ハイローオーストラリアで取引するに当たって、どの通貨ペアで取引していいのか迷う人は少なくありません。
初心者なのに値動きが激しすぎるものや、上級者なのに自分の意図と目的に合わないものを取引してしまうと、想定通りの利益も出づらくなってしまいます。
そこで本記事では、おすすめランキングを初心者向けと上級者向けに分けて紹介していきます。
・ ハイローオーストラリアでのおすすめの通貨ペアは?
・ 通貨ペアごとの特徴を知りたい
・ 通貨ペアを選ぶときの注意点は?
上記のような疑問をお持ちの方向けの記事となっています。
この記事1つで通貨ペア選びが楽になるようになっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
・ パワーアップザオプションのレベル別おすすめ通貨ペアランキング
・ 通貨ペアの基本知識
・ 取引銘柄を選ぶポイント、注意点
通貨ペアについて
ハイローオーストラリアで取引する銘柄は、基本的に通貨ペアを用いて取引をしていきます。
通貨ペアはその名の通り、2ヵ国の法定通貨などがペアになった銘柄を指しています。
・ ドル円(USD/JPY)なら、米ドル(USD)と日本円(JPY)
・ ユーロドル(EUR/USD)なら、ユーロ(EUR)と米ドル(USD)
そのため通貨ペアでは、構成する2ヵ国どちらの影響も受けることになります。
つまり、バイナリーオプション取引をする際には、最低でも通貨ペアを構成する2ヵ国の経済状況や経済指標は確認しておかなければならないのです。
通貨ペアの専門用語
ここでは通貨ペアに関して、よく使われる専門用語を解説していきます。
今回解説するのは「ドルストレート」と「クロス円」の2種類です。
通貨ペア専門用語①ドルストレート
通貨ペアで頻繁に使われる投資用語として、ドルストレートという呼び方があります。
ドルストレートとは、米ドルがペアになっている通貨ペア全体を指してます。
・ 米ドル/円(USD/JPY)
・ ユーロ/米ドル(EUR/USD)
・ 英ポンド/米ドル(GBP/USD)
・ 米ドル/カナダドル(USD/CAD)
上記のように、様々な通貨ペアがドルストレートに該当します。
世界の基軸通貨である米ドルがペアになるので、ドル円以外は日本円の影響を受けにくいという特徴があります。
通貨ペア専門用語②クロス円
クロス円とは、日本円が含まれている通貨ペアを指します。
ドルストレートの日本円バージョンと考えておいて差し支えありません。
こちらは、ドル円以外の以下のペアが該当します。
・ ユーロ/日本円(EUR/JPY)
・ 英ポンド/日本円(GBP/JPY)
・ 豪ドル/日本円(AUD/JPY)
クロス円と呼ばれるようになったのは、インターバンク市場における仕組みが原因です。
例えばユーロ円を例に挙げて考えていきます。
1. 口座内の日本円で米ドルを買う
2. 保有する米ドルを売って、ユーロを買う
この時、米ドルを介して取引されるため「米ドルをクロスする(介する)通貨」として「クロス円」と呼ばれているのです。
ハイローオーストラリアで取引できる銘柄
以下は、ハイローオーストラリアで取引できる銘柄です。
・ 通貨ペア
AUD/JPY, AUD/USD, CAD/JPY, CHF/JPY, EUR/AUD, EUR/GBP, EUR/JPY, EUR/USD, GBP/AUD, GBP/JPY, GBP/USD, NZD/JPY, NZD/USD, USD/CAD, USD/CHF, USD/JPY, BTC/JPY, BTC/USD, ETH/JPY, ETH/USD
・ 商品指数
GOLD, USOIL, UKOIL
・ 株価指数
AUS200, JPN225, HKG33, UK100, US30, NAS100, SPX500
幅広い種類の通貨ペアが取引でき、メジャーなものはほとんど取り揃えられています。
初心者向けおすすめ通貨ペアランキング
ハイローオーストラリアで取引できる初心者向けおすすめ通貨ペアランキングを紹介していきます。
ここでは「流動性の高さ」や「価格の乱高下が比較的起きにくいもの(ボラティリティが低いもの)」を優先的に選んでいます。
初心者向け通貨ペア第1位 USD/JPY(米ドル/日本円)
初心者が最も挑戦しやすい通貨ペアはドル円です。
