バイナリーオプション取引の際に「出金できるかどうか」は非常に重要なポイントです。
中にはバイナリーオプションで出金できなという口コミや評判などもあり、出金拒否に対して不安に思ってしまう方も少なくありません。
実は出金拒否される理由に理不尽なものは少なく、しっかりと条件が設定されています。
予め原因を確認しておくことで、リスクを避けることができますよ。
本記事では以下のような疑問をお持ちの方に向けて、バイナリーオプション業者の出金拒否について紹介していきます。
・ 出金拒否の頻度はどれくらい?
・ 出金拒否にはどんなデメリットがあるの?
・ 出金できない時の原因と対処法が知りたい
・ 出金拒否になる禁止行為は何がある?
この記事を読めば出金拒否を避ける手段が身に付きます。
安心して取引を開始したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
・ 出金拒否のリスクは資金が引き出せない上に、取引できなくなることも
・ 出金拒否の原因は入力ミスや確認ミスが多い
・ 出金拒否は冷静に対処すれば解消できる
・ バイナリーオプションの禁止行為は、「不自然で少額かつ高頻度なもの」が該当
出金拒否の頻度は?
バイナリーオプションでの出金拒否の頻度は個人によって異なります。
後述する出金拒否になる原因に該当していれば1業者につき数回経験する人もいますし、何のトラブルなく出金できる方もいらっしゃいます。
また業者によっても頻度が異なります。
ハイローオーストラリアなどの大手よりも、無名のバイナリーオプション業者の方が頻度は格段に多くなります。
出金拒否のリスク
出金拒否されることによるリスクは、大きく2つに分けられます。
出金拒否のリスク①資金が引き出せない
出金拒否の言葉通り、出金依頼を出したのにいつまで経っても着金しないというトラブルが発生してしまいます。
ただし出金拒否された場合でも、出金申請した金額が消えるわけではありません。
バイナリーオプション業者の口座内に戻ってくるため、拒否された何らかの条件がクリアできればほとんどのケースは出金できるようになります。
出金拒否のリスク②取引できなくなる
出金拒否に加えて、バイナリーオプション自体の利用を拒否される凍結措置が取られてしまうことも考えられます。
口座凍結すると、サイト自体の利用ができなくなります。
当然、口座内に残っている資金を引き出すこともできなくなります。
また、凍結していない場合でも業者によって出金申請をしてから出金拒否の間は「出金中」と判断されることもあります。
その結果、出金拒否中に新たなボーナスを獲得できないなどの利用制限がかかることもあるのです。
出金できない時の原因と対処法
出金拒否となる原因と対処法は以下の通りです。
項目 | 原因 | 対処法・解消法 |
入出金 | ・ 入金時とは別の方法で出金申請をした | ・ 入出金方法を揃える ・ 出金方法を決めておく |
登録情報 | ・ 提出書類と口座名義などの氏名が異なる ・ 出金先情報の入力ミス |
・ 情報を修正する ・ サポートへ連絡 |
ボーナス | ・ 出金条件を満たしていない ・ 出金できないボーナスを出金しようとしている |
・ 条件を確認 |
業者 | ・ 悪徳業者を利用してしまった | ・ 信頼できる業者を選ぶ |
禁止行為 | ・ 業者が設定する禁止行為を行った | ・ 規約などを確認する |
なお、ここでは最低出金額を満たしている前提で解説を進めていきます。
出金拒否の原因①:入出金方法が違う
出金拒否の主な原因として挙げられるのが「入出金方法が揃っていない」という点です。
入金時に選択した方法で、同じように出金しなければなりません。
例えばクレジットカードで入金したのに、仮想通貨で出金しようとすると拒否されて資金はウォレットに戻ってきてしまいます。
予め希望する出金方法を選んでから、入金方法を選択するようにしましょう。
例えば、ハイローオーストラリアの入出金方法は以下から選ぶことができます。
入金方法は「銀行入金」「クレジットカード入金」「ビットコイン入金」から選択可能。
出金方法は「銀行出金」のみ対応。
ハイローオーストラリアは銀行出金のみ対応している状態ですので、わざわざ入出金方法を揃える必要はありません。
クレジットカード入金でも銀行から出金できます。
「入出金方法を揃えるのが面倒」という方はハイローオーストラリアを優先的に使ってみるのがおすすめです。
出金拒否の原因②:情報の入力ミス
