今回は4月2日に発表された、アメリカ雇用統計(3月)で指標スキャルを行った結果を公開していきます。
タイトルにも記載した通り、発表直後はかなり荒れたチャートになります。
アメリカ雇用統計の予想から、実際の取引結果を掲載していくのですが、今回はハイローオーストラリアではなく“THE BINARY(ザ バイナリー)”を利用したので、THE BINARYについてもスポットを当てていきたいと思います。
THE BINARYについては、先日詳しい記事を掲載したので、そちらをご覧いただけたらと思います。
THE BINARYを実際に利用してみた感想も、本記事でご覧いただけたらと思います。
経済指標とは
今回利用していく「指標スキャル」という手法で重要なのは“経済指標”になります。
経済指標は、平日毎日発表される、各国の経済状況を数値化した発表の事を指します。
(引用元:https://fx.minkabu.jp/indicators)
画像をご覧頂くと、各国が経済に関する発表をする予定が記載されているのが分かるかと思います。経済指標発表のタイミングでは、発表する国に関連する通貨のチャートが大きく変動します。
加えて、経済指標は「過去発表値」と「市場予想」が掲載されています。それをもとに予想する事も可能です。
アメリカ雇用統計(NFP)とは
アメリカ雇用統計は、経済指標の1つになります。
正式には、非農業部門雇用者数(NFP:NonfarmPayroll)といって、農業部門を除外したアメリカ労働省が発表するの労働者数の統計になります。
毎月第一金曜に発表される、多くの投資家達が注目する経済指標になります。
指標スキャルとは
指標スキャルは、経済指標の発表結果を予想して取引を行う手法になります。
過去に指標スキャルの予想の立て方と、実際の取引結果を掲載しているので、合わせてご覧いただけたらと思います。
指標スキャルには複数のやり方があります。
①経済指標の発表結果をあらかじめ予想し、発表前にエントリーをして、発表後に取引が終了になるように取引をする。
②経済指標の発表後、発表された結果に対して順張り取引をする。(トレンド方向に取引)
今回は、過去の取引同様、①の手法を使っていきます。
アメリカ雇用統計3月分 予想
今回取引を行ったアメリカ雇用統計3月分に対して、どのように予想をしたのか解説していきます。
まずは、前回発表値と市場予想を確認していきましょう。
市場予想:66.0万人
(引用元:https://fx.minkabu.jp/indicators)
市場では66.0万人と、大幅にポジティブになっているのではないかという予想が立てられています。今回発表される3月分が、市場予想通りポジティブな内容になるのか予想を立てていきましょう。
関連発表の結果
アメリカ雇用統計に限らず、経済指標は関連発表の結果が大きく関わってきます。
雇用統計(NFP)の関連発表は以下の通りです。
・ISM製造業(雇用者数)
・ISM非製造業(雇用者数)
・新規失業保険4週平均
上記4つの経済指標が、雇用統計(NFP)に大きく影響すると言われています。
関連発表の結果は以下の通りです。
・ISM製造業(雇用者数)→○
・ISM非製造業(雇用者数)→無し
・新規失業保険4週平均→○
○がポジティブな発表結果及びチャートの動き、×がネガティブな発表結果及びチャートの動きになります。
ISM非製造業(雇用者数)は、雇用統計までに発表されていなかったので不明です。ただ、その他に関してはADP雇用統計以外はポジティブな発表結果になっています。
前情報としては半々といった内容ですが、ADP雇用統計が悪かったとはいえ、過去発表よりはポジティブな内容でした。
ですが、今回は失業率と平均時給の結果がネガティブでチャートは下降していくのではないかという予想をします。
雇用統計は雇用者数の統計だけではなく、失業率や平均時給も発表されます。
場合によっては雇用者数の統計よりも、大きくチャートに影響する場合もあるほどです。
次は実際に取引を行う、取引ルールをご確認下さい。
取引ルール
取引通貨:USD/JPY(ドル円相場)
取引手法:指標スキャルピング
取引金額:50,000円(1エントリー)
取引回数:8回
取引時間:1分30秒(90秒)
ペイアウト率:1.75倍
1エントリーあたりの利益:37,500円
ハイローオーストラリアでは1.85倍の利率だったのですが、THE BINARYでは1.75倍と若干低めの設定になっています。
それでは実際の取引結果をご覧いただけたらと思います。
アメリカ雇用統計(3月分) 取引結果
アメリカ雇用統計3月分の予想は、雇用者数が増加失業率や平均時給の方が悪く、チャートは下がっていくという予想になっています。
チャートをご覧頂くと、発表後に急上昇してその後すぐ戻してきているのが分かるかと思います。
相場はかなり荒れた形になり、取引結果としては4勝4敗の勝率50%になってしまいました。
勝率50%では、利率が2倍ではない為にマイナス50,000円の収支です。
なぜこんな荒れた相場になったのかを解説していきます。
アメリカ雇用統計(3月分) 発表結果
市場予想:+66.0万人
今回結果:+91.6万人
雇用者数は市場予想を上回ってポジティブな内容でした。ですが、発表直後に上昇してその後すぐ戻ってきたのは、“平均時給”が要因となります。
市場予想:6.0%
今回結果6.0%
市場予想:0.1%
今回結果:-0.1%
失業率は市場予想通りでしたが、平均時給が市場予想を下回ってしまい、チャートは下降していきました。
今回はポジティブな内容とネガティブな内容によって、チャートが大きく荒れてしまいました。
THE BINARY(ザ バイナリー)に指標スキャルは有効
これまで指標スキャルでハイローオーストラリアを利用してきましたが、今回はTHE BINARYになります。
実際THE BINARYで指標スキャルを行った使用感としては、“相性がいいというよりも、指標スキャルのみで使用するしかない”といった感想になります。
というのも、バイナリーオプションでラインでトレンドを読みながら取引というのも出来なくはありませんが、基本的にバイナリーオプションは短期取引です。
取引時間が決められているので、ここで取引終了したいという任意の取引終了が出来ません。
つまり、短い取引時間の間に為替相場が動いていないといけません。
さらに付け加えると、THE BINARYは海外バイナリーオプション業者の中でも、取引時間が「30秒、60秒、90秒」と短い取引時間しか用意されていません。(ハイローオーストラリアは最大30分)
つまり、どの海外バイナリーオプション業者よりも、相場が動くタイミングで取引する必要があります。
その点、経済指標のように決められた時間に相場が動くというのが分かっている指標スキャルは、THE BINARYと相性がいいです。
後は経済指標の予想を覚える事で、THE BINARYを上手く使いこなす事が出来るのではないでしょうか。
THE BINARYの評判は? 口コミは? 出金できる? 詐欺業者? 徹底検証してみた
まとめ
今回はTHE BINARYを利用して、アメリカ雇用統計(3月)で取引を行った結果と、実際にTHE BINARYを使ってみた使用感についてとなります。
実際にアメリカ雇用統計での指標スキャルでTHE BINARYを使ってみて「指標スキャルに適した業者」というのがわかりました。
むしろ、THE BINARYという海外バイナリーオプション業者としての特徴を加味すのであれば、「バイナリーオプションを始めたばかりの初心者が、少額の入金額で少額の取引で指標スキャルを行うのに適している」といえるでしょう。
アメリカ雇用統計3月の取引結果としては、悪くはなかったものの、残念ながら的中とは言えませんでした。
アメリカ雇用統計は多くのトレーダーが注目する、かなり大きな発表になるので、バイナリーオプション初心者は是非注目していきましょう。