日本人にも最も人気の高い銘柄であり、取引量も多いのが特徴です。
ドルストレートに該当し、景気が良い時はドル買いでドル円は上昇、景気が悪いとリスク回避で円売りでドル円は下落していきます。
流動性も十分にあるため、値動きが比較的緩やかであるのもメリットの1つです。
不景気の際には安全資産として日本円が買われやすくなるので、景気に取引量が左右されにくい特徴もあります。
初心者向け通貨ペア第2位 EUR/USD(ユーロ/米ドル)
ユーロドルは世界全体で取引量1位の通貨ペアです。
日本だけでなく、海外投資家も取引しているため値動きが比較的安定しています。
またユーロが対象であることから、欧州トレーダーが参入しやすい傾向があります。
そのため、ユーロドルは以下の市場がオープンしている間に値動きが活発化しやすくなります。
・ ロンドン市場:日本時間16時~深夜0時(冬時間は17時~深夜1時)
・ ニューヨーク市場:日本時間22時30分~翌朝5時(冬時間は23時30分~翌朝6時)
2つの市場が空いている時間帯にトレンドが発生すると、その方向へ動きやすい特徴を持っています。
初心者向け通貨ペア第3位 EUR/JPY(ユーロ/日本円)
ユーロ円は日本人に馴染み深い通貨ペアで、米ドル以外を取引したい初心者におすすめです。
クロス円の代表格であり、米ドルを介した取引が行われるため、米ドル自体の価格動向も確認しておかなければなりません。
ドル円よりも値動きは安定していますが、ユーロ圏のドイツやフランスなどの経済状況の影響も受けやすいです。
確認しておかなければならない項目がドル円やユーロドルよりも多いため、注意しておきましょう。
初心者向け通貨ペア第4位 GOLD(金)
安全資産と呼ばれるゴールドは、不景気の際に買われやすくなります。
安全資産としてよく取り上げられる日本円よりも資産価値が高いとされ、特に世界的な不景気や経済状況の透明感が増した際にはゴールドへ資金が集まります。
そのため、世界中に需要があるゴールドの流動性は高くなっています。
加えて、情報収集のしやすさも初心者向きです。
新型コロナウィルスの世界的な大流行や、世界恐慌レベルの大きなニュースで金価格は上がりやすい傾向があります。
投資初心者でも大きめのニュースであれば、確認しやすいのではないでしょうか?
ハイローオーストラリアでゴールドを取引する場合は、1日取引のみとなっています。短期決戦ではなく、ある程度余裕を持った時間軸で戦略を決める必要があります。
ハイローオーストラリアでのゴールド取引はテクニカル分析通りの素直な動きをすることが多く、高い勝率を誇っていました。
そのため、2021年に15分取引の終了が決定したのです。
1日と長い時間軸になったものの、銘柄自体のクセは変わりにくいので初心者向けの銘柄といえるでしょう。
初心者向け通貨ペア5位 BTC(ビットコイン)
ビットコインは最も有名な仮想通貨(暗号資産)です。
仮想通貨の中でも一部の国で法定通貨として認められたり、投資信託に組み込まれたりするなど、世界でもビットコイン自体の人気が徐々に高まってきています。
一般的に流動性が少ないとされる仮想通貨ですが、ビットコインは知名度も高く流動性も比較的大きいため初心者でも扱いやすいです。
また仮想通貨自体は24時間取引可能という特徴を持ちます。
ハイローオーストラリアでは休日に取引できませんが、いつでも価格動向を確認できることで検証がしやすくなります。
上級者向けおすすめ通貨ペアランキング
上級者向けのハイローオーストラリアで取引できるおすすめ通貨ペアランキングを紹介していきます。
ここでは初心者向けランキングで紹介したもの以外を選出しました。
上級者向けは値動きが激しい銘柄が多くなるので、より検証が必要になると念頭に置いておきましょう。
上級者向け通貨ペア第1位 GBP/USD(英ポンド/米ドル)
英ポンド/米ドルは価格の乱高下が激しく、一部の上級者プレイヤーから支持されている通貨ペアです。
その激しさは「暴れ馬」とも言われるほどで、トレンドに沿った取引と相性が良いです。
短期取引で利幅を狙うFX取引の練習をバイナリーで行えるため、FXを見据えた取引をしていきたい上級者の方にもおすすめです。
上級者向け通貨ペア第2位 GBP/JPY(英ポンド/日本円)
英ポンド/日本円はクロス円の中で1、2を争う激しい値動きをする銘柄です。
