投資や副業が、今や当たり前になってきている時代で「なにか投資を始めよう」と考える人も多いです。
投資といっても、株式、FX、仮想通貨など様々な金融商品がありますが、その中でもこの記事を読まれている方はバイナリーオプションを選択肢に入れているのではないでしょうか。
ただ「バイナリーオプションはオワコンって聞くけれど、今から始めても大丈夫なのだろうか?」とバイナリーオプションの今後を心配する方も少なくはありません。
せっかく金融商品を選ぶのであれば、長く続けられて、人気が続くものが良いですよね。
確かにバイナリーオプションの今後は、先細りの傾向にあることは確かです。
しかし、バイナリーオプションが完全に終了する可能性は低く、しばらくは大丈夫と思われます。
本記事では、バイナリーオプションの今後、についてわかりやすく解説していきます。
・ バイナリーオプションをこれから始めようとしている人
・ バイナリーオプションの将来性が気になる人
上記のような方は、ぜひ最後までご覧ください。
バイナリーオプションはオワコンか
まず「バイナリーオプションはオワコンかどうか」についてですが、以下のような理由で「オワコンではない」といえます。
・ ここ数年は動きがないため(= 新しい規制が発生していない)
・ 日本の税金収入となるため
・ バイナリーオプション業者は好調なため
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ここ数年は動きがない
バイナリーオプション自体の規制に関しては、ここ数年は動きがほとんどありません。
2013年に大きな規制が行われたきりで、2023年7月現在まで目立った動きは見られない状況です。
2013年の規制では国内業者に対する大規模な規制で、国内業者と海外業者に適用されるルールが分けられました。
具体的には「1日12回までしか取引ができない」「払い戻しが一定金額」など国内業者を使ったバイナリーオプション取引をかなり厳しくしたのです。
その後は、新たな規制の動きは見られませんでした。
10年以上も現在の体制を維持し続けていて、制度が破綻していないため、今後も規制は起こらないと予想されます。
国内業者と海外業者の違いについて、詳しくはこちらの記事で紹介しています。
日本の税金収入となるため
バイナリーオプションで稼いだ金額は税金として、一部納めなければなりません。
つまり、バイナリーオプションを規制したり、禁止したりしてしまうと税収が減少してしまうことになります。
さらにバイナリーオプション業者からの税金も貴重な収入源の一つです。
増税や社会保険料の負担増加など税収増加を推し進めている日本において、税金収入を減らす選択をする、というのは考えにくいですよね。
そのため、日本では税金収入が重要な要素となっており、バイナリーオプション業者からの税金収入も大きいため、全面禁止はおろか、さらなる追加規制をするのは難しいでしょう。
バイナリーオプション業者は好調
ハイローオーストラリアなどを始めとする、有名なバイナリーオプション業者は依然として利益を上げ続けています。
バイナリーオプションは7割近くの人が負ける傾向にありますが、その収益性の高さから運営側が手放す理由が見つからず、利益を上げ続けています。
もちろん負けている人の多くは、バイナリーオプションを投資として捉えずにギャンブル取引を行ってしまうことが原因ですので、しっかりと勉強を重ねて残りの3割に入りましょう。
ハイローオーストラリアが日本から撤退する、という記事も、Web上で見かけますが、PV数獲得のための釣りでしかなく、十分な理由があるとは考えにくいです。
今後もバイナリーオプションを始める方が増え続ける理由
バイナリーオプションがオワコンではない理由を、日本の法体制から説明してきました。
ただバイナリーオプションを利用する人が少なくなってしまうと勢いも落ちてしまうので、バイナリーオプションを始める人数が増え続ける必要があります。
結論から言えば、今後も以下のような理由でバイナリーオプションを始める方が増えていくと考えられます。
・ 上か下か選ぶシンプルな取引だから
・ 判定時刻で取引が自動的に終わるから
それぞれ確認していきましょう。
上か下か選ぶシンプルな取引だから
