「為替レートって何?」
「エントリーポジジョンって何の事?」
「テクニカル分析?ファンダメンタルズ分析?」
「インジケーターってどれ?」
今回はバイナリーオプションをこれからはじめてみようと思っている“初心者”に向けて、よく目にする用語を解説していきます。
例えば、バイナリーオプションをはじめてやってみるという人からしたら“テクニカル分析”だけでも何を言ってるの? と戸惑ってしまいます。
そうなってしまわないように、最低限これだけは覚えておけば大丈夫というのを解説するので是非ご活用いただけたらと思います。
バイナリーオプションの口座開設のやり方や取引のやり方も別記事で公開中なので、そちらも合わせてご参考にいただけたらと思います。
バイナリーオプション初心者向け用語:基礎編
まずは基礎として、絶対に知らなければ先に進めない用語の解説をしていきます。
まずはバイナリーオプションという単語自体初めて聞くという初心者に向けて、基礎用語を説明していきます。
バイナリーオプション
バイナリーオプションは、ドル円やユーロ円といった為替レートが”一定時間後に現在よりも上がっているか下がっているか”を予想する為替相場取引になります。
オプション(option)=オプション取引
バイナリーオプションは名前の通り、為替レートに対して二者択一の取引を行うものという内容です。
次は為替レートとは何なのかを解説します。
為替レート
為替レートとは、A国の通貨をB国の通貨に交換する時の交換比率の事になります。
市場の需要と供給のバランスによって為替レートは常に変動しています。
例えば、ドル円の為替レートが1ドル100円だったのが、時間が経って1ドル110円になった場合、1ドル当たりの価値が10円分高くなるので“円安”となります。
逆に、1ドル100円だったのが、1ドル90円になった場合1ドルあたりの価値が10円分安くなったので“円高”となります。
バイナリーオプションは、ドル円相場で例えると取引開始時から為替レートが円安になるか円高になるのかを予想して取引をしていくという内容です。
通貨ペア
通貨ペアとは、取引をする“2ヵ国の通貨の組み合わせ”になります。
例えば、USD/JPYだった場合アメリカドル(基軸通貨)と日本円(決済通貨)を表記しています。
通貨ペアは国の数分存在するのですが、バイナリーオプションの各サイトによって取り扱い通貨ペアが異なります。
ですが、どのバイナリーオプションサイトでも主要通貨ペア(ドル円等の人気通貨ペア)は取り揃えてあるので、よほどマイナーな通貨で取引がしたいという人以外は取引可能です。
バイナリーオプション業者
バイナリーオプション業者、ネット上ではただの業者と記載されている場合が多いですが、どちらも“バイナリーオプション取引を提供している会社”を指しています。
有名な所では“ハイローオーストラリア”や“the option(ザ オプション)”が挙げられます。
バイナリーオプション業者は、「国内業者」と「海外業者」の2つがあるのですが、国内規制のもと運営されている国内業者と、海外規制のもと運営されている海外業者では、取引時間や取引回数の制限など大きく違っているので初心者は必ず両方の特徴を把握しておきましょう。
口座開設
口座開設とは、バイナリーオプション業者で取引する為に業者に登録する事になります。
バイナリーオプション業者に任意の金額を入金する事で、取引が可能となるので口座開設は必ず必要になります。
FX
FXはバイナリーオプションと同じく“為替レートの変動を利用した為替相場取引”になります。
バイナリーオプションは、予想した方向に為替レートが少しでも変動していた場合約2倍のペイアウト率で還元されます。
それに対してFXは、予想した方向に対して為替レートがどのくらい変動したかによって利益が確定します。
つまり為替レートが大きく変動すればするほど、FXでは大きな利益になる仕組みです。
逆に予想とは逆方向に為替レートが大きく変動した場合、その分大きな損失を被る形になります。
バイナリーオプションでは、予想が外れてしまった場合でも損失はエントリーした金額分のみとなるので、初心者向けといわれています。
バイナリーオプション初心者向け用語:取引編
基礎編では、バイナリーオプション及び為替相場取引の大枠部分の解説をしました。
次は取引編の用語解説をしていくのですが、取引をしていくうえで重要な用語だったり、勉強をするのに必要な用語なので是非参考にしてもらえたらと思います。
1つずつ説明していきます。
ペイアウト率(ペイアウト額)
