「バイナリーオプションを始めたはいいけど、どうしたらいいのか分からない」
「通貨がいっぱいあってどれがいいのか分からない」
「おすすめの通貨が知りたい」
ひとむかし前のバイナリーオプションでは、片手で数えられるくらいの取り扱い通貨だったり、取引ルールや時間も少なかったのですが、最近では業者も力を入れて、取り扱い通貨を増やしたり仮想通貨を取り扱ったりフォーマット上にインジケーターを表示する事ができたりと、アップデートされています。
出来る事が増えるのはトレーダーにとってはいいことではあるのですが、バイナリーオプションを始めたばかりの初心者には何の事かさっぱり分からないケースもあります。
そこで今回は、とりあえずこの通貨を選んで取引すればOKというのをご紹介していきます。
そして、ただ紹介するだけではなくその通貨特有の動きだったり何時から何時までが動くのかをお伝えするので、自分に合う通貨を見つけてもらえたらと思います。
初心者におすすめの通貨は「クロス円」
結論から伝えると、バイナリーオプションを始めたばかりの初心者は、絶対に“クロス円”からスタートした方がいいです。
そもそもクロス円とは、「ドル円」や「ユーロ円」といった“円と他国の通貨ペア”の事になります。
また、日本円に関していえば、“円は安全な通貨”として世界のトレーダーから認知されている事でも有名ですね。
クロス円をおすすめする理由としては、“圧倒的に入ってくる情報が早いから”になります。
為替相場は世界情勢に影響を受けます。
例えば、アメリカの大統領選挙やロシア・ウクライナ問題でも相場に大きな影響を与えました。
重大なニュースが為替相場に影響を与える中で、その情報をキャッチするスピードが遅かった場合出遅れたりチャンスを逃してしまいます。
ですが、クロス円だった場合、円=日本なので国内の重大ニュースをすぐ確認できる為、いち早く相場を分析する事ができます。
なので、バイナリーオプション初心者にはクロス円で取引をする事をおすすめします。
クロス円の中でおすすめの通貨ペア
まずはクロス円で取引するのをおすすめしたのですが、その中で何がおすすめなのかをご紹介します。
おすすめの理由や、動きやすい時間帯と取引手法についても解説していきます。
ドル円(USD/JPY)
ドル円相場は、取引量が世界的にも大きいクロス通貨です。
取引量が多いということは、それだけ為替チャートに影響を与えるということになるのですが、円は安定した通貨とも言われている事もあり、ドル円チャート自体は綺麗なチャートパターンになる傾向にあって、テクニカル分析での取引が有効です。
バイナリーオプションを始めたばかりの初心者から慣れたトレーダーまで幅広い人気があるクロス通貨になります。
ドル円相場でおすすめのインジケーターは、単純移動平均線やRSI・MACDを使った、トレンド分析や相場の買われ過ぎ売られ過ぎを確認するオシレーター系も相性がいいです。
ドル円(USD/JPY) 活発な時間帯
ドル円相場の動きが活発になる時間帯は“日本時間で21時~翌6時”です。(冬時間は22時~翌7時)
アメリカの株式市場がオープンする22時30分前になると、市場オープン前の売買や経済指標の発表も重なって為替チャートが活発になっていきます。
また、深夜2時台まではロンドン市場と重なっている為、トレード参加者が多く値動きに期待できます。
緩やかなレンジ相場で分析しながら取引したい場合は、経済指標のタイミングや21時以降を避けて取引するといいでしょう。
ユーロ円(EUR/JPY)
ユーロは欧州の通貨統合によって単一通貨となり、アメリカドルに次いで世界2位の地位の通貨です。
合計25カ国で使用されている通貨の為、財政基盤が強い国と弱い国が混在していて為替変動が激しいのが印象的です。
ユーロは欧州各国の情勢で為替相場が変動していくので、指標スキャルやニュースをチェックしていくといいでしょう。
例えば、ギリシャ財政危機では、ギリシャ1国の問題ではあったのですが通貨はユーロの為、ユーロ売りとなりました。
2023年現在ではロシア・ウクライナ問題で経済危機懸念が高まっていたので関連ニュースをチェックしておくと取引が有利になるのではないでしょうか。
ユーロ円(EUR/JPY) 活発な時間帯