登録時に提出した書類と出金情報(出金先の口座名義)が異なっていた場合、入力ミスとみなされて出金拒否されます。
また口座情報の入力ミスがあると、出金できずにウォレットへ資金が戻ってくるケースも多々あります。
他にも、業者によっては振込名義人の入力にIDをプラスして入力するよう指定されている場合もあります。
振込名義人の欄に「自分の氏名(カタカナ) + アカウントID」を入力。
ちなみにIDを記載し忘れていた場合、サポートに連絡すれば問題なく出金されます。
それぞれの業者ごとに「誤った情報を入力していないか」「振込名義人の入力は名前だけで良いのか」を確認しておきましょう。
また、住所や氏名が変わってしまった場合はその都度情報を変更しておくことをおすすめします。
出金拒否の原因③:ボーナスの条件を満たしていない
バイナリーオプションにおいてボーナスを使って得た利益を出金する場合、業者ごとにそれぞれ出金制限がかかっています。
条件をクリアしていないと、出金拒否されてしまいボーナス自体がなくなることもあります。
必ず出金条件を確認しておきましょう。
よく設定されている条件の例は以下の通りです。
・ 「入金額 × 〇倍」または「ボーナス額 × 〇倍」の取引がないと出金できない
・ ボーナス自体は出金できず、利益分のみ出金可能
受け取ったボーナス額や、受け取るために入金した金額以上の取引をしないと出金できないように設定されている業者が多いです。
なお出金条件は業者によって1倍~数十倍の差があります。
またボーナスごとに「そのまま出金できるもの」「ボーナス自体は出金できないが利益分は可能」などの条件も変わってきます。
自分の受け取ったボーナスがどちらに属しているのかを確認しておきましょう。
出金拒否の原因④:悪徳業者
バイナリーオプション業者の中には出金する気のない悪徳業者も存在しています。
利益は業者側の損失になるため、資金繰りがしっかりしていない業者では利益分を支払えずに逃げられるトラブルも発生するのです。
悪徳業者は顧客の資金を騙し取ることを目的としているため、顧客に支払う資金を確保していることは少ないです。
こちらの記事で紹介しているように、過去にも顧客の資金を持ち去ろうとした悪徳業者もいました。
また一般的に、稼ぎすぎると利用制限がかけられることがあるようです。
そこで、信用できる業者を複数を利用するのがおすすめです。
稼ぎすぎによる利用制限のリスクや、悪徳業者を利用するリスクを分散できますよ。
出金拒否の原因⑤:禁止行為
業者側が定める禁止行為を行った人の口座は、自動的に凍結されて出金できなくなります。
詳しい禁止行為は後述します。
ちなみに禁止行為は利用規約に必ず記載されていますので、念のため利用前に規約を読んでおいた方が安心でしょう。
バイナリーオプションの禁止行為とは
禁止行為はいくつか存在していますが、主な禁止行為を6つほど紹介していきます。
禁止行為①:自動売買ツールの使用
ハイローオーストラリアを始めとするバイナリーオプション業者では、自動売買ツールの導入は禁止されています。
自動売買ツールとは予め設定されていた条件を満たしたタイミングで、自動的にツールが取引を行ってくれるというものです。
「勝率99%」などの甘い言葉に誘われて購入してしまう人も少なくありません。
初心者でも導入しやすいメリットがある一方で、運営にツールを利用した売買を行っていることが分かると口座凍結の対象となってしまいます。
自動売買ツールを使わずとも利益を積み上げる方法の一例はこちらの記事で紹介しています。
ツールに頼らない取引を目指す方は確認してみてください。
禁止行為②:不正取引
明らかに不自然かつ不正とみなされる取引を行っていると、禁止行為の対象となります。
・ レートの遅延を狙った取引
・ アービトラージ(裁定取引)
・ フロントランニングを狙った取引
もし目をつけられると、メールで注意警告が来る場合があります。
すぐ対処すれば出金制限や口座凍結は避けられる可能性もあるので、すぐに取引方法を変えましょう。
以下、具体的な取引方法をそれぞれ解説していきます。
レートの遅延狙い
確実に勝つことができるレートの遅延を狙った取引方法は禁止されています。
例えばA業者でドル円が急激に上がっているのに、B業者ではドル円がまだ上がっていない状態を見つけたとします。
この場合、B業者のドル円は今後上昇していくと判断でき、「High」でエントリーをすれば確実に利益を出すことできるのです。