ペイアウト率(ペイアウト額)とは、バイナリーオプションで取引をする際に、BETした金額に対してどのくらい払い戻しされるのか(利益)を表記している数値になります。
ハイローオーストラリアで例えると、画像の赤枠部分になります。
ペイアウトが1.95と記載されているので、1,000円に対して1.95倍のペイアウト率となっています。
計算式
1000×1.95=1950
1,000円はBET額(元金)になるので、利益は「1950-1000=950」となります。
損失に関しては、1000×0=0となり、BET額(元金)をそのまま失います。
BET額
BET額は、取引に対してどのくらいの金額を掛けるのかという“掛け金”の事を指します。
赤枠部分がBET額になるのですが、BET額が高額なほど利益は大きくなり、低い程利益は少なくなります。
業者によって最低BET額と最高BET額が違うので、確認しておきましょう。
エントリーポイント
エントリーポイントは、名前の通り取引する際にエントリー(購入)をしたポイント(値)になります。
画像の赤枠部分に赤い印の部分になります。
このエントリーポイントから一定時間後に為替チャートが上昇しているか下降してるかで利益と損失に別れます。
画像の場合だと、エントリーポジションから30秒後に為替チャートが下降していたら利益になります。
判定時間
判定時間は、取引が終了した際の取引結果が決定する時間を指しています。
画像はハイローオーストラリアの取引結果部分ですが、赤枠が判定時間(取引終了時間)になります。
取引ルールによって、判定時間が異なるのでよく確認して手法にあったものを選択しましょう。
勝率
勝率はそのままの通り、取引回数に対して何回勝ったかを指します。
10回の取引で6回勝った場合、勝率は60%になります。【計算式】
6(勝利回数)÷10(合計取引回数)=0.6(勝率)
勝率の求め方は、どのバイナリーオプション業者でも同じなので覚えておきましょう。
裁量トレード
裁量トレードとは、トレーダー自身の判断によってトレード(取引)を行う事になります。
ツールに頼らず、自身で予想をして手動で取引を行うので、為替相場に対して柔軟な取引が可能です。
注意点としては、感情の影響が出るので、感情に振り回されないように対策が必要です。
例えば「1日の取引回数を決めておき、それ以上は絶対に取引をしない」等になります。
テクニカル分析
テクニカル分析とは、“為替チャートは過去の値動きに類似する”という特徴をもとに、過去の値動きからトレンドやチャートパターンを予想して取引をしていく分析になります。
過去に似たようなチャートパターンがあれば、未来も同じようなチャートパターンになる可能性が高いという予想を立てていきます。
デメリットとしては、必ずしも過去のパターンと一致する訳ではないという点になるのですが、多くの投資家が利用している分析で信頼性は高いです。
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析は、為替相場の方向性を予想する為に、金融政策、雇用調査、景気動向がどのような影響を与えるかを分析するものになります。
また取引する銘柄を決める為に、経済指標やニュース、そして世界情勢などを確認する事で解像度の高い予想が可能となっていきます。
デメリットとしては情報収集に労力が割かれるという点ですが、指標スキャルなどは比較的簡単に情報収集が可能で個人トレーダーも多く活用しています。
インジケーター
インジケーターとは、チャート上に表示をするサポートツールになります。
視覚的にチャートを分析する事が可能で、エントリーのタイミングを見極めたりトレンド傾向や転換を予想する事ができます。
インジケーターは「トレンド系」と「オシレーター系」の2種類に分けられています
経済指標
経済指標は、各国の失業率やGDPといった“経済データ”を指します。
経済指標の発表結果次第では、ニュースに取り上げられる程で、為替チャートにも大きな影響を与えます。
経済状況を数値化する事で、特定の通貨が売られている理由だったり、経済の動向を把握する事が可能になるので指標スキャルという手法で取引に活用できます。
まとめ
今回は、これからバイナリーオプションを始めてみようと思っているや、バイナリーオプションを始めてみたけど用語が分からないという人に向けた解説でした。
今回ご紹介した用語に関してですが、初心者は必ず覚えて下さい。
為替相場取引では、普段使わない用語が多いので覚えるのが大変かも知れないですが、覚えておかないと適当な取引になったりギャンブルトレードになってしまいます。
バイナリーオプションはお金が絡んでくるので、間違えのないよう確実に覚えておきましょう。