バイナリーオプションに関するレクチャーには、本物と偽物が存在します。以下は、偽物と本物の見分け方、レクチャーの構造、プロが初心者に教える理由、偽物に引っかかった場合の対処法についての情報です。
世の中には「バイナリーオプションを教えてあげる」といわれ、プロからレクチャーしてもらえるといったサービスが存在しています。
バイナリーオプションで取引をしている方は、特に初心者こそ取引経験がないのでプロに教えてもらいたいとバイナリーレクチャーを検討してする人も少なくは無いのではないでしょうか。
しかしバイナリーレクチャーの中には危険で、偽物の詐欺師も紛れ込んでいます。
バイナリーオプションはお金を使ってお金を増やす仕組みですから、勝てないような偽者にお金を支払って、取引を教えてもらっても勝てないとなると、二重で損をしてしまいます。
そこで今回はレクチャーの構造の仕組みと、偽物と本物の見分け方、引っかかった偽物見せ物に引っかかった場合の対処法などを紹介していきます。
・ バイナリーレクチャーの本物と偽物の見分け方を知りたい
・ バイナリーレクチャーの構造を知りたい
・ どうしてプロが初心者に教えてくれるのか知りたい
・ 偽物に引っかかってしまったときの対処法が知りたい
上記のような方はぜひ最後までご覧いただき、バイナリーレクチャーの詐欺に引っかからないようにしましょう。
・ バイナリーレクチャーは99.9%詐欺
・ 講師は甘い汁をすする構造となっていて、生徒はかなり損
レクチャーの偽物と本物の見分け方
まずバイナリーレクチャーの偽物と本物の見分け方を紹介していきます。
偽者か本物か以下のポイントを確認しましょう。
・ 生徒の実績、メンバーの実績などを公開してSNSで募集をしていない
・ 自分の生活を上げて稼げていることを自慢していない
・ いつも勝っている投稿ばかりで、負けたときの投稿が一切ない
偽物はレクチャー料目当て生徒を探しているので、稼げている事をアピールして誰でもできると発信します。
SNS(InstagramやTwitterなど)で募集を行いませんし、自分の生活を上げて稼いでいることを自慢しません。
さらに偽物は受講料目当てで生徒を探し、稼いでいることをアピールして誰でもできると宣伝します。
本当に稼げているのであれば稼ぎすぎると税務署からチェックが入る上に、お金がらみの犯罪に巻き込まれる可能性もあるので、自身がお金を稼いでると発信しません。
かなりチェックポイント再現性があるかであったりも当然ですが、上記のチェックポイントを満たしているレクチャーはかなり絞られてしまいます。
いわゆる99.9%は詐欺と思ってしまって問題ないです。
そもそも本物っているの?
そもそもレクチャーに本物のプロは、ほとんどいないです。
いたとしても本当にごく稀で、SNSで募集もしませんし、他人にお金をもらって負けるリスクがあるのに教えることはしませんよね。
本物のトレーダーは自身の資金を増やすことが目的であって、他人に教える時間も勉強に費やしているはずですよね。
それでも教えるということは「トレードでは勝てない」「トレード成績という不安定な収入より確実に受講生からお金をもらう安定収入が欲しい」などのネガティブな理由が考えられます。
つまり。ほとんどの場合、バイナリーレクチャーは詐欺である可能性が高いため、注意が必要なのです。
レクチャーの例
こちらの記事でも紹介しているように、SNSのInstagramなどを使ってバイナリーレクチャーを勧誘してきます。
勧誘してくるアカウントが載せている写真は、美女が高級ディナーや海外旅行、高級ホテルで過ごしている写真などをあげています。
Instagramでは、ストーリーをまとめて管理できる「ハイライト機能」があるのですが、そのハイライトに「生徒さんの成績」など自身の生徒たちが次々に結果を出している様子を投稿していますよ。
以下のように、煽り文句で誘ってきます。
・ 生徒から「始めて数カ月で200万円稼いで車を買った」という報告がきました
・ 誰でも真面目に勉強すれば稼げるのに、なんでしないのかな
