今回はアメリカ雇用統計(2月)で全戦全勝したので、予想の立て方から実際取引を行った様子までをご覧いただけたらと思います。
前回同様ハイローオーストラリアで取引を行っています。
ハイローオーストラリアは、国内NO.1と言っても過言ではないほど人気の海外バイナリーオプション業者です。
人気があるという事は、それだけユーザーからの信用度も高いという事です。
初回入金5000円~という点はバイナリーオプション初心者にもおすすめ出来ます。
ただ、ハイローオーストラリアのデメリットは“引き分けは負け扱い”という点になります。ハイローオーストラリアを利用するにはデメリットも考慮して手法を選んで取引をしていく必要があります。
ハイローオーストラリアの引き分けが負け扱いになるというデメリットも補えるのが今回の手法「指標スキャル」になるので、ハイローオーストラリアと指標スキャルの相性の良さもお伝えしていきます。
指標スキャルとは
指標スキャルとは、平日毎日発表される各国の経済状況を数値化した“経済指標”を利用した手法になります。
指標スキャルについては、以前にも詳しく掲載していますが、簡単に説明すると“経済指標の発表結果によってチャートが変動するので、あらかじめチャートが上昇するか下降するかを予想しておいて、経済指標発表前にエントリーを行い、発表結果後に取引が終了するような形で取引を行う”という内容です。
あらかじめ予想して取引を行うので、重要になってくるのは、どのように予想を立てて行くのかという点になります。
今回取引を行うアメリカ雇用統計(2月分)についての予想は後程詳しく解説していきます。
指標スキャルのやり方は1つだけではなく、発表後にトレンド方向にエントリーをしていくという手法もあります。
こちらは今回使わない手法になるので、後日詳しく解説していきます。
経済指標とは
今回利用する手法の指標スキャルに欠かせないのは、“経済指標”になります。
経済指標は、各国の経済状況を数値化したものになります。
(引用元:https://fx.minkabu.jp/indicators)
各国の経済動向を追うにあたって、非常に重要な判断材料になり、為替相場にも大きな影響を与えます。
指標スキャル 予想 やり方
経済指標でチャートが動く原因は、「過去発表値(市場予想)よりも、今回発表される数値が良いか悪いか」によります。
過去発表値よりも今回発表数値がよかった場合、チャートは上昇し、逆に悪かった場合チャートは下降していきます。
では、過去発表値よりも良いのか悪いのかというのは、どのように予想していくのかというと、“関連指標の発表結果”に注目する必要があります。
例を挙げると、「米国 ニューヨーク連銀製造業景気指数はフィラデルフィア連銀製造業景気指数の先行発表」と言われています。
※↓ニューヨーク連銀
※↓フィラデルフィア連銀
(引用元:https://jp.investing.com/economic-calendar/)
ニューヨーク連銀が先に発表されるのですが、1月2月と発表結果がポジティブだったのに対して、フィラデルフィア連銀も1月2月ポジティブな結果になっているのがわかるかと思います。
このように、別々の発表でも、関連付いた内容の経済指標があります。
指標スキャルの予想で重要なのは関連発表の発表結果です。
アメリカ雇用統計(NFP)とは
アメリカ雇用統計(NFP:NonfarmPayroll)は、アメリカの労働省が発表する、アメリカ国内の雇用者数を数値化したものになります。
経済大国アメリカの雇用者数は、世界中のトレーダーが注目して売買を行うので、為替相場に大きな影響を与える非常に重要な経済指標です。
アメリカ雇用統計2月分 予想
アメリカ雇用統計2月分の予想を行っていきます。
まず注目すべきは、前回発表値と市場予想です。
市場予想:20.0万人
ご覧頂くと、市場では雇用者数は増えていくのではないかという予想がされています。
では、市場予想通り雇用者数が20万人も増えるのか、関連発表から予想を立てていきましょう。
関連発表の結果
指標スキャルで重要なのは、関連指標の発表結果になります。
雇用統計(NFP)の関連発表は以下の通りです。
・ISM製造業(雇用指数)
