バイナリーオプションで取引する際には「複数のインジケーターを組み合わせよう」と推奨されることが多いのではないでしょうか?
確かに複数のインジケーターを組み合わせることで、複数の視点でエントリーポイントを把握できるので、エントリーポイントが重なったタイミングで取引すれば取引の精度が上がりやすくなります。
ただどのインジケーターを組み合わせていいのかわからない、と悩んでしまうのではないでしょうか。
そこで今回はおすすめのインジケーターの組み合わせを5つほど紹介していきます。
・ インジケーターを組み合わせるメリット
・ おすすめの組み合わせ
・ 組み合わせる際の注意点
上記の内容を知りたい方で、インジケーターを組み合わせて取引したい方はぜひ最後までご覧ください。
・ バイナリーオプションの最新ボーナスは口座開設、入金、キャッシュバックボーナスなどが多い
・ 最もおすすめなのは「ハイローオーストラリア」のボーナス
・ 取引前には獲得条件・出金条件を確認し、ボーナスを活用すべき
インジケーターとは
インジケーターとは、価格や取引量(出来高)などの過去の統計データを元に計算して導かれたテクニカル指標のことを指します。
バイナリーオプションを始めとした投資では必要不可欠の存在で、「移動平均線」や「ローソク足」などの基本的なものから以下のように様々な種類が存在しています。
・ ボリンジャーバンド
・ MACD(Moving Average Convergence Divergence)
・ RSI(Relative Strength Index)
・ ストキャスティクス
・ パラボリック
・ フィボナッチリトレースメント
・ ADX(Average Directional Index)
こちらはTrading Viewという分析ツールでインジケーターを選ぶ画面です。
かなり多くのインジケーターがあるのがわかりますね。
インジケーターはチャート上に表示される形で使います。
相場の方向性、相場の過熱感(売られ過ぎや買われすぎ)を知るのに役に立ちますよ。
なぜ重要なのか
なぜインジケーターが必要なのでしょうか?
その答えは、インジケーターがあることで客観的な判断ができるようになるからです。
インジケーターは前述した通り、統計的なデータに基づいて算出されますよね。
そのため「自分が上昇すると思ったからエントリーした」という感覚的な判断ではなく、客観的な判断材料になるのです。
インジケーターがあることで、初心者、玄人関係なく正しく相場の状況を理解しやすいという特徴もありますよ。
組み合わせるメリット
インジケーターを組み合わせることには、以下のようなメリットがあります。
・ 良いところどりができる
・ 思考の偏りを防げる
・ トレンドを正確に判断しやすくなる
・ 根拠のあるエントリーポイントが選べる
それぞれ解説していきましょう。
良いところどりができる
2種類以上の異なるインジケーターを組み合わせることで、それぞれの指標が持つ強みを活かし合うことが可能です。
1つのインジケーターだけでは1種類の見え方しかできない相場を、複数のインジケーターの見え方を組み合わせることで多角的に分析することができます。
思考の偏りを防げる
1つのインジケーターに頼りすぎるのは危険です。
インジケーターも万能ではなく、ある条件では作用しにくいなど弱点があります。
そのため1つに頼るのではなく、複数のインジケーターを使用することで、トレードでの思考の偏りを防ぐことができます。
トレンドを正確に判断しやすくなる
インジケーターを組み合わせることで複数の視点から相場分析できるので、トレンドを正確に判断しやすくなります。
トレンドとは相場の方向性のことで、これからどのように相場が動くのか、がわかるのはかなり役に立ちますよ。
相場が上昇しているのに下落を狙うのか、上昇を狙うのかによってその勝率は大きく変化します。
一般的に相場とエントリーの方向を合わせる「順張り」の勝率が高いといわれており、その方向性を1つではなく複数のインジケーターで正しく理解することで勝率を上げることにつながるのです。
移動平均線やADXと呼ばれるトレンド系のインジケーターは、トレンドが発生しているか、現在のは上昇、下落どちらに動いているのか、などを判断できます。
1つだけでも判断できますが、複数組み合わせれば正確に相場を分析しやすくなりますよ。
根拠のあるエントリーポイントが選べる
1つのインジケーターの買いサインを根拠としてエントリーするよりも、複数のインジケーターが同時に買いサインを出していた方が勝率が高くなりやすいです。
例えば、以下のようなエントリー候補Aとエントリー候補Bがあった時、どちらにエントリーした方が勝率が高そうでしょうか?