ポンド円はドル円やポンドドルの影響を受けやすいという特徴があります。
分析対象が多いものの、銘柄ごとの相関関係を理解している方なら判断材料が増えるため短期的に利益を伸ばす戦略も可能でしょう。
ただし、バイナリーオプションでは値動きの大きさを活用して利幅を大きく狙う取引はっても利益にはならないので注意が必要です。
上級者向け通貨ペア第3位 AUD/USD(豪ドル/米ドル)
豪ドル/米ドルは資源国通貨である豪ドルの影響を大きく反映しやすい特徴があります。
そのためオーストラリアの経済状況はもちろん、オーストラリアと貿易関係のある中国の経済動向も確認しておかなければなりません。
オーストラリアと中国の経済指標は「朝10時~昼13時」に発表されることが多く、夜に経済指標の発表が終わっている状態で分析を行いたい方にもぴったりです。
上級者向け通貨ペア第4位 CAD/JPY(カナダドル/日本円)
カナダドル/日本円はカナダと日本以外に隣接するアメリカの影響を受ける銘柄となります。
カナダドルは豪ドルと同じ資源国通貨ですので、初心者向きではありません。
ただし資源国通貨の特徴である「トレンド発生後その方向に動きやすい」という特徴を持ちます。
ドル円の動く方向につられて動くことも多いため、ドル円での取引知識を応用したい方にもおすすめです。
上級者向け通貨ペア第5位 USD/CAD(米ドル/カナダドル)
こちらは先ほど前述したカナダドル/日本円より、日本の影響をなくして北米経済にフォーカスした銘柄となります。
アメリカとカナダは隣接しており、貿易なども盛んなので米ドルとカナダドルは同じような動きをしやすくなります。
英ポンドよりも流動性が少ないため乱高下しやすいデメリットはありますが、大口投資家の入りにくさ故にシンプルな動きをしやすい特徴があります。
チャート分析を極めていきたい方にもおすすめです。
通貨ペアを選ぶ際のポイント
初心者・上級者問わず、通貨ペアを選ぶ際は「流動性」「取引タイプ」「取引時間」を気にしておきましょう。
ポイント①流動性
取引する通貨ペアの流動性も必ず確認しておかなければなりません。
以下のように、流動性によってそれぞれメリットとデメリットが異なります。
流動性 | メリット | デメリット |
高い | 比較的緩やかな値動きで、取引がしやすい | 価格が動きづらく、引き分け負けのリスクも |
低い | 値動きが乱高下しやすく、勝敗がはっきり出やすい | 分析の難易度は高くなる |
自分のレベルに合わせて、流動性を意識した銘柄選びを心がけましょう。
ポイント②取引タイプ
ハイローオーストラリアでは、上か下かを判断する通常の「Highlow」だけでなく、4種類の取引タイプが設けられています。
・ Highlow
・ Highlowスプレッド
・ Turbo
・ Turboスプレッド
スプレッドが付く取引は、不利な価格でスタートする難易度の高い取引です。
Turboに関しては、30秒や1分など短い判定時刻から選べます。
通常の取引タイプ以外の3種類は予想が難しくなる反面、ペイアウト率は高くなっています。
ポイント③取引時間
各市場がオープンしている時間に応じて、通貨ペアの取引量も変化するので、取引時間で値動きの特徴が変化していきます。
・ ドル円:日本市場とニューヨーク市場が開く昼間と深夜
・ ユーロドル:ロンドン市場とニューヨーク市場が開く夕方から深夜
取引量が増えるとトレンドが発生しやすくなり、減ると値動きが限定されるレンジ相場となりやすい傾向があります。
自分が取引する時間はどの市場のオープン時間に該当しているか、考えながら取引しましょう。
詳しくはこちらの記事で紹介しているので詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
ハイローオーストラリア通貨ペアまとめ
ハイローオーストラリアで初心者におすすめな通貨ペアは「ドル円」「ユーロドル」など流動性が高く比較的安定している通貨ペアです。
価格の乱高下を利用してトレンドに乗った取引をしたい上級者は「ポンドドル」や「ポンド円」も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
その際には、「取引タイミングで開いている市場」「取引タイプ(Highlow、Turbo、スプレッドか)」を考慮しておきましょう。