・ISM非製造業(雇用指数)
・新規失業保険4週
上記経済指標の発表結果が雇用統計(NFP)の先行発表と言われています。
・ISM製造業(雇用指数)→○
・ISM非製造業(雇用指数)→×
・新規失業保険4週→△
先行発表はネガティブ要素が多い結果となりました。
新規失業保険は4週中、2週ポジティブで2週ネガティブという半々の結果です。
ただ雇用統計では同時に「失業率」と「平均時給」も発表されます。
仮に雇用者数が減っていたとしても失業率と平均時給が良かった場合、市場ではポジティブな判断材料となり、チャートは上昇していきます。
ここまでの情報だと、雇用者数は減って、チャートは下がっていくのではないかと予想されます。
ですが、著者個人の予想は“上昇”になります。
理由としては、雇用統計1月の発表結果がおかしかったので、“修正”が入ってポジティブな内容になるのではないかという見込みです。
市場予想:+5.0万人
今回結果:+4.9万人
発表結果は市場予想よりもネガティブでチャートは下降していきました。
ですが、関連指標の発表結果は、軒並みポジティブな内容でした。したがって、雇用統計(2月)は上方修正されてチャートは上昇していくのではないかという予想です。
次は、今回取引を行う際の取引ルールをご覧ください。
取引ルール
取引通貨:USD/JPY(ドル円相場)
取引手法:指標スキャルピング
取引金額:50,000円(1エントリー)
取引回数:10回
取引時間:5分
ペイアウト率:1.85倍
1エントリーあたりの利益:42,500円
今回の取引ルールは上記になりますが、雇用統計1月分と同じルールになっています。
1回あたりのエントリー金額は5万円なので、全勝(10勝)した場合の利益は、42万5000円です。
それでは早速実際の取引結果をご覧いただけたらと思います。
アメリカ雇用統計(2月分) 取引結果
アメリカ雇用統計2月分は、前述した通り、修正が入りポジティブな内容になるのではないかという見込みで上昇でエントリーを行っていきます。
チャートは雇用統計発表の22:30から予想通り急上昇して、全勝する事が出来ました。
全勝なので、利益は“42万5000円”とかなり稼ぐ事が出来ました。
次は実際の発表結果を確認していきましょう。
アメリカ雇用統計(2月分) 発表結果
(引用元:https://fx.minkabu.jp/indicators?date=2021-03-01)
市場予想:+20.0万人
今回結果:+37.9万人
発表結果は予想通り修正も入りポジティブな内容になっています。
加えて、失業率も下がっているのもチャート上昇する判断材料になり、大きく上昇しました。
ハイローオーストラリアには指標スキャルが有効
前回、今回と雇用統計で指標スキャルを行う際に利用した業者は、ハイローオーストラリアになります。
ではなぜハイローオーストラリアを利用したのかというと、“指標スキャルはハイローオーストラリアのデメリットを補う事が可能”という理由からになります。
ハイローオーストラリアの最大のデメリットは、“引き分け(同値決済)が負け扱い”になるという点です。じゃんけんで言う所の「あいこ」も負けになってしまうという事です。
値動きの少ないレンジ相場でハイローオーストラリアを利用した場合、引き分けも負け扱いになるので損失を出してしまう可能性が上がってしまいます。
ハイローオーストラリアを利用する場合は、“如何に相場が大きく動くタイミングで取引をするのかが重要です。”
つまり、相場が大きく動く経済指標のタイミングで取引を行うの指標スキャルが、ハイローオーストラリアに適していると言えるでしょう。
アメリカ雇用統計(2月)でハイローオーストラリアを完全攻略! まとめ
今回はハイローオーストラリアで指標スキャルを行い、アメリカ雇用統計(2月分)で全勝したという内容になっています。
雇用統計は多くのトレーダーが注目し売買を行うので、為替相場に大きな影響を与えます。
為替相場が大きく動くという事は、引き分けが負け扱いになってしまうハイローオーストラリアとは相性がバッチリです。
ただ、やみくもに指標スキャルで取引をするのではなく、関連指標や過去発表時の値動きを調べて、しっかりと予想を立てて取引していきましょう。