インジケーター | エントリー候補A | エントリー候補B |
移動平均線 | 買い | 買い |
MACD | 判断不可(どちらともいえない) | 買い |
ポリンジャーバンド | 売り | 買い |
明らかにエントリー候補Bですよね。
エントリー候補Aは、指標の出現サインがバラバラでMACDにいたってはどちらともいえない状況です。
このままではどちらにエントリーしていいのかわからず、エントリー候補Aの取引判断は運任せになってしまいます。
一方、エントリー候補Bは全て買いサインが出ているため、買いの根拠が3つもある状態でエントリーできます。
根拠が乏しい状態でエントリーするのは、運任せでギャンブルをしているのと同じことなるので、絶対におすすめできません。
ボリンジャーバンドやフィボナッチリトレースメントなどのインジケーターを使えば、どこで価格は反転しそうか、を判断できます。
さらにRSIやストキャスティクスなどのインジケーターを使えば、相場の過熱感(売られ過ぎでもうすぐ上昇しそう、買われ過ぎでそろそろ下落しそう)などを判断して、反転のタイミングを知るのに役立ちますよ。
おすすめの組み合わせ5選
ではバイナリーオプション初心者におすすめのインジケーターの組み合わせを5つほど紹介していきます。
・ 移動平均線とRSI
・ ボリンジャーバンドとMACD
・ ボリンジャーバンドとRSI
・ MACDとストキャスティクス
・ ADXとボリンジャーバンド
全て無料で利用できる指標ばかりを集めましたので、ご自身に合うインジケーターをぜひ探して見てくださいね。
各種インジケーターの使い方はこちらの記事で紹介しています。
なお、ここで紹介する組み合わせが全てではありません。
人によっては4種類組み合わせたり、マイナー指標を採用したり、と個人差があります。
移動平均線とRSI
移動平均線とRSIを組み合わせる方法です。
移動平均線でトレンドの方向性を確認し、RSIが70以上なら売られ過ぎ、30以下なら買われ過ぎと把握できます。
・ 移動平均線がローソク足を上に抜き、RSIが30以下 → Highエントリー
・ 移動平均線がローソク足を下に抜き、RSIが70以上 → Lowエントリー
ボリンジャーバンドとMACD
ボリンジャーバンドとMACDを組み合わせる方法です。
ボリンジャーバンドでチャートがどのくらい動くか、MACDでトレンドの転換タイミングがわかりますよ。
・ 下部のボリンジャーバンドにチャートが触れており、MACDがシグナル(ヒストグラム)を上に抜く → Highエントリー
・ 上部のボリンジャーバンドにチャートが触れており、MACDがシグナルを下に抜く → Lowエントリー
ボリンジャーバンドとRSI
ボリンジャーバンドとRSIを組み合わせる方法です。
ボリンジャーバンドはチャートが動く範囲を示し、ボリンジャーバンドの外にチャートが出ると再度ボリンジャーバンドの内側に戻ってくる性質を利用します。
RSIは70以上なら売られ過ぎ、30以下なら買われ過ぎと把握でき、両者のタイミングが揃った瞬間を狙います。
・ 下部のボリンジャーバンドの外にチャートが出て、RSIが30以下 → Highエントリー
・ 上部のボリンジャーバンドの外にチャートが出て、RSIが70以上 → Lowエントリー
MACDとストキャスティクス
MACDとストキャスティクスを組み合わせる方法です。
MACDからはトレンドが続きそうか、などトレンドの強さや転換するポイントを読み取れ、ストキャスティクスはRSI同様、売られ過ぎと買われ過ぎなど相場の過熱感を知ることができます。
・ MACDがシグナル(ヒストグラム)を上に抜き、ストキャスティクスが20以下 → Highエントリー
・ MACDがシグナルを下に抜き、ストキャスティクスが80以上 → Lowエントリー
ADXとボリンジャーバンド
