「勝てなくなった」と思ってしまう人が多いのです。
ただし長くなったからといって急激に不利になるわけではありません。
チャート自体は同じものですので、長期的な戦略に切り替えれば十分勝率を上げることも可能です。
ゴールド取引は引き分け負けを減らせる
ボラティリティー(値動きの激しさ)があるので引き分け負けを減らすことができます。
ハイローオーストラリアでは、上にいくか下にいくかのみ判断するため、小幅上昇と大幅上昇は勝ち敗けに関係ありません。
ただし、小幅の上昇であると「判定時刻の価格 = エントリー時刻の価格」という引き分け状態が発生しやすくなります。
もし引き分けになると負けと判断されて、資金は没収されてしまいます。
そのため、ゴールド取引ならある程度ボラティリティーがあるため、引き分け負けのリスクを減らしやすいのです。
ハイローオーストラリアでのゴールド取引方法
実際にゴールド取引の方法を確認していきましょう。
1. トップページへ移動し、取引種類を選択
自分の行いたい取引を選んでいきます。
ハイローオーストラリアには4種類の取引方法がありますが、ゴールド取引でのTurbo取引はできなくなっています。
そのため「High&Low」か「High&Lowスプレッド」で選ぶことになりますので注意をしておきましょう。
2. 銘柄を検索
取引方法が選べたら、銘柄検索にてゴールドを選択します。
通常であれば時間も変更できますが、ゴールド取引は1日のみの取り扱いなので変更せずこのまま取引へと移っていきます。
3. エントリー
実際に取引画面が表示されますので画面に沿って取引していけばOKです。
「High&Low」を選んだので、現在値が1日後の数値より高いかどうかを判断し、クリックしていきます。
判定時刻が来たタイミングで自分の予想通りなら「かけ金 × ペイアウト率」分の金額が払い出されます。
もし予想が外れればそのままかけ金は没収です。
なお判定時刻が来たタイミングでの通知はなく、判定時刻が来ればログインしてようがしていまいが勝手に取引が終了するので注意しておきましょう。
ゴールド取引の種類
取引種類は基本的に「High&Low」か「High&Lowスプレッド」の2通りです。
以前は15分取引も用意されていましたが、撤廃されていますので注意をしておきましょう。
ゴールド取引のポイント
1日取引だけになってしまったハイローオーストラリアでゴールド取引をするには、主に以下の3つを確認しておかなければなりません。
ファンダメンタルズも駆使
1日取引になったということは、なるべく中長期的な視野で判断することが求められます。
今までであればテクニカル重視を駆使して短い目線で取引を行うのがスタンダードでしたが、全体の方向性を見れるファンダメンタルズ分析を加味した取引が必要になったのです。
例えばアメリカでの景気が好調か悪化しているかを判断する経済指標の発表をあったとしましょう。
景気が悪化すると判断されればドル円は長期的に下落していく可能性があり、ゴールドは上昇していきそうと考えられます。
その場合、メインシナリオは「下落」として1日後の価格予想を立てることになるのです。
詳しいファンダメンタルズ分析の方法については、こちらの記事で紹介しています。
欧州時間をチェック
バイナリーオプションで使うゴールドの価格は「ロコ・ロンドン・ゴールド価格」を基準として決定されていきます。
つまり、この価格が決まる時間が最もゴールド取引が注目される(価格が大きく変動する)時間となるのです。
この時間は欧州時間(日本時間17時~0時、夏時間は18時~1時)が該当し、このタイミングで取引する際には参加者が増えてボラティリティーの大きさも期待できますよね。
ボラティリティーが大きくなれば、引き分け負けを減らせるゴールド取引のメリットをより活かすことができるのです。
もし欧州で深夜帯となる時間(朝や日中)の取引を考えている方は、市場参加者が減ってボラティリティーが小さくなることもありますので逆張りを狙っていくのも手です。
現在どれぐらいボラティリティーがありそうか、を想定した上で取引をしていきましょう。
今後、ゴールド取引はどうなる?
今後のゴールド取引は、上昇する可能性があると考えられます。
2022年現在、新型コロナウィルスは完全に収束しておらず、再度何かしらの感染症が流行する可能性もゼロではありません。
さらに現在はロシアによるウクライナ侵攻問題が解決していなかったり、それに付随するロシアによるユーロ圏への天然ガス供給が滞っていたりするなど、先行き不透明感も目立っています。
そのため金価格は安全資産としての価値を上げていく可能性が高いのです。
さらにドル円は1ドル140円など、上昇し続けている状態です。
日本銀行側も急激な円安を牽制するような発言も出てきており、多少ドル円の上昇の勢いにストップがかけられる可能性もあるでしょう。
そのためドル円が下落して、ゴールド価格が上昇する可能性もあるのです。
「今後世界経済はどうなっていくか」「ドル円は上昇するのか」などを意識しながら取引をしていくと予想をしやすいのではないでしょうか。
ハイローオーストラリアゴールド取引まとめ
今回はハイローオーストラリアのゴールド取引について紹介してきました。
15分取引がなくなり1日取引がメインとなったことで、よりファンダメンタルズ分析を駆使した取引が必要になってきます。
そのため、各国の景気状況やファンダメンタルズ分析の取引練習を行っておくのがおすすめです。
ドル円をよく取引している方などは、逆相関となるゴールド取引を息抜きにやってみても面白いのではないでしょうか。
もし短時間取引を行いたい場合は、ドル円やユーロドルなどのメジャーな銘柄を選ぶことになりますので念頭に置いておきましょう。
その際にはこちらの記事で逆張り順張りに使えるテクニカル分析指標を駆使しつつ取引をしてみるのはいかがでしょうか?