為替相場取引には数々の取引手法が存在します。
数ある手法の中でも、指標スキャルはバイナリーオプションのルールに適していると考えています。
理由としては、バイナリーオプションは30秒~15分(業者によって異なる)の間での取引が義務付けられているからです。
短時間でチャートが変動する経済指標のタイミングで取引を行うというのはバイナリーオプションの取引ルールと相性がいいです。
今回はハイローオーストラリアで1月8日に発表された、アメリカ雇用統計で指標スキャルを行ったので、予想から取引結果までをご覧いただけたらと思います。
指標スキャル(指標スキャルピング)とは
経済指標は、各国が毎日(土日を除く)物価や景気や政策金利といった、自国の経済状況を数値化し公的機関等が発表します。
経済指標発表のタイミングでは、為替チャートに影響を与えるので、指標スキャルとは、“経済指標が発表されるタイミングで取引を行う手法”になります。
(参照元:https://fx.minkabu.jp/indicators?date=2021-01-04)
経済指標は「Yahoo!ファイナンス」や「みんかぶFX」といった外為サイトで確認が可能です。
今回予想して取引を行うのは、前回も取引を行った”アメリカ雇用統計(NFP)”になります。
アメリカ雇用統計(NFP)とは
アメリカ雇用統計(NFP)は、アメリカ労働省が発表する、アメリカの農業部門以外の雇用状況を数値化したものになります。
経済大国アメリカの雇用者数の増減は、世界中の投資家達が注目していて、為替相場に大きな影響を与えます。
与える影響の強さは、雇用統計の結果次第で政策金利に影響する程です。
次は、指標スキャルの予想について説明します。
指標スキャル 予想のやり方
指標スキャルは経済指標をもとに予想を立てていきます。
では、どのように予想を立てるのかというと、市場予想や前回発表値、そして「関連指標の結果」が重要です。
前回発表値と市場予想に対して、今回発表される数値に乖離があった場合、相場は大きく変動します。
今回発表される雇用統計(NFP)を例に挙げて説明します。
アメリカ雇用統計(12月) 予想
前回発表:24.5万人(33.6万人)
市場予想:5.0万人
この事から分かるのは、前回より今回発表される雇用統計は“数値が悪くなるだろう”という市場予想が出ているという事です。
では予想のやり方でお伝えした「関連発表の結果」をみていきましょう。
アメリカ雇用統計(NFP)に大きく関係してくる経済指標は以下の通りです。
・ISM製造業(雇用者数) ○
・ISM非製造業(雇用者数) ×
・新規失業保険(4週) ○
これら4つの大きな発表結果が雇用統計(NFP)に大きく影響している先行発表と言われています。
○はポジティブな結果、×はネガティブな結果を意味しています。
先行発表の結果はポジティブな結果とネガティブな結果が半々です。
このままだとギャンブル要素が高いので、他の根拠を探す必要があります。
先行発表に次いで関連性の高いチャレンジャー社が発表しているアメリカ企業人員削減数の結果を確認してみると、前月比・前年比共に悪い結果となっています。
つまり、アメリカの企業では雇っている人数が減っているという内容です。
上記内容先行発表の内容をふまえて、今回アメリカ雇用統計(12月)はチャートが下降していくのではないかと予想します。
アメリカ雇用統計(12月) 取引ルール
取引通貨:USD/JPY(ドル円相場)
取引手法:指標スキャルピング
取引金額:50,000円(1エントリー)
取引回数:10回
取引時間:5分
ペイアウト率:1.85倍
1エントリーあたりの利益:42,500円
前回取引をしたアメリカ雇用統計(11月)の時と同じ取引ルールになります。
全勝で42万5000円の利益です。
次は実際の取引画面をご覧いただけたらと思います。
アメリカ雇用統計(12月) 取引結果
予想でも伝えた通り、今回の雇用統計はネガティブな発表結果になり、発表後にチャートは下降すると予想しました。結果をご覧ください。
結果は全勝で10戦10勝0敗でした。利益は42万5000円です。
ただ、チャートをご覧になって頂くと、下降した後すぐに上昇しています。
無事に勝つことが出来たのですが、大荒れした相場になってしまったので、その解説をします。
アメリカ雇用統計(12月) 発表結果
今回の雇用統計(12月)の発表結果は以下の通りです。
(参照元:https://fx.minkabu.jp/indicators?date=2021-01-04)
前回発表:24.5万人(33.6万人)
市場予想:5.0万人
今回結果:-14.0万人
今回の雇用統計発表結果は、前回発表、市場予想を大きく上回って数値が悪くなっていました。
つまり、予想通りです。
ですが、チャートは下がったあと、下がりきらずに上昇していきました。
その理由は、「失業率」と「平均時給」が原因になっています。
雇用統計といっても、発表されるのは雇用者数の統計だけではなく、雇用に関係する経済指標が発表されています。
そのうちの失業率と平均時給の発表結果がポジティブな内容でした。
前回発表:6.7%
市場予想:6.8%
今回結果:6.7%アメリカ平均時給(12月)
前回発表:4.4%
市場予想:4.4%
今回結果:5.1%
前回発表そして市場予想を上回ってポジティブな内容なのがご覧いただけると思います。
雇用者数は減ったが、失業率は下がり平均時給よくなって、アメリカ経済は悪くならないのではにかという判断材料になりチャートは上昇していきました。
アメリカ雇用統計(12月) 指標スキャルの予想と取引結果 まとめ
今回はアメリカ雇用統計(12月)で指標スキャルを行い、ハイローオーストラリアで全勝したという内容でした。
アメリカ雇用統計は毎月第一金曜に発表されます。そして多くのトレーダーが注目しています。多くのトレーダーが注目しているという事は、それだけ相場に大きな影響を与えます。
チャートが大きく動くという事は、利益を出すチャンスでもあります。
今回も雇用統計の予想のやり方を記載してあるので、ギャンブルトレードをしている初心者がいましたら是非参考にしてみて下さい。
雇用統計の予想のやり方は難しい事はなく、「過去発表値」と「市場予想」よりもポジティブな結果になるのか、ネガティブな結果になるのか。その判断材料として”関連発表”を徹底的に調べるだけです。
これだけで雇用統計の予想が可能です。
勿論応用して、他の経済指標でも予想して取引を行う事が出来ます。
加えて、指標スキャルは経済指標が掲載しているサイトで予想をするだけなので、MT4(MT5)がなくてもスマホ1台で完結する事が出来ます。
バイナリーオプション初心者でも出来る手法になっています。
バイナリーオプションで利益を出すのは、有料ツールに頼る事ではなく、怪しいバイナリー女子のレクチャーに頼る事ではなく、自分で予想して取引を行う裁量トレードです。
裁量トレードを覚えて、利益を出していきましょう。
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