バイナリーオプションは上か下か選ぶシンプルな取引であり、それでいて500円や1,000円といった少額から始められるという強みがあります。
投資は難しい、と感じてしまう方でも投資する資金を決めて、上か下かを選ぶだけであれば簡単に始められますよね。
判定時刻で取引が自動的に終わるから
バイナリーオプションは判定時刻が来ると、自動的に決済されるような仕組みとなっています。
つまり、取引初心者にありがちな「ポジションを手仕舞えなくて損失が増えた」といった以下のようなリスクを抑えることができるため、初心者に向いている投資として選ばれやすいというわけです。
・ 利益が出ていても「もっと利益が出るかもしれない」とポジションを持ったままにしていたら、利益が減っていったので焦って手仕舞った
・ 損失が出ていても「あと少し待ったら、利益が出るかもしれない」となかなか手仕舞えず、どんどん損失が増えていった
上記は、どちらも人の感情に任せて手仕舞うタイミング(出口戦略)をズラして取引をしていることで生じてしまう問題で、特に初心者が大きく損をする原因となっています。
投資をしたことがある方は、少なからずこの現象で損をしたことがあるのではないでしょうか。
バイナリーオプションでは「いつ利益を確定するか、またいつ損失を確定するか」といった、投資で重要かつ難易度が高い位置づけとなる出口戦略を自動的にやってくれるため、初心者でも戦略が練れて入れば十分利益を出せる可能性がある投資です。
投資の重要性は広まってきており、投資を始めたいと考える人もこれからどんどん増えていきます。
その際に、バイナリーオプションのシンプルさに惹かれて始める方も、ますます増えていくでしょう。
今後の対応
バイナリーオプションはオワコンではない理由を解説しました。
しかし、バイナリーオプションを既に始めている方も、これから始める方も今後の対応を念頭に入れておく必要があります。
投資の世界では「絶対」はあり得ません。
将来的に規制が厳しくなったり、衰退していったりする可能性もゼロではないので、注意が必要です。
常にリスクを抑える行動をすることは、大切な自分のお金を守ることに繋がりますよ。
バイナリーオプションを始める際、以下のポイントにも留意することをおすすめします。
・ 出金は定期的に行う
・ 信頼性の高い業者を選ぶ
・ 投資戦略を立てる
・ 他の投資にも挑戦する
・ デモ取引を行う
出金は定期的に行う
バイナリーオプション業者が突然サービスを終了し、資金を持ち逃げする可能性もあるため、定期的に出金しておくことが重要です。
もしも業者選びで失敗して詐欺業者を使ってしまったとしても、被害を最小限に食い止めることができます。
信頼性の高い業者を選ぶ
バイナリーオプションを行う際に、意識しておきたいのが業者の経営状況です。
信頼性があり、人気のあるバイナリーオプション業者を選ぶようにしましょう。
知名度のないバイナリーオプション業者を選んでしまうと、詐欺業者を利用するリスクが高まります。
「ある日突然出金ができなくなり、業者側とも連絡が取れずに泣き寝入りする」というケースもあるので、以下のように知名度があって安定して運営が続けられている業者を選びましょう。
・ ハイローオーストラリア
・ ザオプション
・ ファイブスターズマーケッツ
・ ゼントレーダー
詐欺業者は顧客の資金を集めるだけ集め、ある時逃げるように姿をくらまします。
そのため詐欺業者をそもそも使わない、と決めておくことが大切です。
信頼性が高く人気の業者を使うことで、もしも衰退して淘汰される状況になっても最後まで生き残れる確率が高まります。
特に、バイナリーオプション初心者は人気があって実績のあるハイローオーストラリアなどスタンダードな業者から利用を始めることをおすすめします。
投資戦略を立てる
リスクとリターンのバランスを調整し、適切な投資戦略を構築しましょう。
投資は将来の収益を追求する一方で、資金を失う可能性もあることを十分に認識しておく必要があります。
ただ適切な知識と情報を持って、慎重なアプローチをすることで、自分に合ったポートフォリオを構築し成果を上げることができますよ。
