バイナリーオプションとは、一定時間後に為替チャートが上昇しているか下降しているかを予想して取引を行います。
エントリーの際にお金をBETして、予想が的中すれば約2倍になってペイアウトされ、予想が外れたらBETしたお金を失います。
シンプルな取引ルールなので、為替相場取引をやった事がない初心者から幅広い層で人気なのですが、多くのバイナリーオプション業者が存在しています。
初心者はどのバイナリーオプション業者を選べばいいのか分からないかと思うのですが、今回は「fxbinary(fxバイナリー)」と「ファイブスターマーケッツ」を実際に利用して比較してみたので参考にしていただけたらと思います。
優良業者を選ぶ注意点
まずは、何を基準に業者を選べばいいのかという点と簡単に説明します。
①運営期間が長い
業者の運営期間が長いという事は、それだけ実績があるという事になります。
運営期間が短い業者だと、利用者を集めるだけ集めて、いきなりサイト閉鎖して資金回収されて泣き寝入りという事もありました。
出来る限り運営期間の長い業者を選択しましょう。
②出金ができる業者
当然のことながら出金ができる業者を選びましょう。
出金ができないというだけで詐欺業者です。必ず出金ができる業者で取引をしましょう。
③「取り扱い通貨」「取り扱い取引ルール」が多い
なるべく取り扱い通貨の多い業者や、取り扱いルールの多い業者を選ぶ事で、利用出来る手法の幅が変わってきます。
例えばハイローオーストラリアには15分後を予想する取引ルールがありますが、他の業者にはありません。
ただ、ハイローオーストラリアにはCAD/JPYの通貨取引がありません。
このように、業者によって出来る事、出来ない事が違ってきます。
せっかく手法を覚えて取引をしようと思っても、バイナリーオプション業者の取引ルールに適したものがなかった場合、せっかく覚えた手法が無駄になってしまいます。
fxbinary(fxバイナリー)とは
fxbinary(fxバイナリー)は今回利用していく海外バイナリーオプション業者になります。
特徴としては、シンプルなプラットフォームで500円という少額から取引が可能。
主要国通貨は抑えてあり、Nowトレードで10分後の相場を予想する取引が出来るという点になります。
会社名: Star Formations Limited Fxbinary Administration Office
住所: Suite 205 Second Floor Capital City Indepence Avene P O Box 903
Victoria Maha Seychelles
コンタクト: support@fxbinary.net
以前詳しい記事を掲載しているので、そちらをご覧ください。
本当にシンプルなプラットフォームなので、取り扱い通貨や取引ルール、取引のし易さでいえば業界上位ではないでしょうか。
ファイブスターマーケッツとは
ファイブスターマーケッツも今回利用する海外バイナリーオプション業者になります。
設立:1993年設立(2014年よりトレーディングサービス提供開始)弊社はバハマ国の法律に則り営業しております。
住所:PO Box N-3944,Kings Court Bay Street,Nassau, Bahamas
支店:香港支店 Suite1901, 19/F, Cheung Kong Center, 2 Queen’s Road Central, Hong Kong
コンタクト:support@fivestars-option.com
ファイブスターマーケッツはバイナリーオプションのサービス提供から約6年とFXbinaryと同じくらいの運営期間になります。
最近ではプラットフォームを新しくして、ローソク足表示が可能になったり仮想通貨取引も出来るようになっています。
ローソク足でトレードしたいという人におすすめです。
「アメリカ雇用統計」「カナダ雇用統計」で実際に取引をして比較
今回の検証では、同時に発表されるアメリカ雇用統計とカナダ雇用統計で取引を行いました。
fxbinary(fxバイナリー)はアメリカ雇用統計、ファイブスターマーケッツはカナダ雇用統計で取引を行っていきます。
それでは雇用統計の予想からご覧ください。
アメリカ雇用統計(4月) 予想
市場予想:100.0万人
今回発表:―――

市場予想では、前回発表を上回ってポジティブになっていくだろうという見込みになっています。
ですが、雇用統計先行発表の結果はどちらとも言えない内容です。
・ISM製造業雇用指数→×
・ISM非製造業雇用指数→〇
・新規失業保険4週平均→〇