ADXはとボリンジャーバンドを組み合わせる方法です。
ADXはトレンドの強さを示す指標で、トレンドの発生で正の方向へ、トレンドの終了で負の方向へと動きます。
具体的にはトレンドが開始で上昇、トレンド終了で下落へと転じる動きをし、上昇中はトレンドが継続することを示唆しますよ。
ボリンジャーバンドは価格がどのくらい上下するか、という範囲を示す指標です。
・ 相場は下向きに動き、ボリンジャーバンドが拡大し、ADXが上昇し始めた → Highエントリー
・ 相場は上向きに動き、ボリンジャーバンドが拡大し、ADXが下落し始めた → Lowエントリー
ストキャスティクスと出来高
ストキャスティクスと出来高を組み合わせる方法です。
ストキャスティクスはRSI同様、相場の過熱感を表す指標で、80以上なら売られ過ぎ、20以下なら買われ過ぎと把握できますよ。
出来高は、取引量を棒グラフで表した指標です。
ストキャスティクスのサインが出現しており、出来高も増えていれば今後、相場が大きく動く可能性があると考えることができます。
・ ストキャスティクスが20以下で、出来高が増えている → Highエントリー
・ ストキャスティクスが80以上で、出来高が増えている → Lowエントリー
使い方
インジケーターを使う際の基本的な使い方を、以下に説明します。
まずインジケーターを入れる
チャート上に使用したいインジケーターを設定します。
初めは数個のインジケーターを選び、画面が見えづらくならない程度に設定しましょう。
適宜、色を変えると見やすくなりますよ。
トレンドをチェック
トレンドの方向性を確認します。
移動平均線やボリンジャーバンドなどを使用し、相場が上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、などを判断します。
エントリーポイントを確認
おすすめの組み合わせ指標に応じて、エントリーポイントを確認します。
例えば、ボリンジャーバンドとMACDを組み合わせた場合は、上部のボリンジャーバンドにチャートが触れて、MACDがシグナルを上に抜いたタイミングでHighエントリーをします。
ポイント
インジケーターの組み合わせを行う際には、以下のポイントに注意しましょう。
改善を行う
一度組み合わせを選んで取引をしていく際には、必ず改善を行いましょう。
取引の結果を分析して改善点を見つけ、今後の取引に活かすことが重要です。
おすすめは、いつ、どの通貨で、何の根拠を元に、どの時間軸で取引をしたのかメモをする取引ノートを作ることです。
後から見直すことで、案外損をするタイミングが同じ、など苦手なポイントに気付きやすくなりますよ。
状況次第でインジケーターを変える
常に同じ組み合わせで使い続けるのは大切ですが、一定期間取引を行ってなかなか勝率が上がらない場合はインジケーターが合っていないのかもしれません。
その際には、ご自分に合うインジケーターを再度探して、最適な組み合わせを追求してみてください。
相場自体の状況も常に変動しているので、その時々でインジケーターを変えながら戦略を練っていきましょう。
例えばRSIを使っていたが、ストキャスティクスの方が良い、など同じ過熱感を示す指標を入れ替えてみるのも良いのではないでしょうか?
まとめ
今回はインジケーターの重要性や組み合わせるメリット、おすすめの組み合わせ指標、使い方、注意点について解説していきました。
インジケーターはバイナリーオプション取引において、統計的かつ客観的に判断できる重要な指標です。
バイナリーオプション初心者の方でもインジケーターを有効活用することで、ご自身のトレードの精度を高めて勝率を上げることにつながります。
組み合わせ方には様々なパターンがあるので、都度改善を行いながら自分にあったインジケーターの組み合わせを探してみてくださいね。