このアドバイスを自称”バイナリーオプションのプロトレーダー”へ依頼する方もいらっしゃいますが、99.9%詐欺なので、かなり高いレベルで本物と偽物を見抜く力が求められます。
初心者で依頼しようと考えるのは、詐欺に引っかかる可能性が高まるだけなので、正直おすすめはできません。
1番の近道はデモ取引を行うことですね。
デモ取引は仮想の資金を使用して、実際の市場状況をシミュレートする取引方法です。
つまり、実際のお金をかけずにリスクを冒さずに投資の基本を学ぶことができます。
デモ取引を行うことで、投資の基本的な操作や市場の動きを理解することができます。さまざまな投資手法や戦略を試すことで、自分に合ったスタイルやリスク許容度を見つけることもできます。
デモ取引を通じて、投資に必要な情報収集や分析手法の習得も進めましょう。市場ニュースや企業の財務諸表などを追い、それらを基に投資判断を行うスキルを養うことが重要です。
他の投資にも挑戦する
バイナリーオプションは1つの投資手段ですが、1つだけに資金を投じることはリスク分散の観点からおすすめできません。
FX、株式でも同じことが言えますが、など1つの投資方法だけに捉われず、自分の投資ポートフォリオを多様化することでリスクを分散させることが重要です。
そのため、他の投資手段や金融商品にも挑戦してみましょう。
株式投資や債券投資など、伝統的な投資手法も視野に入れることで安定性の高いポートフォリオを作るのに役立ちます。
株式市場や債券市場は、経済や企業の動向に基づいて変動します。
基本的な分析や情報収集を行いながら、資産を運用することができます。
また、投資信託やETF(上場投資信託)などの投資商品も検討してみてください。
これらは複数の銘柄や資産に投資することでリスクを分散させることができますよ。
さらに、不動産投資や仮想通貨などの投資も組み合わせてみてもいいですね。
不動産は安定した収益を期待できる場合がありますが、物件選びや管理には注意が必要です。
仮想通貨は高いリターンが期待できる反面、価格変動が激しいため慎重に取り組む必要があります。
このように投資においては、自身のリスク許容度や投資目的に応じてバランスの取れたポートフォリオを構築することが大切です。
また、投資にはリスクがつきものであり、十分な知識と情報を得ることが必要です。
デモ取引を行う
デモ取引は自信をつけるための貴重な機会です。
自分の資金を使った実際のトレード時に「損をするかもしれない」と不安を感じる前に、デモ取引で自分の判断力や冷静さを確認し、自信を持って市場に参加しましょう。
ハイローオーストラリアなどの優良業者は無料でデモ取引ができるサービスを提供しています。
デモ取引はリアルタイムで実際のチャートを使って本番環境と同じように取引ができるサービスであり、違いは自分のリアルマネーが否かが異なるだけです。
そのため、本番環境前に取引練習をする際、大いに役に立ちますよ。
ただし、デモ取引は実際のトレードとは精神面で異なる点があるので注意しておきましょう。
感情の要素やリアルマネーを減らすリスクがないため、取引の結果に対する心理的な影響は限定的です。
つまり「迷ったらとりあえずエントリーしてみる」「根拠がないのになんとなくエントリーする」といった、エントリーへのハードルを必要以上に下げてしまうリスクもあるというわけです。
実際のトレードでは、リアルなリスクと向き合いながら冷静な判断を下すことが求められるので、エントリーのハードルが下がった状態だと必要以上の損失を被ってしまう可能性もあります。
デモ取引を通じて基本を学び、自信をつけたら、実際のトレードに進むことができますが、投資はリスクを伴うものであるため、適切なリサーチが重要です。
デモ取引を通じて投資の世界に足を踏み入れ、知識と経験を積み重ねながら自分に合った投資戦略を構築しましょう。
まとめ
今回はバイナリーオプションがオワコンではない理由を紹介していきました。
結論として、法体制や利用者数の面でもバイナリーオプションはまだまだオワコンではないといえます。
ただバイナリーオプションを行う際には、優良業者を使ったり、デモ取引で取引練習を始めたりするといったリスクを抑える行動が必要です。
リスクを理解し、慎重なアプローチを心がけながら、成果を上げられるようにコツコツとトレード練習をしていってくださいね。