〇は発表時チャートが上昇した内容で、×が発表時にチャートが下降した内容になっています。
先行発表の結果からはどちらとも言えない結果になっているのですが、今回はチャートが下降していくと予想します。
理由としては、“4月アメリカ経済に影響する経済指標の発表結果が悪かったから”になります。
先行発表4つの結果は半々でしたが、その他の経済指標の発表は、ハッキリ言ってポジティブ要素がありません。
市場予想が楽観視している可能性が高いので、下降予想となります。
アメリカ雇用統計(4月) 実際の取引
(連続取引をしたので表示がおかしくなっていますが、全勝です)
チャートは予想通り下降していきました。
市場予想:100.0万人
今回発表:26.6万人
発表結果も過去発表と市場予想を大きく下回って26万人台となってしまいました。
元々ドルは伸び悩んでいる通貨になるので、よっぽどのサプライズがない限り織り込み済みで、チャートが上昇する要素は少なかったのですが、市場予想を大きく下回った事で為替チャートはかなり下がったという形になります。
カナダ雇用統計(4月) 予想
市場予想:-15.00万人
今回発表:―――
注目度はアメリカ雇用統計には劣るのですが、アメリカ経済とかなり密接した関係にあるカナダも為替相場に大きな影響を与えます。
カナダ雇用統計の予想は、アメリカ雇用統計同様にチャートが下降していくのではないかと予想します。
カナダは本当にアメリカと密接な経済環境にあって、アメリカドルに引っ張られて同じチャートの動きをする事が度々あります。
今回は発表結果も相まって、アメリカドルと同じ動きになるのではと予想します。
カナダ雇用統計(4月) 実際の取引
アメリカ雇用統計同様にカナダ雇用統計も予想通りチャートが下降していきました。
市場予想:-15.00万人
今回発表:-20.71万人
市場予想を下回り、為替チャートは大幅に下降しました。
カナダは治安も経済も安定しているイメージなのですが、実は“破産処理数と破産申請数がかなり増加している国”になります。
前年対比で9.2%も増加している事から、アメリカ以上に景気が悪化している事が分かります。
その事も相まって下降予想となり、さらには発表結果もネガティブな内容となりました。
fxbinary(fxバイナリー)とファイブスターマーケッツの使用感
今回は同じ時刻に発表される、アメリカ雇用統計とカナダ雇用統計を、fxbinary(fxバイナリー)とファイブスターマーケッツで取引を行いました。
同じバイナリーオプションでも取引業者によって使用感が全然違いました。
fxbinary(fxバイナリー)の使用感
シンプルなフォーマットなので、取引し易いというのが第一印象です。
主要通貨が揃っていて、取引ルールも30秒~10分とテクニカル分析でも起用出来るフォーマットです。
欠点として、アクセスが集中するとチャートが一時的に止まる事もあります。
それだけ利用者が多いと考えれば、安心して利用できる業者と考える事も出来ます。
約定ズレはなく、エントリーしたい所での取引が可能です。
・後々は高額取引で大金を稼ぎたい
・MT4を見ながら取引したい
・テクニカル分析をしたい
ファイブスターマーケッツの使用感
ファイブスターマーケッツは出来る事が多いので、その分フォーマットがごちゃごちゃしています。初心者よりも中級者以降向けです。
ただ、チャートをローソク足表示にしたり、インジケーターを表示という初心者でも比較的簡単に覚える事が出来るユーザー補助が、取引画面で操作可能です。
欠点としては、新しいフォーマットになった事によって、決められた時間での取引しか出来ないという事が挙げられますが、手法次第でカバーは可能です。
・仮想通貨取引もしたい
・インジケーターを表示したい
・まずはデモトレードで練習したい
・堅実に資金を増やしていきたい
まとめ
今回はfxbinary(fxバイナリー)とファイブスターマーケッツで雇用統計(4月)の取引を行い、使用感を比べるという内容でした。
バイナリーオプション業者は国内海外合わせるとかなりの数があります。
業者によって取引通貨や取引ルールといった特徴が違います。
どの業者が自分に合っているのかを確かめる為にも、本記事を役立てていただけたらと思います。
加えて、今回雇用統計(4月)で指標スキャルを行ったのですが、やり方は以前詳しく解説した記事を掲載しています。
バイナリーオプションは手法次第でいくらでも勝てるようになります。
またその手法にあった業者を選ぶ必要があります。
自分がやろうと思っている手法に対して、バイナリーオプション業者が適しているのか、確認してから口座開設をしましょう。