ユーロ円相場が活発になる時間帯は“日本時間で17時から19時”です。
ですが、15時前後から経済指標の発表がされだすので、動き出しは15時以降という認識でいいでしょう。
ユーロ円相場は、ドル円相場に比べて値動きが激しいので、反発狙いの取引がよくかみ合います。
ただし、注意しないといけないのが、ユーロはドルなどの通貨に影響されるので、単一通貨だけではなくドルの動きやポンドといった他の通貨の動きにも注目して取引をしていきましょう。
ポンド円(GBP/JPY)
ポンドは、かつて基軸通貨だった事がある、イギリスの通貨になります。
第二次世界大戦前後までは基軸通貨だったのですが、イギリスの経済が衰退してしまいアメリカドルが基軸通貨となりました。
ただ、それでも取引量としては世界4位と国際的に認知度の高い通貨になります。
近年では、ユーロ導入も検討されていたのですが、反対派が多かった為否決となり、ユーロ導入が見送られた事もありました。
ポンド円(GBP/JPY) 活発な時間帯
ポンド円相場が活発になる時間帯は、“日本時間15時~19時”になります。
15時からイギリスの経済指標が発表されるようになり、為替チャートへの影響が強まります。
売買が活発になるタイミングはユーロとほぼ同じです。
ポンドで注意しないといけないのは、“アメリカドルやユーロよりも値動きが激しい点”になります。
1円あたりの円価格が他のクロス通貨よりも大きいので値動きが激しくなり、FXでは投機の対象となりやすいです。
ポンドはトレンドが強くなる傾向にあるので、インジケーターを屈指してトレンド順張りでのトレードがおすすめです。
初心者におすすめできないクロス円
冒頭で、バイナリーオプション初心者が取引する通貨は「クロス円」だとお伝えしました。
その言葉に嘘はないのですが、初心者が手を出さない方がいいクロス円もあります。
豪ドルは、オーストラリアの通貨になるのですが、なぜバイナリーオプション初心者が手を出してはいけないのかを解説していきます。
豪ドル円(AUD/JPY)は初心者にとって危険なクロス通貨
豪ドルは取引量世界6位と決して人気が低い通貨ではありません。
ただし、初心者にとって豪ドルでの取引が危険なのですが、その理由は“相関関係が特殊”になるからです。
豪ドルで取引をする場合、クロス通貨の動向だけではなく、中国の経済状況やコモディティの動向も追う必要が出てきて、必要な情報が他の通貨に比べて多いです。
バイナリーオプション初心者がクロス通貨だけではなく、その他の動向も追わないといけないのは労力が必要になってきます。
これが豪ドルをおすすめしない理由になります。
バイナリーオプションに慣れてきてから、豪ドル円相場で取引してみるといいでしょう。
まとめ
バイナリーオプション初心者には、圧倒的に“クロス円”がおすすめです。
・クロス円の中でも“ドル円/ユーロ円/ポンド円”がおすすめ
・通貨によって値動きが活発になる時間帯が違う
・通貨に合った手法を選択して取引するのがベスト
・クロス円の中でも“豪ドル円”相場はおすすめできない
まずは、ドル円だけといった形で1つのクロス円相場に集中して取引をして、慣れてきたら他のクロス円にも手を出していくのがいいでしょう。
クロス円での取引におすすめな業者
・ハイローオーストラリア
円は安定している通貨になるので取引材料が乏しい事から、対ドルや対ユーロに注目する事で勝率を上げる事が可能です。
つまり、シンプルなプラットフォームで十分勝負ができます。
ハイローオーストラリアはシンプルなプラットフォームで取引ルールも分かりやすくなっていて、クロス円相場での取引におすすめです。
・the option (ザ オプション)
the option (ザ オプション)もシンプルなプラットフォームに加えて、取引ルールも分かりやすいのでおすすめです。
簡素ながらもインジケーターを表示できるので、レンジ相場でのテクニカル分析はプラットフォーム上で完結できます。
・ゼントレーダー
ゼントレーダーはハイローオーストラリアに似たプラットフォームになっているので、おすすめできます。
ライセンスも所有しているので、バイナリーオプションをこれからはじめてみようと思っている初心者の方でも安心して利用できる業者です。