・ 怪しいだけで行動しないのは損、怖いのは誰でも一緒
・ お金を稼ぎたい人は連絡してください
・ なんでもっと早く始めなかったんだろう、と後悔しています
煽りや格言風の言葉で、受講者を集めていますよ。
レクチャーの構造
そもそもバイナリーのレクチャーがどのような収益構造なのかを知っておきましょう。
レクチャーの構造は、基本的に講師が全て得をするようにできています。
レクチャーは受講者へバイナリーオプションの取引方法を教え、その対価としてお金を受け取るサービスです。
世の中の企業のように、ユーザーへ商品を販売して販売元が儲かるといった仕組みは同じですよね。
しかし後述するように、受講者をないがしろにして講師のみが得をするようにできているという点がかなり悪質な構造モデルといえます。
成功報酬のみで初期費用なし
レクチャー受講では「初期費用は必要ありません!成功報酬のみいただいています!」などといったかなりお得な条件を提示しているレクチャー講師が存在してします。
一見、成功報酬のみであれば「勝った時に支払えばいいので損しなさそう」と考えてしまうかもしれません。
しかしこれは、講師にとって得しかない条件です。
もし受講者が損をしても報酬をもらっていないので無関係であり、受講者の責任であるという悪質な条件なのです。
・ 受講者が勝てた場合 → 契約通り、受講者から勝った金額の一部を受け取る
・ 受講者が負けた場合 →「勝てるまでサポート」とサービスを続行(損失は受講者負担)
成功報酬という事は、結果が出なければ受講者の責任で、損失は受講者負担になります。
つまり初期費用なしの成功報酬は「上手くいった時だけ受講料もらいますが、損をしてもこちらの責任はありません」という表現をマイルドにしたものになります。
損をしても知らぬ顔で、勝てた時だけ甘い汁をすすり、運良く勝てた信者を増やすと言うビジネスモデルなのです。
口座開設先は指定
さらに口座開設を自分の紹介で口座開設するように指示をしてきます。
「この業者しか教えられない」など適当な理由をつけ口座開設を進めてきますよ。
この口座開設にも意味があり、取引をすればするほどそのレクチャー講師に数%の収益ががあるような仕組みとなっているのです。
つまり、講師は口座開設による紹介料や取引料を受け取っていることを明かさずに教えているのです。
口座開設による紹介料を受け取りながら利益を待ち、利益が出た時だけ受講料をもらう、自分が安全な立場で静観しているのみ、というかなり悪質な構造であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
悪質なトレーダーであることは、一目瞭然ですね。
引っかかるとどうなる?
偽物に引っかかってしまった場合は、返金対応してもらえず泣き寝入りとなってしまうケースが多いです。
バイナリー詐欺の美女から返金されますように。
騙された人が結構いらっしゃるみたいで私だけじゃないんだと少し元気になりました。もっと調べれば良かった。(@8PGmo1poyvZF62D 午前8:34 · 2023年3月11日)
バイナリーオプションを頑張りたいと思って申し込んだのに騙されて悩んでしまうのは、本当に苦しいですし心が痛みますよね。
昨日、詐欺紛いにあって
(あ、自分人生甘いな)気付かされバイナリーについてちゃんと勉強するべきと
今、始めるに適してるから人に騙され教えを買うぐらいなら独学で身につけたる🤪✌️
本物のレクチャーを出来るぐらいになる!(@silly1327things 午前8:51 · 2022年5月19日)
騙されるよりも自分が教えられるくらいになるほどスキルアップできるようになるのが、一番の近道ですよね。
レクチャー受講が成功報酬なので「お金をもらっていないし、無料で教えているだけ」と責任をなすりつけられてしまいます。
数十万のレクチャー受講費、バイナリーオプションでの取引費など、全て自分の損失になってしまうのでレクチャー詐欺には引っかからないようにしなければなりません。