アービトラージ(裁定取引)
業者ごとに発生するレートの差を利用して、利益を積み重ねる方法です。
A業者とB業者のドル円のレートを比較し、レートの高い業者で「Low」、低い業者で「High」でエントリーする取引が該当します。
フロントランニング
事前に情報を仕入れ、情報を元に取引する方法のことを指します。
個人レベルでは起こりにくいものの、「急騰前にエントリーしていたことが何回もある」など怪しまれるような取引は避けるようにしましょう。
禁止行為③:マネーロンダリング
バイナリーオプションを本来の目的以外で使うのは禁止行為です。
マネーロンダリング(資金洗浄)と呼ばれる法律で禁止されている犯罪行為などが該当します。
マネー・ローンダリング・テロ資金供与・拡散金融(以下、マネロン等)とは、犯罪や不当な取引で得た資金を、正当な取引で得たように見せかけたり、多数の金融機関(※)を転々とさせることで、資金の出所をわからなくしたりする行為や、テロの実行支援等を目的としてテロリスト等に資金を渡す行為、及び核兵器などの大量破壊兵器の拡散に関与する者へ資金を渡す行為を指します。
引用:金融機関におけるマネロン・テロ資金供与・拡散金融対策について:金融庁 (fsa.go.jp)
つまり、脱税などで得た資金の出所をごまかすために、バイナリーオプションなどの海外業者へ資金を入金する行為が禁止されています。
・ 高額入金を繰り返しているのに、全く取引をしない
・ 短期間で高額な入出金を繰り返す
禁止行為④:クレジットカードの乱用、不正利用
上記のマネーロンダリングと似ていますが、クレジットカードを使った100万円単位の高額入金が繰り返されていると禁止行為とみなされる場合もあります。
また期限切れや他人のクレジットカードを使うのも禁止されています。
期限内のものか確認してから使用することをおすすめします。
乱用と判断されないように、少額ずつ入金すれば問題ないでしょう。
禁止行為⑤:口座を複数開設
バイナリーオプションでは1人につき1口座のみ開設できます。
複数口座を開いた場合は、禁止行為とみなされてしまいます。
新しく口座を作りたい場合は現在の口座を解約しなければなりません。
基本的に1口座で問題なく取引できるので、複数口座の開設は避けておきましょう。
禁止行為⑥:提出した後に確認書類に不備や問題がある
業者へ提出した本人確認書類に意図的な不備や、本人ではない書類が提出されたと分かった場合、不正行為と判断されてしまいます。
・ 現住所と書類の住所が異なる(悪意があると思われるもの)
・ 名前の不一致
・ 他人の書類を使っている
上記の場合、口座自体が凍結されて出金できなくなる可能性があります。
提出する書類は誤りのないようにしておきましょう。
出金できない時はどうすればいい?
もし出金できなくなった場合、以下の対処をしていきます。
・ 本人確認が終わっているか、確認をする
・ サポートへ連絡する
出金できない時の対策①:本人確認が終わっているか、確認をする
バイナリーオプションで出金する際、本人確認を終わらせておく必要があります。
「本人確認書類は提出したか」「本人確認は完了しているのか」などをまず確認しておきましょう。
業者側の本人確認に時間がかかっている場合は、サポートに連絡して速やかに本人確認を終わらせてほしい旨を伝えましょう。
書類を提出していなかった場合、運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証を準備して本人確認を終わらせてください。
出金できない時の対策②:サポートへ連絡
本人確認は終わっているのに出金できない場合、サポートへ連絡しましょう。
出金の遅延や拒否の理由を尋ねてみると答えてくれる可能性もあります。
ただし禁止行為をして口座凍結されてケースでは、出金拒否を解消するのが難しい場合もあります。
解消するためには禁止行為を行っていないことを客観的に説明する必要があり、解消の難易度はやや高めです。
バイナリーオプションで出金できない時のまとめ
今回はバイナリーオプションで出金拒否になる原因と対処法について紹介していきました。
出金拒否は、悪徳業者の利用ではない限り確実に何か原因があって発生しています。
今回紹介した5つの原因を確認し、どれにも当てはまっていない場合はすぐにサポートへ連絡するようにしましょう。
出金面で優秀な業者を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。