他にもレクチャーではないですが「バイナリーのサインツールを買わせられて、400万円の借金」や「バイナリーのコミュニティに月3万円の参加費を2年間支払い続けてしまった」などの被害が続出しています。
対処法
引っかかってしまった場合の対処法ですが、まず消費生活センターに相談しましょう。
その際には、騙した詐欺師の連絡先や名前、やりとりした証拠などをスクリーンショットや書面で残しておくとスムーズに相談できます。
他にも、以下のように被害が拡大しないように動くことも大切ですよ。
・ 連絡を断つ(さらに資金を取られる2次被害を防止)
・ 警察に通報する
・ 周囲に伝える(SNSなどで口コミを拡散)
・ 弁護士に相談する
Instagram以外の危険な詐欺
他にもInstagramでバイナリーレクチャーに勧誘され損してしまったケース以外にも、詐欺は身近に存在します。
注意深く用心をしておき、詐欺に騙されないようにしましょう。
Twitterでもバイナリーレクチャーを募集しているアカウントが存在します。
TwitterではInstagramのようにキラキラ美女の写真やおいしいご飯の様子を載せる投稿は少なくなりますが、勝てている様子を投稿して募集をしているケースも存在します。
主に「最強」「本物」などの断定的な文言を使ったツイートが目立ちます。
「詳しくはDMまで」や「LINEのグループに無料で招待」など初期費用がかからないことをアピールし、登録者や興味のある人を募っています。
実際に検索すると多くのアカウントがヒットしますよ。
かなり多くのハッシュタグなどをつけて、胡散臭い印象を受けてしまう方も少なくないのではないでしょうか。
Web
GoogleやYahoo!などの検索サイトで「バイナリーレクチャー」と検索した際にヒットするホームページからバイナリーレクチャーを誘導する詐欺も存在しています。
サイト自体からは有益な情報を学べて勉強になるのですが、最後には「プロが教えるので詳しくはLINEへ」などと誘導して登録を促すようアピールしてきます。
LINEに登録すると最終的にレクチャーや高額ツールの販売を持ちかけられてしまいますよ。
他人
赤の他人からレクチャーについて紹介されるケースもあります。
SNSで知り合った人や友人の紹介、たまたま居酒屋で知り合った人などから「このようなレクチャーがあって自分もこれで稼いでいる」と言う紹介を受けるのです。
友人が実際に稼げたから、と信用してスタートしてみても稼げずに、最終的に紹介料目当てに他人を勧誘するなど被害を広げてしまうことも考えられます。
このようにInstagram以外にもかなり多方面から詐欺が発生しており、バイナリーレクチャーと称しているもの近づかないようにするのがお勧めです。
まとめ
今回紹介してきたようにバイナリーオプションのレクチャーをしてくる人物はほぼ高確率で詐欺と思っていて問題ありません。
ビジネスモデルも損をしたときは受講者のせいにして、成功した時だけ甘い汁をすする構造となっています。
偽物は「誰でも簡単に稼げる」という甘い言葉で勧誘して、さもトレードが簡単であるかのように発信しますがバイナリーオプションを含めた全てのトレードは、負けるリスクを0にすることは不可能です。
あの有名な日本人株式トレーダーのテスタさんでさえ、1回1回の取引では勝ったり負けたりしています。
そのため、確実に儲かるといった誤認させる表現をするのは私たちを騙そうとしている意図があり、冷静にリスク管理を行って投資戦略を立てることが大切なのです。
レクチャーはかなり悪質なビジネスモデルとなっていますので絶対に近づかないようにしておきましょう。
Instagram以外にもTwitter、Web、他人などいろんな方面で詐欺師はあなたのお金を狙ってきます。
自分自身の身を守り、バイナリーオプションを行う際には自分の力でスキルを身に付け取引するようにしてください。
自分の力でスキルを身につける際には、取引方法を書籍やサイト、動画で学びつつ、デモ取引などでお金をかけずに練習するようにしましょう。